派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで
2019/02/20(水) 配信
大学生になると活動範囲が広がり、人付き合いが増えるほどに、経済的負担が増えることもあるでしょう。また、一人暮らしの大学生のなかには、仕送りが少なく生活費を稼ぎたいと思う人もいます。大学生がアルバイトをする場合、大学生活といかに両立できるかが重要です。今回は、大学生に適しているアルバイトには何があるのか、アルバイトを選ぶ際はどのような点に注意すればいいのかなどを検証していきます。
現役大学生に、長期休暇中にやりたいアルバイトについて聞いてみました。
楽しめるアルバイト希望!なかには時給重視の人も
・沖縄のような観光地でのアルバイトに興味があります。アルバイトができる上、観光地にも行けるという2度得があるので、長期休暇になると募集をしていないか探すことがあります。(20代/男性/学生)
・バー。夜更かしできるし数時間で大量にお金をもらえるイメージがあるから。実際に時給が高いのはうらやましい。普段は毎日学校があるのでスカイプ家庭教師や、土日にホテルのフロントなどで働くぐらいしかできない。(20代/女性/学生)
・海の家のアルバイトに興味があります。時間と体力のある大学生にうってつけですし、一緒にひと夏を過ごして仲良くなるバイト仲間もたくさんできそうだし、もちろんすぐ海に入れるのも魅力の1つだと思います。(20代/女性/学生)
・短期のアルバイトなので、やりがいや適性よりも高時給かどうかを基準に選びます。軽作業やイベントスタッフは時給が高いことが多い気がするので、そのようなアルバイトがしたいです。(10代/女性/学生)
・まとまった時間がとれるため、自分の強みや趣味を活かせるアルバイトをしてみたい。その経験から、今まで意識できなかった有効な時間の使い方を見出してみたい。(20代/男性/学生)
【質問】
長期休暇中だけ短期のアルバイトをするなら、どのようなアルバイトに興味がありますか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:【年齢】0 - 20 20 - 29 【職業】学生
調査期間:2018年09月12日~2018年09月19日
有効回答数:90サンプル
リゾート地や好きなジャンルでの短期アルバイトを希望する声が多い結果となりました。収入の多さを念頭に置いている人もいましたが、どちらかというと楽しみながら働きたい人が多いようです。
法律によってアルバイトの業務内容に制限がかかるのは、18歳未満までです。大学生になると、18歳未満では禁止されていた時間外労働や、22時以降の深夜勤務もできるようになります。残業では残業手当、深夜勤務では深夜手当が支給されるため、少しでも多く稼ぎたい人にとっては魅力的です。しかし、大学生の本分は学業です。アルバイトのシフトを入れすぎて大学生活に支障をきたしてしまうのは本末転倒でしょう。
働きすぎは学業との両立ができなくなる典型的なケースです。労働時間が多すぎないようにシフト調整をしていても、頼まれて予定外のシフトに入るケースもあります。もし、人手が足りないからと頼まれた場合は、シフトに入ることで大学のスケジュールに悪影響が出ないかを必ずチェックしましょう。労働時間に関する自分なりのルールを定めて、それ以上は働かないと決めるのも1つの方法です。
大学生ならゼミや実験が長引いて、ほかの方にシフトを交代してもらうこともあるでしょう。シフト調整はお互いさまですから、頼まれると断りにくいと思うかもしれません。しかし、無理をして身体を壊してしまっては元も子もありません。大学では、出席日数が足りなかったりテストに落ちたりすると留年してしまいます。仮に、就職活動で内定がもらえたとしても、留年が決まると内定取り消しになって企業にも迷惑を掛けてしまいます。大学生活とアルバイトを両立するために、労働時間の管理は徹底することが大切です。
詳しくは、「大学生のアルバイトは学業と両立できる労働時間にしよう!」をご参照ください。
テストやレポート、ゼミなどの勉強が大変で普段アルバイトができない大学生には、長期休暇を利用した短期アルバイトがおすすめです。大学生の長期休暇は春、夏、冬の3回です。冬休みはクリスマス前後から正月明けの2週間程度ですが、春休みや夏休みは2カ月ほどの長期に渡ります。大学生の長期休暇期間は各業界の繁忙期でもあります。忙しい時期に合わせた短期アルバイトが豊富ですので、ぜひ求人情報を探してみましょう。
