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接客サービスの仕事とは?
【外国人にもピッタリの仕事】

2020/06/23(火) 配信

接客サービスの仕事とは?【外国人にもピッタリの仕事】

 接客サービスの仕事には何があって、具体的にどのように働くのかご存じでしょうか。実は、接客サービスと一口に言っても、かなりの広範囲にわたる多数の仕事があるのです。本記事を読めば、接客サービスの代表的な職場の種類や具体的な仕事内容がわかります。また、接客サービスに向いている人の特徴などもあわせて紹介します。

接客サービスとは

接客サービスとは

 接客サービスの仕事は、私たちの暮らしの中で一番身近な存在といえるでしょう。店員、販売員、ホールスタッフなど、お客さまと接して商品を売ったりサービスを提供したりする仕事が接客サービスです。お店の売り上げを支えているのが接客サービスの仕事。サービスが悪いとお客さまは別のお店を利用しますし、悪い評判が立ってしまうとお店の経営も行き詰まってしまうでしょう。お客さまにとって、礼儀正しい店員がいる、気が利く店員がいる、相談しやすい販売員がいる、プロ意識の高いスタッフがいるなどのお店は、居心地の良いお店として何度も通いたくなります。そのため、接客サービスに求められるのは、丁寧な対応や言葉づかい、ケースバイケースのフレキシブルな対応が求められます。人と会話するのが苦手だから、接客サービスの仕事は自分に向いていないと思う人もいるようです。しかし、接客サービスにはひと通りの仕事の流れがあり、職種によっては、必要最低限の言葉や会話だけでできる仕事もあります。人とのコミュニケーションに自信がなくても心配いりません。仕事を始める前にしっかりとした研修があれば、外国人でもやりやすい仕事といえるでしょう。

接客サービスとはどんな仕事?

接客サービスとはどんな仕事?

 接客サービスの仕事は、お店の種類によっていくつかの種類に分かれます。少しずつ仕事の内容に違いがあるので、イメージしやすいよう大まかに分類して説明します。自分に合った仕事はどれか選ぶときの参考にしてください。

飲食店での接客サービス
 カフェやレストラン、ラーメン屋や居酒屋などの外食業で、飲み物や食べ物を提供する飲食店でホールスタッフとして働きます。厨房で調理したり食器を洗ったりする仕事は、接客サービスではありません。あくまでも、お客さまと接して、席に案内してオーダーをとったり料理を運んだりするのが主な仕事です。会計でレジ打ちをしたり、ドリンクバーの機械のメンテナンスをしたりすることもあります。飲食店の忙しさのピークは、ランチの時間帯です。オフィス街が近ければ、お昼の時間帯に一斉に席が埋まります。郊外のファミリーレストランなども、主婦層やリタイア世代が集まることが多いです。夕飯の時間帯もお客さまが増えます。

 居酒屋では、歓迎会や忘年会などで大口の団体のお客さまの予約が入ると忙しくなることもありますが、スタッフを増員するなどして対応します。ホールスタッフは、お客さまに料理を一番おいしい状態で食べてもらうよう心がけて動かなければなりません。子連れのお客さまにはチャイルドチェアーを運んだり、食事が終わればタイミングよく食器を下げて飲み物を出したりと、手際よく機敏に対応する必要があります。特に、忙しい時間帯には、業務の優先順位を考えてスピーディに仕事をすることが求められます。



販売員の接客サービス

販売員の接客サービス
 販売員とは、お店でお客さまに商品を売る仕事です。お店の規模や業種によっては、会計のレジや商品説明だけということもあります。しかし、一般的な小規模店舗では、お客さま対応、商品のディスプレイ、値札付け、在庫管理、レジ締め、棚卸しなどお店の一員として幅広く担当することになるでしょう。販売員の仕事先は多くの種類があります。家電量販店、百貨店、携帯ショップ、ホームセンター、ドラッグストア、アパレル、書店、パン屋、菓子店などさまざまです。個人が経営するお店やフランチャイズチェーン店、量販店など、規模や仕組みにより、仕事内容も店の雰囲気もかなり異なります。

 たとえばアパレルショップの仕事内容は、服選びで悩んでいるお客さまに流行りの傾向を説明したり服をコーディネートしたりします。流行に敏感な人でセンスがある人は向いている仕事といえるでしょう。また、パソコンやカメラなどの家電が好きで知識がある人、本好きな人、小物雑貨が好きな人など、好きなものに囲まれている職場であれば、仕事に楽しさを感じられるのではないでしょうか。

 職場によっては、店ごとの売上目標や個人のノルマが決められていることがあります。また、売上に応じた歩合給ということも。成績が良ければ昇格して責任ある仕事を任せられるようになるでしょう。マーケティング力なども身につき、やりがいのある仕事です。



コンビニやスーパーの接客サービス

コンビニやスーパーの接客サービス
 コンビニやスーパーの接客サービスとは、店員としてお客さまの会計を行うレジ業務が主な仕事です。しかし、商品の補充や陳列、清掃や機器の管理なども行うことがあります。店内の商品が食品や日用品などがメインのため、特に商品に対しての説明などの接客の要素は少ない仕事です。コンビニなら、レジ業務とはいえさまざまな対応が求められます。宅配便の受付、公共料金の支払い、切手の販売など扱う業務はなかなか幅広いものです。レジが混んでいるときは、お客さまに言われたタバコの銘柄を素早く取り出すなど、スムーズな対応で並んでいるお客さまを待たせないことも大切です。

