派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで
2018/11/05(月) 配信
事務系の派遣と言っても、未経験者OKの一般事務から貿易事務のような専門性の高い仕事までさまざまな職種がありますよね。同じ事務でも職種によってやるべき仕事は全く違います。事務系の派遣で働きはじめるにあたって、自分がこれからどんな仕事をすることになるのか詳しく知りたいという人も多いのではないでしょうか。そこでこのコラムでは、実際の仕事の中身を知りたいという人のために、事務系派遣の主な職種やそれぞれの仕事内容を紹介します。
【質問】
現在働いている事務の職種はどちらにあたりますか?
【回答結果】
一般事務 : 76
営業事務 : 33
経理事務 : 20
総務事務 : 12
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年05月09日~2018年05月16日
有効回答数:141サンプル
一般事務と答えた人が約半数を占める結果に!
・現在の勤め先は開発部署なのですが、そこでの事務を担当しています。(49歳/男性)
・事務仕事は経験ありますが、必要な資格をあまりもっていないため、一般事務応募を行いました(32歳/男性)
さまざまな部署に配属され、一般事務の仕事を行っているようですね。続いて多かったのが営業事務の仕事です。
・中小企業で限られた人数で色々なことをしていたので、営業的なこともしていた。(27歳/女性)
営業部門に配属されて専任の営業事務担当として働くほか、他の事務の仕事と兼務するケースもあるようですね。
さらに、エクセルや簿記のスキルを活かして経理事務の仕事についたという人も。
・最初は総務事務でしたが、エクセルができたので経理事務に異動しました。(40歳/男性)
・派遣された会社での業務がたまたま経理事務でしたが、私は簿記の資格もあり向いていたのか適職でとても楽しく仕事が出来ています。(31歳/女性)
専門性の高い職場だけに、業務の関連のあるスキルや資格がある人は有利になるようです。さらに、人気の総務事務で働いていたという人もいました。
・秘書、受付業務に従事していたため。一般的な書類管理や在庫管理、顧客管理にあわせ、文書や顧客へのDM作成、事務室内の備品管理、商品の搬入・搬出手続きなども行っていました。受付業務として電話対応はもちろん、来客時はお茶だしなども欠かせませんでした。(29歳/女性)
さまざまな業務を担当する総務事務ですが、経験者の話を聞いても備品管理や来客対応など幅広い業務を担っていることがわかります。
今回のアンケート調査結果からは同じ事務の仕事でも職種によって実際の仕事内容や求められるスキルには違いがあることがうかがえます。ここから先の段落ではそれぞれの仕事内容について詳しく見ていくことにしましょう。
一般事務は、職場で発生する事務作業全般を引き受ける仕事です。代表的な業務としては、パソコンでの売上データ入力や書類作成、エクセルへの数値入力、紙伝票の作成、電話の取次ぎなどが挙げられます。一見地味なようにも見えますが、職場には欠かせない大切な仕事です。一緒に働くメンバーの業務が円滑に進むようサポートします。
いわゆる一般事務といわれる仕事には資料作成や来客応対までさまざまな内容の業務が含まれますが、営業事務などと比べると専門性はあまり求められません。また、全体的にマニュアル通り処理する業務が多いという特徴があります。そのため一般事務は、事務系の派遣の中でも未経験者が応募しやすい職種といわれています。実際未経験者歓迎の派遣求人も多く、基本のPCスキルなど最低限のスキルがあれば働き始めることが可能です。
もし未経験者がこれから事務系の職種を目指すのであれば、まずは一般事務からキャリアをスタートさせるのがおすすめです。
営業事務は、営業担当者のサポートを行う仕事になります。社内の事務的な作業一般を担当する一般事務とは違い、主に社内の営業部門に関わる業務を担当する点が特徴的です。
営業事務の仕事には大きく分けて、営業担当者の仕事をサポートする社内業務と顧客に対応する社外業務があります。
営業事務は、営業担当者が社内にいるときには見積書や請求書を作成したり、プレゼンや社内で使う資料を作ったりといった作業を行います。そのほか、受注発注作業や商品の在庫管理なども含まれることがあります。また、担当者が不在のときは担当者に代わって顧客からの問い合わせやクレーム対応、来客対応といった社外業務を行います。
営業事務は一般事務と比べて人と接することが多い仕事です。社内業務でも営業担当と協力して仕事を進めることになりますし、外出の多い営業担当に変わって顧客と直接やりとりすることもあります。そのため、実際の選考においてはコミュニケーション能力や気配り力が重視されるといわれています。
経理事務は基本的に会社におけるお金の流れを管理する仕事になります。主な業務としては、入出金管理、帳簿付け、決算書や賃借対照表の作成などが挙げられます。
経理事務の仕事は専門性が高く、専門用語・知識を理解していることが業務の前提となります。したがって、経理職としての実務経験を求められるケースが多いです。もっとも、未経験からOKの求人もありますので、本人の努力次第でスキルアップは十分に可能です。
事務職未経験者が経理事務の仕事を目指すなら、まずは一般事務で事務職としての経験を積みつつ簿記の勉強を始めるのがおすすめです。経理事務の仕事では簿記3級程度の知識が求められる機会が多くあります。したがって、簿記2・3級の資格を持っていると採用に有利に働きます。
一方、PCスキルについては専用のシステムが入っているので、そこまで高いスキルは求められていません。もちろんPCスキルがあるほうが望ましいのですが、とりあえずはWordやExcelの基本操作ができれば十分でしょう。
総務事務は会社全体の円滑な運営を助けるべく、幅広い業務を担当する仕事になります。備品の管理や発注、秘書業務、お茶出しなどの来客対応、イベントや会議の企画・運営まで、多岐に渡る業務を担います。特に担当部署は決まっていないものの、会社にとって必要不可欠な業務はすべて総務の担当範囲です。
総務事務では仕事柄、他の部署の社員だけでなく、取引先などの社外の人ともコミュニケーションを取る機会が多くあります。そのため、コミュニケーションスキルやビジネスマナーが求められます。
さらに、総務の仕事は社内コミュニケーションのパイプ役となる、経営に必要な情報を集め経営層に提供するなど会社運営においてはきわめて重要な業務を担っている部署です。ルーティンワークをこなすのではなく、会社全体のことを考えながら主体的・自主的に行動することが求められます。時には、会社組織の運営を助けるために、これまでの経験で培った知識を活かして何かを見直す・創るという役割を担うこともあります。
一言で事務の派遣といっても、実際にはさまざまな職種があります。職種によって仕事内容や求められるスキルが違いますので、自分に合う職種に応募することが大切です。未経験者なら比較的業務の負担の少ない一般事務、簿記の資格があるなら経理事務など、自分の得意・不得意やこれまでの経験を考えて応募先を選ぶことをおすすめします。働きながらステップアップを目指すこともできますので、まずはできそうなところからチャレンジしてみましょう。
関連記事:「事務系の派遣ってどんな仕事?業務内容やメリットを徹底紹介」をご参照ください。
グロップグループの求人情報サイトGROP WORK STYLEの「グロップグループの求人一覧」お仕事検索はこちら。