春休みの短期アルバイトでは、引っ越し屋や配送業者、家電量販店などでの募集が多くなります。4月の新学期や新シーズンに向けて引っ越しが多くなるためで、引っ越し料金が最も高くなる時期です。時給も高めなので、体力に自信のある人は、チャレンジしてみましょう。夏休みには、リゾート地での接客業が人気です。自分もリゾートの雰囲気を味わえるほか、食事の提供があるケースが多いので、楽しみながら効率良く収入を得られます。デパートでの販売に興味がある人は、夏のお中元や冬のお歳暮シーズンに合わせて求人情報をチェックするのが良いでしょう。
このほか、冬休みの短期アルバイトでは、クリスマス商品の販売や調理、年賀状の仕分けや配達、神社での仕事などがあります。どのシーズンも、その季節ならではの仕事が目白押しです。繁忙期ですので業務も忙しくなりますが、大学生の同僚が多いことも予想されますので、楽しくアルバイトができるのではないでしょうか。
詳しくは、「大学生ができる短期のアルバイトは?長期休暇に合わせて探そう!」をご参照ください。
大学生の中には、スケジュールを上手にやりくりして高収入を稼ぐ人もいます。ここで注意しておきたいのは、大学生でも収入が多ければ税金が発生する点です。特に、親の扶養に入っている方は注意が必要です。大学生がアルバイトをする前に知っておきたいのが、所得税と住民税でしょう。所得税は収入があれば必ずかかりますが、控除される額も決まっています。所得税の基礎控除は38万円、アルバイトによって生じる給与所得控除は65万円です。この2つの合計103万円以内の年収なら、非課税となり所得税はかかりません。住民税は、地域によって若干の違いはあるものの、一般的には所得が35万円以下なら非課税になります。これに給与所得控除の65万円を足して、年収が100万円以下なら、住民税はかかりません。
さらに、勤労学生控除の対象になっていれば、年収130万円以下なら所得税が、126万円以下なら住民税は生じません。もうひとつ、大学生が注意すべきは親の扶養に入っているかどうかです。もし、親の扶養に入っているなら、103万円以上稼ぐと扶養から外れてしまいます。勤労学生控除の範囲内で大学生自身の税金は安くなっても、親の課税額が増えてしまいます。アルバイトを探す前には、扶養に入っているのか、年収はいくらまで稼いで良いのかなど、親と相談しましょう。ちなみに、住民税の地域差はそこまで大きいものではありません。その点を気にするよりは、課税の対象となる程度の収入を稼ぎたいのか、親の扶養範囲内で働くのかを気にすることがより重要です。経済状況によっては、扶養から外れると親に迷惑をかけてしまいます。アルバイトをする場合は、税金について必ず考慮しましょう。
さらに、健康保険についても、親がサラリーマンで会社の健康保険に加入している場合、学生は親の扶養親族とみなされています。しかし、一般的にアルバイトの年収が130万円を超えると健康保険の扶養から外れてしまいます。この場合、自分で国民健康保険に加入しなければならないので注意が必要です。
詳しくは、「大学生のアルバイトで所得税・住民税が発生する!?覚えておきたい豆知識」をご参照ください。
複数ある雇用形態のうち、派遣という働き方があります。派遣会社に登録すると、登録者の希望に添った仕事を派遣会社が紹介してくれます。派遣登録は大学生でも可能ですので、短期・単発で仕事をしたい方はぜひ登録してみましょう。30日以内の仕事は日雇派遣と言われており、労働者の安定を確保するため、基本的には禁止されています。しかし、昼間学生は本業が学業であることから、30日以内の日雇い派遣が許可されています。人が足りない繁忙期に単発で人を派遣できるので、日雇い派遣の大学生は派遣会社でも重宝されやすいのが利点です。
登録制なら、予定があるときは無理に仕事に入る必要がなく、自分の都合に合わせて仕事の予定を組めます。授業や実験、サークルなどの予定を決めたら、無理なく働ける日に日雇い派遣の仕事をするのがおすすめです。
派遣される現場や派遣会社によって、日払いや週払いなどでお給料がもらえることもあります。急ぎでお金がほしいときにはもってこいの働き方といえるでしょう。仕事内容も、イベント運営スタッフや臨時の店舗スタッフ、イベント設営など、多岐に渡ります。
大学生が優先するべきは、学業です。しかし、大学生活の合間を縫ってアルバイトをすることは、自分の適職を探る上で大きなメリットになります。就職活動の時期に入ってからいきなり希望の業種や職種を決めるのは大変なものです。アルバイトを通して向いている仕事、これからチャレンジしたい職種がわかっていれば、就職活動のヒントになるでしょう。アルバイト経験を通して、社会人になるための第一歩を踏み出していきましょう。
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