 コピー機が紙詰まりを起こしたら直したり、コーヒーマシンのメンテナンスをしたり、覚えることもかなりあります。中には、おでんの具を足したり、簡単な揚げ物をしたりする場合もあるでしょう。お客さまへの「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」などのあいさつもはっきりとした明るい声が求められます。高校生のバイトも多いので、そう難しく考える必要もありません。空いている時間帯には常連のお客さまとちょっとした会話もできますし、仕事を覚えればやりがいのある仕事として人気です。シフト制なので、自分の都合に合わせて働ける自由度が高いところも魅力です。



ホテルなどの宿泊施設の接客サービス

ホテルなどの宿泊施設の接客サービス
 ホテルや旅館などの宿泊施設でも接客サービスの仕事があります。大きなホテルなら、フロント、レストラン、宴会場など部門別に専門的な仕事をしますし、小規模の施設なら受付や食事の配膳、ルーム清掃などを行うこともあるでしょう。接客以外の仕事も含めて宿泊客や利用者が快適に過ごせるようにサポートをするのが務めです。フロントのインフォメーションスタッフとして働くなら、言葉の使い方やお辞儀の動作などの接客マナースキルが必須です。徹底しているところは、お化粧の仕方や笑顔のつくり方、髪の色やヘアスタイルなどに指定があるところも。外国人利用の多いところなら語学力を問われることになります。

 旅館では滞在中のお客さまの身の回りのお世話をする仲居の仕事があります。客室の案内やお茶出し、食事の配膳や後片付け、布団敷きやお見送りなどをしておもてなしをする仕事です。お客さまにおすすめの観光地や人気のお店を紹介したり、お客さまの質問に答えたりすることもあります。お客さまのチェックアウト後は、客室の清掃をしてから長めの休憩に入ります。さまざまなお客さまの身近で対応することにより、接客マナーとスキルが身につくでしょう。



テーマパークでの接客サービス

テーマパークでの接客サービス
 華やかで楽しい雰囲気のテーマパークでの接客の仕事に憧れる人も多いでしょう。大規模の有名テーマパークのキャストたちは、事前に十分に時間をかけて教育が行われています。自分が好きなテーマパークで働くことを望んで応募した人たちですから、意欲も高くはつらつと働いている人が多いです。接客サービスの仕事内容は、チケット販売や売店の販売員、パーク内レストランのホールスタッフ、アトラクションスタッフなどのほか、清掃クルーも接客サービスに含まれることもあります。

 お客さまが日常生活から離れて喜んでもらうことを第一に、笑わせたり楽しませたりすることが好きな人に向いている仕事です。常にさわやかな笑顔で接することが求められます。テーマパークのイメージに沿った演出などを理解して、明るく振る舞わなければなりません。子ども連れのファミリーが多く集まる場所柄、子どもが好きなことも応募条件に挙げられることがあります。屋外スタッフは、暑さや寒さに負けない体力も必要です。楽しい職場で楽しく働けると思われそうですが、いつも明るく元気に動く必要があり見た目以上に重労働であることは覚悟しておいたほうが良いでしょう。体力が不安な人は、パーク内の屋内売店やレストランなら安心できるのではないでしょうか。

接客サービス業のやりがい

接客サービス業のやりがい

 机に向かう事務作業や、細かいモノ作りの作業は自分には合っていない、せっかくなら人と向き合う接客サービス業に就きたいという人もいます。そのような人の多くが、お客さまの手助けをしたい、お客さまに喜んでもらいたいと考えるようです。接客サービスは、人と直接関わりたいと思う人に向いている職業だといえるでしょう。こなした作業量や出来栄えで上司から評価される仕事ではないため、お客さまに喜んでもらうことを第一と考えられるかどうかです。そのような人にとっては、お客さまが喜んで満足する姿を直接見ることができる仕事は、働くやりがいが感じられるでしょう。

 アパレルなどで、お客さまから「先日選んでもらった服が友人から好評だった。また、あなたに選んでほしい」と言われたら、それは嬉しいものです。この仕事を選んで良かったと思うと同時に、大きなやりがいが感じられるに違いありません。お客さまの気持ちや希望を汲み取ったうえで最善の提案をして、それを受け入れて目の前のお客さまが満足してくれる喜びは、なかなか他の仕事では経験できないでしょう。いろいろなタイプのお客さまと接することにより、自分の視野が広がるとともにコミュニケーションスキルも向上します。

接客サービス業で身に付くこと

接客サービス業で身に付くこと

 接客サービスの仕事を通じて、自然と身につけることができるスキルがあります。完璧なスキルを持って仕事を始める人は稀です。多くの人は働きながら少しずつスキルを身につけていくので、始める前から心配することはありません。どのようなスキルが身につくのか、以下に説明します。

