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2017/12/07(木) 配信
派遣社員は契約期間が決まっているため、長く同じ仕事をしようと思ったら契約更新を繰り返す必要があります。ですから、派遣社員として働くなら、 まずは契約更新について正しく理解しておきましょう。
派遣社員の契約期内は2-3ヶ月というのが多いです。しかし、○ヶ月にしなければならないという法的な決まりはありません。 ただし、有期労働契約では、雇い止めする際には雇い主は本人に対して前もってその理由を告知しなければなりません。企業が派遣社員を受け入れるのは、コスト削減のためだけでなく、 仕事量に合わせた人数調整がしやすいからでもあります。仕事量の見通すを加味して2-3ヶ月に落ち着くケースが多いようですが、一方で半年。一年といった契約もあります。
派遣社員の場合、自分の意思で退職するなら契約期間満了を待って退職するのが基本です。派遣社員が契約更新しない旨を最初に伝える相手は、 基本的に派遣元の担当者です。派遣社員が契約を更新しない場合でも、派遣会社と派遣先との契約が続いている限りは後任者を探して派遣しなければならないことを考慮して、早めに申し出をしましょう
派遣社員として派遣会社とも派遣先とも円満な関係でいるためには、決められた派遣期間は満了させることが不可欠です。 そして、派遣先の会社で一緒に働く人と上手にコミュニケーションを取り、円満な人間関係を築いておくことが大事です。いくら人並み以上に仕事ができる人でも、 人間関係を悪くする人だと受け止められると契約更新が難しくなります。派遣先の人にとって、いてくれると仕事がしやすいと感じてもらえるような働き方をすることが確実に更新するためのコツです。
最後に、実際に派遣社員として働いた経験のある方々に、契約更新のためにはどんなことに注意したらよいか聞いてみました。
【質問】
契約更新のために工夫したことや心掛けたことはありますか?
【回答結果】
ある:96名
ない:72名
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年06月23日~2017年06月30日
有効回答数:168サンプル
更新するためには工夫が必要
今回のアンケートでは、更新のために工夫したことや心掛けたことがあると答えた人が過半数を占めました。
・普段から好印象を持たれるように振る舞う。あまり休まない、積極的に自分から仕事を探して進める。(30代/派遣社員/女性)
・仕事を振られたら期日を厳守するだけでなく、可能な限り早くこなすことを心掛けました。それだけでも評価が高くなるためです。(30代/正社員/男性)
・派遣社員はいつ契約満了となってもおかしくないので、勿論、仕事は誰よりもよく行い、その上で挨拶、愛嬌、ちょっとした気遣いをしました。(20代/正社員/女性)
更新のための工夫や心掛けとして、外から仕事をしに来ている人としてではなく、一緒に働く仲間として受け入れてもらうことが更新に繋がると考えている様子がうかがえます。それに対して、更新のための工夫や心掛けはないと答えた人のコメントは次の通りです。
・特になし。仕事で実績を上げ続けたのみ。結果、正社員の話につながった。(30代/正社員/男性)
・ルールに違反せず、自分がやるべき仕事をきちんとやり、実績を上げていたので契約更新できない理由がとくになかったから。(30代/個人事業主・フリーランス/女性)
・特にこちらからはありませんでしたが、殆どのところで 引き止めがありました。おそらくは 契約期間中、仕事をテキパキとこなし 社員さんたちとのコミュニケーションも積極的に取るようにしていたからだとおもいます。(40代/個人事業主・フリーランス/女性)
工夫や心掛けはしなかったと答えている人のコメントを見ると、日頃から一生懸命働き、実績を上げること更新のための工夫や心掛けとは捉えていないだけだということがわかりました。しっかり働き、派遣先の人たちとコミュニケーションを取るようにすることは当然のことで、それ以上のことはしていないという意味で「ない」を選んだようです。
派遣社員は長期派遣でも短期間の契約期間を更新しながら働くことになります。ですから、契約更新のルールについてあらかじめ知っておく必要があります。 ルールやマナーを守れない人だと派遣会社や派遣先企業に思われてしまうと、どこの派遣会社に登録しても仕事ができなくなってしまいます。 契約更新のためのルールと言っても極めて常識的なことがほとんどですから、ルールやマナーを守って円満に契約更新できるような働き方を心がけましょう。
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