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2018/11/05(月) 配信
派遣の仕事のなかにも製造系や販売系など、さまざまな職種がありますが、そのなかで事務系の派遣社員として働くメリットにはどんなものがあるのでしょうか。同じ事務職でもパートやアルバイト、正社員として働く道もありますが、これらの働き方と派遣がどう違うのか、気になる人もいるのではないでしょうか。そこで、事務系の派遣社員として働く主なメリットや、実際に働くうえでの注意点について説明します。
派遣社員の先輩たちは、事務系の派遣社員として働くことにどのようなメリットを感じているのでしょうか。実際に派遣社員として働いたことのある人を対象にアンケート調査を実施しました。
【質問】
事事務系の派遣社員として働くメリットは何だと思いますか?
【回答結果】
ワークライフバランスが良好 : 67
パートやアルバイトよりも給料がいい : 56
未経験からのスキルアップがしやすい : 36
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年05月09日~2018年05月16日
有効回答数:159サンプル
色々なメリットを実感!
調査の結果、派遣という働き方にはさまざまな魅力を感じている人がいることがわかりました。まず紹介するのは、ワークライフバランスを挙げた人の意見です。
・ライフスタイルに合わせて、家事や育児とのバランスを取りながら働けるところが魅力です。(38歳/女性)
・ほとんど定時で帰れたし、土日祝も休みでとても居心地の良い職場だった。(33歳/女性)
子育て中でも働きやすい、定時で帰れるなどプライベートと仕事を両立しやすい環境に感謝している人も多いようですね。一方、給料に魅力を感じたという人もいました。
・正社員として働くための助走としてはよかったと思う。アルバイトよりも責任のある仕事を任せてもらえるし、給料も高いので。(40歳/女性)
・田舎のせいか、直雇用の事務職を探すと時給数百円で、ということが多いです。派遣だったら1,000円プラスアルファの時給が当たり前、という感じなのでそこが好きでした。(35歳/女性)
派遣社員は派遣会社から給料を受け取って働きます。そのため、アルバイトやパートはもちろん、場合によっては直接事務職として雇われるよりも時給が高いということもありえるようですね。
さらに、スキルアップできることをメリットとして挙げてくれた人もいました。
・わずらわしい人間関係がないのと、作業を淡々とこなすだけなので、スキル習得がはやいです。(40歳/男性)
・未経験でも受け入れてくれる企業がたくさんあるので、働きながらスキルを身に付けることができます。給料や福利厚生もアルバイトよりは良いと思います。(30歳/女性)
未経験から事務職として経験を積めると答えた人がいたのが印象的でした。異業種から事務職を目指す人にとっては心強い経験談と言えるのではないでしょうか。
今回の調査結果からもわかるように、派遣で働くことにはさまざまなメリットがあるようです。ここから先の段落では、それぞれのメリットについて詳しく見ていくことにしましょう。
事務系の派遣社員として働く1つ目のメリットは、ワークライフバランスを実現しやすいことです。
まず、派遣の場合、最初に希望の勤務地や曜日、時間を選んで働くことができます。自分に都合の良い勤務地を選べますし、正社員のように転勤もありません。また、平日・フルタイム勤務および長期の仕事もあれば、短期の仕事や週に数日の出勤でOKという仕事もありますので、働くペースについても自分のスケジュールに合わせて選べます。勤務時間は契約で決められており、正社員に比べて定時で帰りやすいのもメリットです。残業がある場合には派遣会社から説明がありますので、残業の有無を選ぶこともできます。
派遣の場合は仕事の範囲が明確に決まっており、与えられた仕事を効率よくこなせれば評価につながります。正社員のように本来の業務以外の仕事を請け負う必要がないため、業務の負担は少なめです。仕事におけるストレスが少ないという意味でも、ワークライフバランスを取りやすい働き方と言えます。
2つ目のメリットは、パートやアルバイトで働くよりも給料がいいことです。パートやアルバイトで働こうとした場合、特に地方では時給が1,000円以下になってしまうことも珍しくありません。しかし、事務系の派遣であれば時給1,000円~1,500円程度はもらえる求人が一般的です。専門スキルや実績のある人には時給3,000円以上の高時給案件が紹介されるケースもあります。短時間勤務でもそれなりの収入につながるため、就業時間が限られる場合などは特に助かるのではないでしょうか。
さらに、派遣社員の多くは時給制であり、休日出勤や残業には割増賃金が定められ、働いた分だけ派遣会社から給料が支払われます。サービス残業が多い職場などでは、正規雇用の社員よりも時給換算が高くなることもありえるようです。
3つ目のメリットは、事務職未経験からのスキルアップが狙えることです。事務系の派遣には事務職の経験がない人でも始められるものから、経験・スキルが重視される仕事までさまざまなタイプの仕事があります。これまで事務系の仕事の経験がなかった人でも、簡単な仕事であれば事務職としてのキャリアをスタートさせられます。また、たとえ最初は未経験でもできるデータ入力のような仕事から始めたとしても、実務経験の必要な一般事務、さらに簿記の資格を取って経理事務といったように、自分の将来やりたい仕事を目指してキャリアを積んでいくことが可能です。
派遣先から実力が認められれば派遣社員から正社員になる道が開けることもあります。
未経験の人であっても本人の努力によって新しく事務職としてのキャリア形成が可能なので、派遣会社からサポートを受けながら、自分のキャリアを追求していくことができます。
一方、事務系の派遣社員として働くことには注意点もあります。
まず、同じ派遣先で3年以上働くことができないことです。2015年の派遣法改正により、同じ派遣先組織で働けるのは最長3年というルールができました。そのため、何年も同じ職場で働くことはできません。ただし、部署を異動するなど一定の条件下では3年を超える派遣も可能です。また、無期雇用派遣、直接雇用を目指すという方法もあります。なるべく同じ職場で働きたいという人は、一度派遣会社に相談してみることをおすすめします。
それから、職場で疎外感を感じてしまう可能性があることです。派遣社員はあくまでも派遣先の従業員ではなく、派遣会社の従業員です。そのため、派遣先企業の社員とのあいだに心理的な意味で距離感ができてしまうこともあるようです。もっとも、このような仕事や人間関係の悩みについては、派遣会社に相談することで解決できることも多いので、気になることがあったら早めに相談するようにしましょう。
事務系の派遣社員として働くことにはデメリットもありますが、その一方でメリットもたくさんあります。未経験者OKの簡単な仕事から、専門知識や高いスキルが要求される仕事まで、仕事のレベルや内容もさまざまで、働きながら実務経験を積み、スキルアップしていくことも可能です。経験やスキルを身につければ、新しい仕事へのチャレンジもしやすくなります。事務職としてのキャリアアップを目指すなら、派遣社員として働くという道も検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事:「事務系の派遣ってどんな仕事?業務内容やメリットを徹底紹介」をご参照ください。
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