基本的なマナー
 接客サービスの職場は、オフィスの中とは違い、お客さまの目に触れる場所にいることになります。常に、お客さまから見られているという意識を持ち、言動に気をつけなければなりません。職場によっては、外部から専門のマナー講師を迎えるなどの教育体制をとっているところがあります。また、先輩や上司から接客マニュアルに沿って教えてもらうこともあるでしょう。このような教育や研修、シミュレーションなどを通して基本的なマナーを習得できます。

 また、お客さまに丁寧に接することを心がけると、知らず知らずのうちにマナーが身についているものです。こうして得たスキルは、どのような職業においても武器になります。将来的に営業の職業などに生かして成果を出すこともできるでしょう。



身だしなみ

身だしなみ
 身だしなみについては、職場から注意事項が徹底されているところもあります。特に飲食関係では清潔感が求められます。お客さまからどう見られるのかを常に意識し、好感の持たれる身だしなみを心がけましょう。髪の長さ、髪の色、ひげ、爪、TPOに合った服装などの外見ももちろんですが、ちょっとした振る舞いや態度などにも気をつけてください。また、アパレルショップなどでは、特にファッションセンスが問われます。一般的なアパレルでは、自社ブランドの着用が義務付けられていることが多いですが、そのコーディネートセンスもより強化されるでしょう。



コミュニケーション力

コミュニケーション力 
 気の合う人とは会話も弾むのに、そうでない人とはうまく喋れないという人もいるでしょう。しかし、接客サービスは、さまざまなタイプのお客さまと話す仕事ですので、コミュニケーション能力が身につきます。普段の日常生活では接することのないタイプのお客さまに配慮した、適切なコミュニケーション能力がパワーアップされるでしょう。

接客サービス業向いているのはどんな人

接客サービス業向いているのはどんな人

 誤解されることが多いのですが、接客サービスに向いているのは、常に明るく元気なおしゃべり好き、いわゆる若者言葉の「陽キャ」というわけではありません。あくまでもお客さまを立てて喜んでもらうことが仕事です。どのようなタイプの人が接客サービス業に向いているのか、いくつかの特徴を紹介します。

人と関わることが好き
 接客において、一番大切なことといえばコミュニケーション力です。会話能力ということではありません。話を面白おかしく喋れれば良いというものでもないです。要は、見ず知らずの相手とでも人と関わることに抵抗がない人、人と接するのが好きな人が向いています。どんな人とでも萎縮や気後れなく適切な会話ができる人、積極的に人と関わろうとする気持ちを持つ人に向いています。



チームワークを大事にできる

チームワークを大事にできる
 接客業は、個人だけでなくチームで行うことが多い仕事です。スタッフとの連携が必要な職場なので、自分本位にならずスタッフともコミュニケーションを取りつつチームで動けなければなりません。学生時代の部活動で吹奏楽や合唱、野球やサッカーなど、個人でなく団体で活動してきた人なら、チームワークの大切さが身に沁みてわかっていることでしょう。接客業は、店舗の売上目標が決められていることがあります。スタッフ一丸となって他の店舗に負けないように目標を達成しようと頑張る姿は、学生時代の部活動を想起させるという人もいます。そのような熱い気持ちを持ってチームで活動するのが好きな人にうってつけの職場です。



相手を気遣うことができる

相手を気遣うことができる 
 お客さまを相手にする仕事のため、相手がどう考えているのか、どうしてほしいのかなど、細やかな気配りができる人は接客業に向いています。そのように常に相手の立場で考えられる人は、お客さまが入りやすいのはどういうお店か、商品を見やすいレイアウトはなど、工夫することができるのです。お客さまを気遣って接することが出来る人が求められています。



体力がある

体力がある 
 接客業は基本的に立っていることの多い仕事です。ただ、立つだけでなく歩いて動き回り、品出しなどでは立ったりしゃがんだりします。つまり、オフィスのデスクワークと違い、休憩以外では座ることができません。立ちっぱなしで疲れた顔をお客さまに見せることも避ける必要があります。そのため、立ち仕事に慣れている人や、体力に自信がある人が向いています。学生時代にスポーツをやっていて足の筋力がある人なら安心です。



柔軟な対応ができる

柔軟な対応ができる 
 実際に働くとマニュアル通りにならないこともよくあるものです。マニュアルに載っていないことや、事前に教わっていないことでも、その場の状況に応じて素早く行動できる人は重宝されます。けっして自分で勝手に判断して動くということではありません。自分で対応できないときは、お客さまを待たせることなく上司やチームに相談するなどして、お客さまの満足のいく結果となるよう考えて柔軟に対応できる人が接客業に向いています。

接客サービスにはおもてなしの心が大事

接客サービスにはおもてなしの心が大事

 接客サービスにはおもてなしの心が大切です。常にお客さまを尊重し、お客さまの立場になって、適したサービスが提供できるようになりたいものです。接客業に興味はあっても、自分に向いているか不安に感じる人もいるかもしれません。しかし、少しでもおもてなしの心があれば、礼儀やマナーなどはあとからでも十分に身につけられます。仕事を通じてそういったスタンスを学んでいけるでしょう。

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