TEL0120-700-700

派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで

派遣社員も取れる?
産休の取得条件とは?

2019/02/13(水) 配信

派遣社員も取れる?産休の取得条件とは?

 派遣社員は、自分が働く上で、どのような点が正規雇用社員と違っているのかを正しく理解することが大事です。働き始めてから、こんなはずではなかったと思うことがあっても文句は言えません。例えば、出産を希望している方は派遣も産休は取得できるのか、取得できるとしたらどんな条件があるのか、ということは知っておく必要があるでしょう。特に、給付を受け取りながら休む場合は、どのような休暇にも取得条件があります。どんなときに取得できるのかという条件を事前に知っておくことは不可欠です。この記事では、派遣社員が産休を取得するための条件について解説します。

非正規雇用も産休取得が可能!知っている人は何人?

非正規雇用も産休取得が可能!知っている人は何人?

 最初に、どれくらいの人が、非正規雇用も産休の取得が可能だということを知っているのか調べてみました。

 【質問】
 正規雇用以外(契約社員、派遣社員、パート・アルバイト)も産休が取れることを知っていますか?
 【回答結果】
 はい : 53
 いいえ : 47
正規雇用以外(契約社員、派遣社員、パート・アルバイト)も産休が取れることを知っていますか?
 調査地域:全国
 調査対象:【性別】女性
 調査期間:2018年07月12日~2018年07月19日
 有効回答数:100サンプル

知っているのは2人に1人

 今回のアンケートでは、知っていると答えた人が53人と、知らないと答えた人を若干ながら上回りました。
・友人が契約社員で働いています。彼女が産休を取って休んでいたので知りました。(50代/パート・アルバイト/女性)
・事前に派遣会社から説明がありました。ただ派遣先の会社によってはその会社で再び働くことはできないかもしれないとの注意もありました。(20代/派遣社員/女性)
・私の勤めていた会社では契約社員も産休を取っています。パート・アルバイトで産休を取っている人は見たことありませんが。(40代/個人事業主・フリーランス/女性)
 産休を取れることを知っていると答えた人のほとんどが「身近に産休を取得した人がいる」と答えています。事前に職場で説明があったという人もいましたが、周りに産休を取る人がいて初めて取得が可能だということに気づくという状況が多いようです。一方、知らないと答えた人のコメントは以下の通りです。

・産休の権利はあるかもしれないですが、実際に派遣や契約社員の人が産休を取っているのを見たことがないからです。(40代/専業主婦/女性)
・派遣で働いている友人が、「出産前に仕事を辞めなければいけない」と言っていたから。(30代/正社員/女性)
・正社員でも産休、育休はなかなか取りにくい会社もまだまだ多く、仕事を辞める人もいるからです。(40代/専業主婦/女性)

 非正規雇用でも産休を取れることを知らなかったと答えた人の多くが、「実際に産休を取っているのを見たことがない」と答えています。権利はあっても、実際は取得できないだろうと考えている人が多いようでした。制度として認められているかもしれないが、実際には無理だろうと受け止めている様子がうかがえます。
 今回のアンケートでは、実際に非正規雇用として働いている人や、日常的に非正規雇用の人と一緒に働いている人でも、産休取得の権利があることを知らないケースが多いということが分かりました。ですから、派遣社員の産休取得を増やすためには、取得が可能であることを知るところから始める必要がありそうです。ここからは、派遣社員はどうやって産休を取得するのかを見ていきましょう。  

派遣社員もOK!産休は取得可能

派遣社員もOK!産休は取得可能

 産休は雇用形態に関係なく取得可能です。ですから、契約社員や派遣社員だけでなく、アルバイトやパートなども取得することができます。ただし、派遣社員の場合は、産休の申し出をする先が他の雇用形態と異なるので、間違えないように注意が必要です。派遣社員は、派遣元に雇用されているので、派遣元に産休を取りたい旨を申し出ましょう。
 仮に、派遣先に産休を取りたい旨を伝えて「派遣が産休を取ることはできない」と言われたとしても諦めてはいけません。産休を申し込む先は派遣元なので派遣先で産休を取れないのは当然です。派遣元にすぐ連絡しましょう。

産休に取得条件はある?どれくらい休めるの?

産休に取得条件はある?どれくらい休めるの?

 一般的に産休と呼ばれている休みには、産前休業と産後休業の2種類があります。産前休業は、出産予定日の6週間前、双子以上の場合は14週間前から取得可能です。取るか取らないかは本人の意思で決まり、出産するまで働くこともできますが、仕事で無理をすることが早産などに繋がってしまうこともあります。ですから、本人が希望した場合、会社は休みを取らせなければなりません。また、本人が請求した場合は、他の軽易な業務に転換するなどの措置をとることも求められます。
 それに対して、産後休業は、本人の希望に関わらず必ず取らなければいけない休みです。出産翌日から8週間以内は働いてはいけないと法律で決まっています。ただし、産後6週間を経過した後であれば、労働者本人が請求し、医師が支障なしと認めた業務については就業可能です。

産休と一緒に検討しよう!育休の取得条件

産休と一緒に検討しよう!育休の取得条件

 産休の期間が明けたからといって、すぐに働けるとはかぎりません。働きたいという意思はあっても、環境的に難しい場合もあります。そのような場合には、育休を申請するようにしましょう。ただし、育休の場合は産休と異なり、取りたいと思ったら誰でも取れるというわけではありません。取得条件が細かく決まっているので、きちんと確認しましょう。  
 育休を取得できるのは、基本的に子どもが1歳になるまでの期間です。同じ派遣会社で1年以上働いている場合で、なおかつ、子どもが1歳になってからも継続雇用が見込まれることが最低限必要です。そのうえで、子どもが1歳6カ月になる前日までに契約が満了したり、契約更新がなくなったりすることが明白になっていないことが必要です。条件が合えば、2歳の誕生日の前日まで育休期間を延長することもできます。  

派遣社員だからという遠慮は不要

派遣社員だからという遠慮は不要

 派遣社員なのに産休や育休を取るのは気が引けるなどと気にする女性もいるかもしれません。しかし、産休や育休は、雇用形態と無関係で取得できると法律で認められている休みです。ただし、権利として産休や育休の取得を主張するためには、まず派遣社員自身が正しく制度の中身を知っている必要があります。派遣社員も産休や育休は取れます。不要な遠慮はせず制度を利用しましょう。

関連記事:「派遣社員も産休を取れる!知っておきたい基礎知識」をご参照ください。

 グロップグループの求人情報サイトGROP WORK STYLEの「グロップグループの求人一覧」お仕事検索はこちら。