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気になる派遣社員の給料!
どんな仕組みになっているの?

2019/01/29(火) 配信

気になる派遣社員の給料!どんな仕組みになっているの?

 派遣社員として働くことを希望する人にとって、派遣社員の給料はどのような仕組みになっているのかは気になる点の1つでしょう。派遣者には雇い主と職場が異なり、どこから給料が出ているのかがわかりにくいところがあります。また、昨今の派遣社員は正社員と同じくらい稼げるようになったと聞いても本当に稼げるのかが疑問という人もいるはずです。そこで、派遣社員の給料の仕組みや相場などについて詳しく解説します。

派遣社員の給料について気になることは?

派遣社員の給料について気になることは?

 まずは、派遣社員として働くとしたら、給料についてはどのような点を気にする人が多いかアンケートを取って調べてみました。

 【質問】
 派遣社員の給料について気になることを選んでください。
 【回答結果】
 派遣社員の給料相場:80
 派遣社員の給料日:8
 派遣社員の給料にかかる消費税:12
 派遣社員の給料について気になることを選んでください。
 調査地域:全国
 調査対象:年齢不問・男女
 調査期間:2017年06月23日~2017年06月30日
 有効回答数:100サンプル

やはり多いのは相場が気になる人

・派遣元の会社により、同じ就業先でも給料が違うことがあるので、それが気になるから。(40代/個人事業主・フリーランス/男性)
・正社員やアルバイトと比較して、どの程度なのか気になる。(20代/学生/女性)
・派遣で働いたことはありませんが、どの程度のお給料をもらっているのかは興味があります。(50代/専業主婦(主夫)/女性)

 給料の相場が気になると回答した人は、単に派遣社員として働くといくらぐらいもらえるかが気になっているばかりではないようです。派遣会社ごとの差や、正社員、アルバイトなどほかの雇用形態で働く人がもらう給料との差を気にしている人のほうが多く感じられました。それに対して、選んだ人が少なかったものの、派遣社員の給料にかかる消費税が気になるという人も100人中12人いました。

・所得税や住民税以外に消費税(30代/パート・アルバイト/女性)
・何故消費税がかかるのかが分からない。登録会に行ったがそのような説明を受けた事は一度もない。(20代/専業主婦(主夫)/女性)
・給料にかかる消費税とはどのようなものか、とても気になった。(40代/個人事業主・フリーランス/男性)

 消費税が気になると回答している人は、今回アンケートの選択肢を見るまで、派遣社員の給料に消費税がかかることを知らなかった人ばかりのようです。消費税というと、買い物をしたときに支払う税金というイメージが強いこともあり、なぜ給料に消費税がかかるのか理由がわからなければ、ほかの選択肢よりも気になってしまうというのもうなずけます。

 アンケートの結果から見えてきたのは、給料の相場について多くの人が気にしていることでした。そこで、実際にいくらぐらいが派遣社員の給料の相場なのかを詳しく見ていきます。

派遣社員の給料って相場はいくらぐらいなの?

派遣社員の給料って相場はいくらぐらいなの?

 派遣社員の給料の相場を語る際には、どういう条件で相場を考えるかが重要です。なぜなら、派遣社員が働く業界や職種は多岐に渡っていて、職種間には大きな収入格差があるからです。たとえば、派遣でも給料が高いのがシステムエンジニアやプログラマといったIT系の専門職ですが、このような業種の派遣社員は特定派遣のケースがほとんどです。一般派遣よりも給料の設定が高く、平均でも400万円弱という給料の水準です。ですから、なかにはもっと稼いでいる人もいるわけです。それに対して、最も給料が低いのは建築物清掃の派遣社員です。この業種の派遣社員は特定派遣でも相場が200万円程度、一般派遣だと200万円を切ります。派遣社員全体で見れば、平成27年度の賃金統計調査を元に計算すると相場は328万円ということになりますが、実際には、職種ごとに大きな差があるのです。しかし、派遣社員は年齢ごとに収入格差は少なく、どの年齢層も20代前半を除けば、相場は320万円台から330万円台です。昇給やボーナスがないという派遣社員の特徴が影響していると考えられます。さらに、派遣社員の給料は性別や地域による相場の差も大きいのが特徴です。東京や大阪をはじめとする大都市圏では相場が400万円を上回りますが、地方都市のなかには300万円を切る地域もいくつかあります。この差は、専門性の高いIT系の特定派遣社員の需要が都市部に集中しているからと考えられます。また、男女の収入格差も、女性が従事している職種に相場が低いものが集中していることが背景にあると考えられます。

 詳しくは、「派遣社員の給料が知りたい!相場と収入アップの方法は?」をご参照ください。

派遣社員はいつが給料日?

