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2018/11/05(月) 配信
製造業の派遣で働くのには、何か特別なスキルや資格が必要なのでしょうか。特にこれから初めて製造業に挑戦するという人にとっては、何かと気になる部分ですよね。未経験でもOKという派遣の求人もありますが、必要とされるスキルや資格がわかっていたほうが安心して働けるはずです。そこで、このコラムでは製造業の派遣で必要とされるスキルや活かせる資格・業務経験、さらに働くことで身につくスキルについて説明します。
製造業と言っても、製造するものは食品、日用品から車、金属製品、機械、電子部品などさまざまです。さらに、どの工程に関わるかによっても求められるスキルは異なってきます。ものづくりの現場には、ラインで直接ものを作る仕事のほかにも、工場内でものを運ぶ仕事、完成した製品の検品・梱包を行う仕事などさまざまな仕事があります。どの職種に配属されるかで仕事の内容が全く違い、それぞれの仕事に合わせたスキルが求められるのが普通です。たとえば、精密部品の製造のように手先の器用さや正確さが求められる仕事もありますし、フォークリフトのように特殊な資格が求められる仕事もあります。
また、職場や作業内容によって必要な体力も異なります。力仕事が少ない現場もあれば、体力的にハードな作業が多い現場もあります。
製造派遣で求人を探すときは、自分の現在の体力やスキルに合わせて仕事を選ぶ必要があると言えるでしょう。また、もし配属された業務に一生懸命取り組んでもなかなかうまくできないときには、別の工程に異動することでうまくいく場合もあるかもしれません。
製造業の派遣で働くためには、現場の作業に関連する資格をあらかじめ取得しておくべきなのでしょうか。製造業の派遣で働いたことのある人を対象に、アンケート調査を実施しました。
【質問】
製造業の派遣に活かせる資格はもっていますか?
【回答結果】
いいえ : 73
はい : 32
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年05月09日~2018年05月16日
有効回答数:105サンプル
資格がないという人も多い
アンケートをとったところ、約7割の人が「資格はない」と回答する結果となりました。
・とくに資格が必要ではないため。それよりも経験やスキルのほうが大事です。(38歳/女性)
・現在は持っていませんが将来的には何かしら取りたいと考えています。(40歳/男性)
・特に資格を持っていなくても仕事を割り振ってもらえるので、わざわざ取得する必要がない(47歳/男性)
現在資格を持っていないという人については、「資格がなくても働けるので、あえて資格を取る必要を感じない」という人と「今は持っていなくても将来的には取りたい」という2つのタイプに分類できるようです。
一方「資格を持っている」と答えた人も、それなりにいました。
・資格を持っていた方が時給は上がるから(40歳/女性)
・持ち場によっては全く必要ないですが、フォークリフトがあると採用されやすいし、希望も通りやすい(26歳/女性)
フォークリフトは持っていると役に立つという声が複数あったのが印象的でした。また、危険物取扱者など各現場で役立つ資格のほか、PCスキルがあったほうがよいという意見もありました。
今回の調査結果からは、製造業の派遣で働くのに必ずしも資格は必須ではないものの、あったほうが採用・待遇面で有利に働くケースがあることがうかがえます。将来のキャリアアップを考えるなら、働きながら少しずつ資格を取っていくという道もありかもしれませんね。
製造業の派遣のなかには未経験者歓迎の求人がある一方で、専門性の高いスキルが求められる仕事もあります。そして、こうした有資格者や経験者歓迎という仕事は誰でもできるものではないため、単純作業に比べると時給が高くなるのが一般的です。製造業の派遣で活かすことができる主な資格や業務経験としては、溶接やフォークリフト、玉掛、電気工事といったものが挙げられます。たとえば、クレーンなどで重量物を持ち上げる際、対象物にベルトをかける玉掛には、玉掛作業者という資格が必要です。玉掛作業者はクレーンを扱う工場では需要の高い資格です。資格取得には扱うものの重量に合わせた講座を受講する必要がありますが、いったん取得すれば求職の幅が広がります。また、物の運搬や製品の搬出に使われるフォークリフトは、ほとんどの製造業の現場で使われているため、取っておくと派遣先で役立ちます。直接的に業務に必要な資格でなくても、第一種・第二種衛生管理者資格などは、取得している従業員を求めている職場も多く選考時に優遇されることがあるかもしれません。
もちろん未経験、無資格でもできる仕事もたくさんあるため、必ずしも資格を取らなければならないというわけではありません。ただ、資格を持っておくと待遇面で優遇されることが多いのも事実です。これから製造業の派遣を始めるのであれば、働きながら資格を取得しステップアップを目指すのもおすすめです。
製造業の派遣の魅力のひとつは、働き方によっては手に職をつけられることです。たとえ最初は未経験者であったとしても、自分のスキルを磨き現場で経験を積んでいけば、徐々に製造系の職種のなかでのステップアップが目指せます。
たとえば、業務経験を積むことで、扱う製品に関する知識やその製造技術のほか、その作業に関する知識も身につきます。さらに、働いていくうちにリーダーシップが身につき、現場で働くスタッフの管理業務を行えるポジションに抜擢されるケースもあります。
さらに、働きながら資格を取得し、より高待遇の求人を狙うというキャリアアップの仕方もあります。製造業の現場で働くのに必ずしも資格は必要とは限りませんが、有資格者のほうが仕事の幅も広がりますし、将来正社員を目指すときの助けにもなるはずです。派遣先や派遣会社によっては資格取得を支援してくれることもあります。もし機会があるのであれば積極的に活用してみましょう。
製造業の派遣は時給もよく、さらに将来を見据えた働き方もできる仕事です。現場で経験を積み、努力していけば資格の取得などで手に職をつけることもできます。派遣先によっては未経験からでもチャレンジできますので、全くの初心者であっても働きながら徐々にステップアップしていくことが可能です。一度身につけた経験や資格はのちのち転職するときにも役立ちます。
特にものづくりに関わりたい人にとっては、ゼロから何かを生み出す製造業の現場はやりがいのある職場です。将来役立つスキルが欲しい人やものづくりのプロを目指したい人であれば、ぜひ一度製造業の派遣で働くことを検討してみてはどうでしょうか。
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