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2018/11/05(月) 配信
どの仕事にも言えることですが、それぞれに求められるスキルというものがありますよね。そして、このスキルは仕事のジャンルによって全く違うのが普通です。それでは、販売の仕事で働く場合、どのような能力やスキルが必要になってくるのでしょうか。このコラムでは、販売職に求められる能力・スキルを3つ紹介します。楽しく、また円滑に働き続けるためにも、販売の仕事に必要な力を考えてみましょう。
1つ目はコミュニケーション能力です。販売職は人と接する機会が多く、またスタッフがお客様に与える印象が売り上げに大きく関係してきます。お客様とスムーズに会話をする力、お客様のニーズを適切に読み取る力といったコミュニケーション能力は、販売職に必須の能力・スキルと言えるでしょう。また、正しい言葉遣い、マナーといった好感度の高い立ち居振る舞いも求められます。
まずはお客様がリラックスできるように、明るく、自然な笑顔でお客様を出迎えましょう。口調や話すスピード、声の大きさなどに気をつけて、相手が「心地よい」と思えるような声かけをすることも大切です。
接客中はお客様の話をよく聞き、お客様の様子を観察しましょう。気の利いた会話には自信がないという人もいるかもしれませんが、実際のコミュニケーションでは聞き上手になることも重要です。また、お客様の話に真剣に耳を傾けていれば、お客様が何を求めているのかも把握しやすくなります。
どの派遣先で働くかによって、求められる接客の形は変わってきます。しかし、相手とのコミュニケーションが必要なのはどの職場でも変わりません。人と接するのが好きな人であれば楽しく仕事ができ、1日も早く過ぎていくでしょう。
2つ目は販売能力です。販売職は物を売るのが仕事です。いくらお客様と活発なコミュニケーションが取れたとしても、商品を買ってもらえなかったら困りますよね。商品やサービスを売る側としては、物を売るための方法や手段をきちんと身につけておかなければなりません。
そこで、まず求められるのが正確な商品知識です。取り扱っている商品そのものはもちろんのこと、そのときのトレンドなど、仕事に関係しそうな知識をあらかじめ覚えていく必要があります。こうした必要知識が頭に入っていれば、お客様に的確な説明ができ、商品の魅力をしっかりと伝えることができます。また、お客様から質問されたとしてもスムーズに答えられます。
知識が豊富で、頼れる販売員はお客様から信頼されます。物やサービスを売るうえでは、この信頼感が大切なのです。十分に納得してから物を買いたいと考えるお客様も多いはず。したがって、実際の購入・契約につなげるためには、まずお客様が納得し、安心できることが大切です。強引に物を勧めるのではなく、お客様のニーズ、求めている事柄を把握し、それに対して適切に応えることが重要なのです。
販売職ではパソコンのスキルも必要とされます。販売職というと接客がメインというイメージがあるかもしれませんが、実際に仕事をするうえでは事務作業が必要になるケースもあるのです。たとえば、売り上げ管理のためにパソコンで入力作業をしなければならない場合や、受発注でのビジネスメールなどが考えられます。
現代の事務作業においてパソコンは必須ツールです。したがって、たとえ販売職であったとしても、キーボードでスムーズに文字入力ができる、エクセル・ワードが使えるなど、最低限のパソコンスキルがあるのが望ましいと言えます。
もし現在のパソコンのスキルに自信が持てないのであれば、今からでも少しずつ勉強を始めるとよいかもしれません。パソコン関係のスキルは汎用性が高く、一度身につけておけば事務職など将来別の職種に転職するときにも役に立ちます。自分の仕事の幅を広げることにもつながりますので、積極的にスキルアップを目指すことをおすすめします。ちなみに、派遣会社によっては自社のスタッフ向けにパソコンの研修を行っているケースもあります。研修費用が無料という場合も多いので「独学は不安だけど、パソコンスクールに通うお金はない」という人でも安心して勉強できます。登録先に研修制度があれば利用してみてはいかがでしょうか。
販売の派遣で重要とされるスキルにはどんなものがあるのでしょうか。全国の販売職経験者に聞いてみました。
【質問】
販売の派遣社員として働く上で、最も重要なスキルは何だと思いますか?
【回答結果】
コミュニケーション能力 : 169
販売能力 : 22
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年05月28日~2018年06月04日
有効回答数:191サンプル
コミュニケーション能力という意見が多い
多くの人が挙げていたのがコミュニケーション能力という意見でした。
・スタッフ同士、お客様、どちらに対してもコミュニケーション能力は大切だと思います。(29歳/女性)
・不特定多数の人と接する仕事なので、相手に応じて最適に対処出来る柔軟性が重要なため。(40歳/男性)
・お客さんと会話して商談に持ち込むうえで、コミュニケーション能力が一番必要だと思います。(45歳/男性)
ほかのスタッフと連携して動く、目の前のお客様に対して臨機応変に応対するといった必要があるところから、やはりコミュニケーション能力は重要と感じる人が多いようです。
一方、販売能力が大事という意見にも根強い支持が集まりました。
・最後は売って何ぼの世界です。コミュニケーション能力は結果を出すための手段でしかありません。(57歳/男性)
・顧客に信用される力を身につける。(45歳/男性)
・どれだけの話術と知識で客に買いたいと思わせられるか、たとえ自分が良いと思っていないものでもそれができたほうが売り上げは上がる。(38歳/女性)
販売職なのだから顧客に商品を買いたいと思わせる力は必要、商品知識を身につけて顧客に信頼されることが重要など興味深い意見が寄せられています。
今回の結果では、コミュニケーション能力を挙げる人が多数を占める結果となりましたが、販売力こそ重要とする人の意見にも説得力がありますよね。結局のところ、どちらも販売職にとっては必要不可欠のスキルということになるのかもしれません。
お客様と直に接することのできる販売職は、向いている人にとってはやりがいのある仕事です。ただ、実際に仕事で成果を出すためには、それなりのスキルが必要になります。もし、派遣として販売職につくのであれば、紹介した3つのスキルの習得を意識したうえで臨むのがベストです。どれも社会人として生きていくうえでは必要なスキルですし、しかも、一度身につけたスキルは一生ものです。もし将来販売職以外の仕事に就くことになったとしても、きっと役に立ってくれるはずです。
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