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2017/12/07(木) 配信
自分が持っている資格を活かすために、派遣社員として働きたいと考えている人は少なくないはずです。その場合、派遣登録する際には、自分が持っている資格を証明するために資格証明書などを用意する必要があるのでしょうか?資格証明書に限らず、これまで派遣社員として働いたことが無いなら、登録時に何が必要なのかを知っておかなければなりません。ここでは、資格証明書を初めとする派遣登録のときに用意すべきものについて解説します。
資格を活かして派遣社員として働きたいと考えている人にとって、自分が持っている資格はいわば武器の1つと言えるものです。ですから、持っている資格をどのようにアピールすれば効果的なのかを考えるのは当然でしょう。自分の取得した資格を派遣登録の際に、派遣会社の担当者にわかってもらおうと思ったら、資格証明書を提出したほうがよいのではないかと考えるかもしれません。しかし、実際の派遣登録では、資格証明書を提出するように言われるケースは少ないのが現状です。もちろん、派遣会社によっては派遣登録の際の提出物の中に資格証明書が含まれていることもあります。それでも、大手の派遣会社は資格証明書の提出を求めないところのほうが多く、ほとんどの場合が自己申告の形です。ただし、登録時にはスキルチェックが行われ、問題なく実務で使えるだけのスキルを持ち合わせているかが調べられます。ですから、スキルチェックの対象となっているスキルが苦手な状態で派遣登録に行ったほうが厄介かもしれません。派遣の仕事では、過去にどんな資格を取得したかよりも、実務レベルのスキルを持ち合わせているかという点が重視されるため、資格に関しては自己申告で、登録時はスキルチェックが行われることが多いと考えられます。どれだけたくさんの資格を持ち合わせていても、実務で活かせるだけのレベルをキープしていなければ仕事には活かせないからです。とは言っても、スキルチェックされたもの以外で実務に活かせる資格を取得していることをアピールすることは、決して損ではありません。派遣登録したあとで、仕事の紹介を受ける際に有利に働くかもしれません。ですから、提出は求められないものの、資格証明書を用意して自主的に提出するのもいいでしょう。資格の内容によっては担当者の目に留まる可能性があります。
では、実際どれくらいの人が資格証明書を提出しているのでしょうか?これまでに派遣社員として働いたことのある皆さんにお聞きしてみました。
【質問】
資格証明書の提出はしましたか?
【回答結果】
提出した:55
提出しなかった:106
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年06月23日~2017年06月30日
有効回答数:161サンプル
無理なく資格取得できて仕事の幅も広がる
・職種が一般事務であり、特別な資格等は必須ではなかったので、資格証明書の提出は求められなかった。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
・持っている資格は細かく聞かれましたが、証明書の提出は特に求められませんでした。(30代/派遣社員/女性)
・資格がないので提出のしようがない。(50代/個人事業主・フリーランス/男性)
今回のアンケートでは、提出をしなかった理由として最も多かったのが、派遣会社から提出を求められなかったからというものでした。ただし、資格を必要としないような業務内容だったケースと、口頭でどんな資格を持っているかを尋ねられたケース、スキルチェックで現在の能力を確認されたケースの3つがあるようです。一方、提出したと答えた人のコメントは次の通りです。
・ビジネス実務法務検定やウェブ・プログラミング関係の資格書の写しを提出し、面接で関連の業務が可能であることをアピールしました。(30代/正社員/男性)
・添乗員として登録したため、一般旅行業務取扱管理者の合格証を提示しました。(40代/個人事業主/女性)
・商社の営業アシスタントとしての仕事で、英語と貿易実務の資格が必要であったため。(30代/正社員/男性)
資格証明書を提出した人のコメントを見てみると、特定の資格を持っていることが登録や採用の条件となっているケースがほとんどのようです。
今回のアンケートの結果から、一般的な業務の場合は、資格を取得していることよりもスキルを実際に使いこなせるかどうかのチェックが大事なのに対して、特殊な資格を必要とする業務の場合には資格を取得していることが最低限の条件になっていることがうかがえました。では、続いて派遣登録に必要なものにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
派遣登録の際には必ず持って行かなければならないものがいくつかあります。
・履歴書や職務経歴書
実際には履歴書不要という派遣会社も多いのですが、あらかじめ記入した履歴書を持って行くと登録の際に必ず役立ちます。なぜなら、履歴書や職務経歴書が要らないと言われる場合は、ほとんど派遣登録のときに履歴書や職務経歴書に書く内容をその場で書かされるからです。何も用意せずに行って書くようにと言われても、思い出せないことがあったり、正しい日付を書けなかったりすることもありますから、内容がすべて記載されている履歴書を持って行くと間違いなくかけて便利なのです。
・本人確認書類
身分証明書は必ず持参しなければなりません。公的機関が発行した物で、現住所と氏名と生年月日が記載されているものであることが条件です。どれか1つの項目でも抜けていると本人確認書類としては機能しません。運転免許証、健康保険証やパスポート、住民票、学生証、住民基本台帳カードなどのいずれかであれば本人確認書類として認められます。本人確認書類の住所と現住所が異なるのであれば、公共料金の領収書などを合わせて提示することで確認してもらえます。
・振込口座の情報がわかるもの
給料を銀行振込みで支払ってもらう場合には、口座情報がわかるキャッシュカードや通帳などを持参します。
・登録用の写真
履歴書用サイズの写真を2枚用意していきます。
・印鑑
シャチハタ印は不可のところもあるため、シャチハタ印以外の印鑑を持参しておきます。
・筆記用具およびノートまたは手帳
注意事項や連絡事項を書くために必要です。
派遣会社で不要と言われるものも含まれているかもしれませんが、実際にないと困るものですし、持って行って損はありません。最低限必要な持ち物であると思って持って行くようにしましょう。
派遣登録の際の持ち物は、派遣会社によって異なります。資格証明書についても要る場合と要らない場合があります。登録に必要ないなら持って行かなくいいと思いがちですが、念のため持って行くと役立つものがたくさんあります。実際、派遣登録会の会場に行くと、履歴書などは持ってきてよかったと感じるものの1つです。派遣の仕事に役立ちそうなものなどは持参を求められていなくても、あらかじめ用意して持参するようにするとよいでしょう。
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