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2018/11/05(月) 配信
製造業の派遣と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか。特に初めて製造業の派遣求人に応募しようとしている人にとっては、これから選ぼうとしている仕事にどんなメリットがあるのかは気になりますよね。このコラムでは、製造業の派遣社員として働く具体的なメリットを2つ紹介するとともに、働くうえで知っておきたい注意点についても説明します。良い面や注意すべきポイントを知ったうえで、自分に合った派遣先を探してみましょう。
製造業の派遣で働くことにはどんなメリットがあるのでしょうか。働く人たちの実態を探るべく、実際に製造業の派遣を経験した人に対してアンケート調査を実施しました。
【質問】
製造業で派遣として働くメリットは何ですか?
【回答結果】
就業条件が希望に合っている : 63
時給がいい : 62
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年05月09日~2018年05月16日
有効回答数:125サンプル
就業条件も時給も魅力!
アンケートの結果、見事に回答が二分される結果となりました。まずは「就業条件がメリット」と答えた人の声を紹介しましょう。
・自分のスキルを活かすことが出来ますし、その職場で新しいスキルを身につけることも出来ます。派遣とはいえ、スキルアップ出来ることが自分の条件です。(49歳/男性)
・自分の希望にあった就業場所や就業時間の仕事を紹介してもらえるため、プライベートも大事にできる。(38歳/女性)
・シフトがしっかりしているので、ワークライフバランスがとりやすいです。(29歳/男性)
働きながらスキルアップができる、シフトや就業場所などの自分にとって都合のいい勤務条件が選べるといった声が上がっています。ワークライフバランスを考えながら、スキルアップもできる点が魅力ということなのかもしれません。一方「時給の良さ」をメリットとして挙げた人についてはどうでしょうか。
・アルバイトやパートで探すより、圧倒的に時給が良いから、家族の都合も優先できて、収入を確保できるから。(51歳/女性)
・夜も働いていたので、給料はその分よかったです。きついことはあるけど、稼ぎたい時には良いと思います。(27歳/女性)
・単純作業で給料がしっかり貰える。(39歳/男性)
時給がよく、しっかり稼げる点に魅力を感じる人も多いようですね。
今回の調査結果からは、製造業の派遣には就業条件、時給双方の面で大きなメリットがあることがうかがえます。とにかく稼ぎたい人からシフト的に働きやすい職場を探す人まで、製造業の派遣はさまざまな人のニーズに応えられる仕事と言えそうです。
製造業の派遣で働くメリットは、高い給与を期待できることです。製造業の派遣は一般的に時給が高く、高待遇の求人も多いです。製造業では人手不足が深刻化しており、それに伴い派遣社員の時給も上昇傾向にあります。好条件の求人も増えており、自分の希望条件にあった仕事も探しやすい状況です。特にフォークリフト免許などの有資格者・経験者であれば、よりよい条件で仕事を探すことができるでしょう。
また、夜勤や残業をこなすことで、より効率的に稼ぐことも可能です。製造業の派遣では夜勤や残業を頼まれる機会も多くあります。特に夜22時から翌朝5時までの深夜時間帯では通常の1.25倍の割増時給をもらえます。夜勤をメインに働くなど働き方によっては月収30万円超えも夢ではありません。
さらに、働く日数・時間といった一定の条件を満たすことで、社会保険に加入できるのもメリットと言えます。社会保険に入れば、保険料の半分を会社に負担してもらえます。そのため、自分で国民健康保険などに入るよりもお得に、手厚い保障を受けられます。決して少なくない社会保険料の負担を考えると、社会保険に入れることは、実質的な給与アップとも捉えることができるでしょう。
製造業の派遣で働く2つ目のメリットは、多様な就業条件から自分に合った職場を選んで働けることです。製造業の派遣の場合、一般的な事務系の派遣に比べても勤務条件が多彩です。地方・郊外に工場がある場合も多く、地方在住の人でも求人を探すときに不利になりません。また、時間についても融通がききます。事務系の派遣のように平日・日勤の勤務が中心になるとは限りません。派遣先にもよりますが、週に2日~4日勤務も可という職場もありますし、短時間勤務が可能なケースもあります。また、働く時間帯も日勤中心という場合もありますし、24時間稼働している工場であれば高時給の夜勤で働くこともできます。
さらに、働く期間についても3カ月以内の短期から長期まで好きな期間を選んで働けます。短期間でがっつり稼ぐといった働き方もできますし、紹介予定派遣で長く働きつつ正社員を目指すのもありです。
このように、製造業の派遣で働く場合、さまざまな就業条件のなかから自分に合った仕事を探すことができます。短期間・短時間で効率よく働きたい人から将来のキャリアアップを目指す人まで、自分のライフスタイルに合う働き方が可能です。
製造業の派遣で働くメリットを紹介しましたが、実際に働くにあたっては注意点もあります。
特に注意してほしいのは、時給の良さだけで仕事を選ばないということです。高時給といわれる製造業の派遣ですが、楽で高収入を得られる仕事はそうそうありません。体力的にハードだったり高いスキルが求められたりする仕事のほうがどうしても時給が高くなります。時給が相場よりも高く高収入が期待できる仕事には、収入に見合うだけの大変さがあります。仕事内容が複雑で難しい、重量物を取り扱う、あるいは拘束時間が長い、残業・交替勤務が必須であるなど、それなりの理由があると考えるべきです。もし高収入の求人を見つけたら、収入が多い理由を派遣会社に事前に確認しておくようにしましょう。せっかく働くからには、契約満了までしっかりと働きたいものですよね。条件面をあまりよく考えずに応募してしまうと、仕事を続けられなかったり、途中で体調を崩してしまったりするおそれもあります。求人に応募するときには就業条件や仕事内容が自分に合っているのかどうか、きちんと検討してから決定することをおすすめします。
製造業の派遣のメリットの1つは、勤務日やシフト、勤務時間の選択肢が広いことです。派遣先の会社によってさまざまな働き方の形があるため、自分の希望に合う求人も見つけやすいかもしれません。さらに、一般のアルバイトやパートと比べて高い時給が期待できるのもメリットと言えます。柔軟な働き方をしたい人、短期間でがっつり稼ぎたい人におすすめです。特にものづくりの現場に興味がある人なら、やりがいを持って働けるのではないでしょうか。現場で経験を積んだり資格を取得したりすれば将来の転職などにも役立つため、手に職をつけたい人にも向いています。自分に向いてそうだなと感じたら、ぜひ一度製造業の派遣社員として働くことを検討してみてはどうでしょうか。
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