派遣社員はいつが給料日?

 派遣社員の給料日は、派遣会社や派遣先によってばらつきがあります。給料日の設定としては、25日が最も多く、15日や20日、末日などもありますが、なかには16日や24日というケースもあります。なぜこのようなばらつきがあるかというと、派遣社員の給料の仕組みが原因になっています。派遣社員は派遣先に直接雇用されているわけではないため、あいだに派遣会社が入り、派遣会社から給料が振り込まれます。派遣先の給料の締め日は、正社員やパート・アルバイトなどと同じことが多く、その締め日に合わせて、派遣社員が働いた時間分の給料が派遣会社に支払われます。そのなかから、派遣会社が必要経費などの取り分を除き、派遣社員に支払われるという形になるため、締め日から支払いまで時間がかかるケースが多いのです。締め日と同じ月に支払われる場合もありますが、翌月払いになることが多く、なかには翌々月の最初までずれ込むケースもあります。給料日が土日や祝日と重なった場合も、正社員の給料とは異なることがあります。正社員は土日に給料日がかかったときには、前日に支払われるのが一般的ですが、派遣社員の場合は、稀に翌営業日の支払いというケースがあります。派遣社員の給料日は、あいだに派遣会社が入っている分だけ、処理に時間がかかり、派遣会社によっては遅れるケースもありますから、締め日や給料日の扱いについては登録前にある程度チェックをしておいたほうがよいかもしれません。給料日の日にちによっては、年末年始などを含めて公共料金や家賃の支払いに困るケースもありえますので注意しましょう。

 詳しくは、「派遣社員の給料日情報!給料がもらえる仕組みや傾向は?」をご参照ください。

派遣社員の給料に消費税がかかるのはなぜ?

派遣社員の給料に消費税がかかるのはなぜ?

 派遣社員の給料には消費税がかかるということは、実際に派遣社員として働いたことがある人でも知らないことが多いようです。もちろん、派遣社員の給料に消費税がかかると言っても、派遣社員の給料から消費税が引かれるわけではないため、派遣会社によっては明細に消費税の記載がなく気付かないケースが多いとも考えられます。なぜ、派遣社員の給料に消費税がかかるのかというと、派遣契約を結んでいるのが派遣社員本人ではないからです。派遣先の会社と派遣契約を結んでいるのは派遣社員が所属している派遣会社です。つまり、会社同士の取引で、労働力を提供する代わりに代金を支払うという契約と考えることができます。派遣社員の労働に対する対価は派遣会社に支払われるため、その分は売上として消費税が課せられます。ですから、派遣会社は前もって消費税をプラスした形で派遣先の企業に対価を請求していて、受け取った段階で消費税分を支払うという形を取っています。具体的に言うと、消費税を8%とした場合、派遣先での派遣社員の時給が2,000円、派遣社員が受け取る時給は1,500円とすると、派遣先に請求される金額は2,160円です。派遣会社がその金額を受け取ったとき、そこから取り分の500円を引き、160円の消費税を支払った後、派遣社員に1,500円を支払うというのが派遣社員の給料の仕組みです。ですから、派遣社員が給料から消費税分を引かれるわけではありませんが、派遣先の会社が派遣社員の給料分として支払う金額には消費税がかかっているというわけです。この消費税が発生する仕組みに関して、登録前にきちんと説明をしている派遣会社とそうでない派遣会社があり、派遣会社によって給料明細に明記するかしないかという違いも見られます。実際に派遣社員自身が支払う金額ではありませんが、どのような仕組みで給料に消費税がかかっているかということは知っておいたほうがよいでしょう。

 詳しくは、「派遣社員の給料には消費税がかかる?派遣と消費税の関係とは」 をご参照ください。

気になることは聞いて納得

気になることは聞いて納得

 派遣社員の給料に関しては、直接雇用の労働者とは異なる部分がいろいろとあります。途中に派遣会社が入る分だけ、派遣先の会社がいくら支払って、派遣会社がいくら引いているのかわからないというのが一般的です。同じ派遣先でも派遣会社ごとに異なる給料で働いているケースもあります。ですから、気になるのであれば、他社ではいくらで働いているのかというのも聞く機会があれば確かめてみるとよいでしょう。気になることは放っておかずに解決して、よりよい条件で働きたいものですね。

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