TEL0120-700-700

派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで

派遣から正社員へ!正社員登用のための
履歴書・職務経歴書の書き方のポイント

2019/02/04(月) 配信

派遣から正社員へ!正社員登用のための履歴書・職務経歴書の書き方のポイント

 これから派遣社員として働こうとしている人、あるいは現在派遣社員として働いている人のなかには、派遣社員から正社員を目指している人もいると思います。
 派遣社員が正社員になる方法としては、転職活動をして直接正社員の求人に応募するほか、派遣先の正社員登用制度を利用するという方法もあります。
 ここでは、正社員登用制度を利用する際に必要となる、履歴書や職務経歴書などの書き方について解説します。

履歴書の書き方のコツ

履歴書の書き方のコツ

 正社員登用制度に応募する際には、派遣先に履歴書を提出しなければなりません。履歴書は応募者の印象を左右する重要な書類です。履歴書を提出した経験のある人も多いと思います。このとき、丁寧な字で書く、誤字脱字に気をつける、全ての項目を空欄なく埋める、学校の卒業年度などは正確に記入するといった基本的な注意点についてはすでに覚えたという人が大半ではないでしょうか。
 しかし、履歴書には姓名や住所、経歴、資格などあらかじめ決められた事項を記入する欄のほかにも、志望動機や自己アピールを自由に書けるスペースがありますよね。
 このスペースをどう埋めるかが、正社員登用制度の履歴書では大切なのです。まず気をつけてほしいのが、志望動機部分の書き方です。志望動機を考えるときには「なぜこの会社で正社員として働きたいのか」を意識しましょう。逆にNGなのは、「安定した働き方がしたい」など安定性や待遇面を重視していると取られるような志望動機を書いてしまうことです。会社としては自社に貢献してくれるのはもちろん、長期間責任を持って働いてくれる人材がほしいと考えています。これまでの経験・スキルを活かして、会社に貢献できることをアピールしつつ「この会社にどうしても就職したい」ということが伝わる志望動機を考えましょう。さらに、正社員になると派遣時代に比べて責任も増えます。正社員としての苦労や責任を負う覚悟を絡めて志望動機を考えるとベストです。

職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書の書き方のポイント

 職務経歴書の提出は、派遣先に自分のスキルや経験を具体的に伝えることができる貴重なチャンスです。
 選考者側としては、どの会社で、どのくらいの期間どのような業務を担当し、どんなスキル・経験を積んできたのかを知りたいと考えています。そのことを踏まえたうえで内容を考えるのが、伝わる職務経歴書を書くコツです。
 具体的には、初見の人でもこれまで自分がどんな経験を積んできたのかすぐに分かるような内容を目指します。
 たとえば、ずっと派遣会社で働いてきた人の場合、職務経歴書に「〇〇年○月株式会社〇〇派遣登録」と派遣元に登録したというような形で経歴を書くこともできますが、それだけだと具体的に仕事を通してどんな経験を積んできたかが伝わりませんよね。
 そこで、派遣元だけではなく、派遣先の職場についても「株式会社△△ 〇〇部(派遣社員として勤務)」のように書くようにします。このとき、期間が短い派遣先についてもすべて記入するようにしましょう。
 さらに、どの職場にどれだけいたのかという事実だけを記入するのではなく、自分の能力が伝わるような内容を付け加えるのもポイントです。たとえば、職場の名前を書いたら、そのあとにはどんな仕事をしてきたのか「クライアントとの交渉など営業事務を担当」のように仕事の内容を具体的に書きます。また、派遣先・派遣元で評価されたポイントやエピソード、キャリアチェンジで努力したポイント、転勤や昇進の事実などについても忘れずに記載するようにしましょう。

履歴書や職務経歴書でできる定番のアピールポイント

履歴書や職務経歴書でできる定番のアピールポイント

 履歴書や職務経歴書の提出は、求職者にとっては自分のよさをアピールできる貴重なチャンスです。それでは、派遣社員から正社員を目指す場合には、どのような点を重点的にアピールしていけばよいのでしょうか。全国の社会人に聞いてみました。

大切なのは自分のこれまでの経験を伝えること

・自分の強みとなる今までの派遣で学んだ事やスキルを明確に伝える。(24歳/女性)
・紹介予定派遣で正社員を目指す場合は、勤める業種・業界にて自分はこれだけのことが出来る(経験などを含む)ということを伝えること、同様にこれから新たなことにも積極的に取り組んでいくことをアピールしていくことだと思います。(46歳/男性)
・どんな能力があるのか(これまで携わってきた仕事の内容を具体的に)ということと、真面目な勤務態度を示せればいいと思います。(37歳/女性)
・自分の職歴や経験が、その会社にとって有利に働くと言うことを伝えるべきだと思います。(43歳/女性)
・派遣でどんな実務をこなし、その上で何を学んでスキルとして身につけたか、また正社員としてどんな仕事にチャレンジしたいか、今までの経験を繋げられるかをアピールする必要があるかと思います。細かく書くべきは、「業務内容」の部分です。どのような業務をどれぐらいの期間担当していたかだけではなく、「どこまで行っていたか」が大切です。私が採用担当として書類審査をしていた時はその部分を重点的に見ていました。「派遣だから」と卑屈にならず、正々堂々とアピールしましょう。(38歳/男性)

 【質問】
 派遣から正社員登用を目指す際、履歴書や職務経歴書ではどんなことを重点的に伝えるべきだと思いますか?

 【回答結果】
 フリー回答
 調査地域:全国
 調査対象:【職業】パート・アルバイト 個人事業主 公務員 正社員 派遣社員 経営者
 調査期間:2018年05月28日~2018年06月04日
 有効回答数:100サンプル

 これまでの仕事で得た経験やスキルを具体的に書くことが大事という意見が多く寄せられました。今までの経験を活かし、会社にどのような貢献ができるのか。それをしっかりと担当者に伝わるように書くことが重要ということのようです。実際に採用担当者をしていた人のアドバイスもあり、これから正社員登用試験に挑む人にとっては役に立つアンケート結果となったのではないでしょうか。

正社員登用試験の小論文の書き方は?

正社員登用試験の小論文の書き方は?

 正社員登用試験では、試験科目として小論文が課されることがあります。日頃文章を書き慣れていないという人もいるかもしれませんが、小論文は慣れです。さらに、正社員登用試験の小論文ではお題が決まっている場合も多いです。具体的には「正社員になって将来どんなキャリアを築いていきたいか」というテーマがよく問われます。
 よい小論文を書くコツは、まず言いたいことをコンパクトにまとめ、長々と書かないことです。分かりやすく簡潔な記述を心がけ、何を言いたいのかがひと目で分かるような文章を目指しましょう。市販の論理的な文章の書き方、小論文の対策本といった書籍で勉強するほか、友達や家族などに一度書いたものを読んでもらい、感想をもらうのもよいかもしれません。
 また、小論文を書く目的から逆算して中身を決めることも大切です。正社員登用試験の試験科目として課されている以上、今の職場に関する話題や「正社員になりたい」という意欲については触れておくべきでしょう。具体的には正社員登用後の抱負や仕事への熱意、これまで派遣先で経験してきた業務、人間関係で得たことについて盛り込んでいきます。書きたい内容や思いをまずは全て書き出してみてから推敲を重ねると、自分らしい文章を作りやすいかもしれません。

書類で自分を上手くアピールしよう!

書類で自分を上手くアピールしよう!

 派遣社員から正社員になれる正社員登用制度は、正社員になりたい人にとっては魅力的な制度です。しかし、実際に社員になるためには普段の仕事をがんばるのはもちろんのこと、正社員登用試験に受かる必要があります。
 正社員登用試験に受かるためには履歴書や職務経歴書、あるいは論文などで自分の魅力や社員登用後のキャリアプランをしっかりと伝えていくことが大切です。企業側の担当者に「この人を採用したい」と思わせられるように、書くべきポイントを押さえつつ丁寧に記述していきましょう。

 関連記事:「派遣から正社員を目指す!正社員登用制度とは」をご参照ください。

 グロップグループの求人情報サイトGROP WORK STYLEの「グロップグループの求人一覧」お仕事検索はこちら。