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接客業ってどんな種類がある?
外国人でもできるの?

2020/03/09(月) 配信

接客業ってどんな種類がある?外国人でもできるの?

 接客業というと「人と関わる仕事」という強いイメージがあるものです。しかし、接客業とひとことでいってもその種類はたくさんあり、それぞれ内容や特徴、求められるスキルには違いがあります。この記事では、接客業にはどのような種類があるのか、どのような特徴があるのか、向いているのはどのような人なのかなどさまざまな側面から説明します。

接客業ってどんな仕事?

接客業ってどんな仕事?

 接客業とは、業種に関係なく、お店を訪れたお客様を案内したり直接もてなしたりする仕事のことです。たとえば、ショップの販売員やホテルのフロント、美容師やエステティシャンなどがあります。接客業で大切なのは、お客様に心地よく過ごしていただくことです。そのためには、お客様の状態を正しく把握して、適切に対応しなければなりません。同じ作業を繰り返すだけといった単純な仕事ではなく、さまざまなお客様に臨機応変に対応する能力が求められます。仕事を通じて考える機会が多く、人としての成長が期待できる仕事といえるでしょう。

具体的な接客業の種類

具体的な接客業の種類

 接客業の種類には、以下のようなものがあります。

 ・飲食店
 ・コンビニ・スーパー
 ・携帯ショップ
 ・アパレル
 ・ホテル
 ・美容師・エステティシャン
 ・ブライダル
 ・企業受付

 ここでは、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

飲食店
 飲食店の職種としては、ウェイター・ウェイトレス(ホールスタッフ)とキッチンスタッフの2種類に分けることができます。通常、キッチンスタッフは料理をつくり、ホールに出てくることはありません。お客様に食事を提供するなど、接客を行うのはウェイター(男性)・ウェイトレス(女性)です。主な仕事は以下の通りです。

 ・オーダーをとり、キッチンに伝える
 ・料理や食事を提供する
 ・食べ終わった後のテーブルを片づける
 ・店によってはレジ打ちをすることもある


 学生がアルバイトで働くなど、若年層に人気が高い仕事です。飲食店といっても種類は多く、それぞれで仕事のやり方や雰囲気が異なるため、仕事を通して得られる知識にも違いがあります。たとえば、海外企業のチェーン店や個人が経営するこだわりのお店などで働いた場合、独自のノウハウやマナーが学べることもあるでしょう。



コンビニ・スーパー

コンビニ・スーパー
 コンビニやスーパーにおける接客業は、レジ打ち業務がメインです。品出しや開店前の掃除などを担当することもあるでしょう。接客業といっても、お客様をもてなしたり会話をしたりする機会はあまりありません。それよりも、会計をスピーディに正確にこなすことが求められます。その際には、商品が傷ついたりつぶれたりしないように丁寧に扱うことが必要です。求人が比較的多いうえ接客要素が少ないため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。



携帯ショップ

携帯ショップ
 携帯電話のショップスタッフは、お客様に対して料金プランやサービス内容の説明をすること、スマホや携帯などの新規契約・機種変更などの手続きをすることなどが主な仕事です。たくさんある機種とその特徴を覚えておくだけでなく、複雑な料金プランの体系やサービスの内容を正確に把握する必要があります。自分が分かっているだけでなく、契約時にはお客様に正しくわかりやすく伝えなければなりません。スマホの料金プランやサービスについてほとんど何も知らないというお客様は珍しくなく、説明していてもよく理解していないこともあります。どこまで理解しているのか、何をどう説明したらわかりやすいかなど、お客様の反応を見ながら適切に丁寧に説明することが必要です。

 機種やプランなどの幅広い知識に加え、それらを適切に解説できるコミュニケーション能力が求められます。難しいイメージはありますが、しっかり研修を行う店舗が多いため、真面目に取り組めば問題はないでしょう。



アパレル

アパレル
 アパレルスタッフは、ショップで扱っている洋服を販売するのが主な仕事です。品出しをする、来店したお客様にアドバイスをする、試着を手伝うといった業務のほか、お買い上げの際には会計もします。ほかにも、店内の洋服をたたみなおしたり、コーディネイトを考えてマネキンに着せてディスプレイしたりすることもあるでしょう。アパレルでは経験や能力に応じて、待遇がアップすることが一般的です。がんばっただけ反映されるため、やりがいを感じられるでしょう。おしゃれに敏感でファッションに興味があり、お客様に明るく接することができて会話を楽しめる人が向いています。



ホテル

ホテル
 ホテルでは、フロント業務や配膳スタッフ、ホテル内売店のスタッフなど接客の仕事はたくさんあります。フロントは、宿泊客のチェックインやチェックアウトの手続き、電話応対、宿泊客からの問い合わせへの対応など、多岐にわたる業務内容を担当します。配膳スタッフは、披露宴やパーティが行われる際に料理を手際よく運んで提供するのが仕事です。そのほか、会場の設営や片づけにも関わります。ホテル内売店のスタッフの主な仕事は、扱っている商品の品出しや会計などです。

 おもてなしの際お客様に失礼がないように、礼儀が重視されます。そのため、働くことできちんとしたマナーが習得できる点が大きな魅力といえます。観光やビジネスで訪れる外国人も多く、語学力に自信がある人であれば活かすことも可能です。語学が堪能であれば、観光地やビジネスの場において通訳のサポートをしたり対応を手助けしたりして、活躍できる機会も多いでしょう。



美容師・エステティシャン

美容師・エステティシャン
 美容師やエステティシャンは、お客様の要望を聞きだし、それに合ったスタイルや最適な施術プランを提案して実行する仕事です。接客スキルはもちろん、施術に関する高度な知識や技術が求められ、職種としては技術職に分類されます。特に、美容師は国家資格です。厚生労働大臣の指定を受けた美容専門学校などの養成学校を修了し、国家試験を受けて合格しなればなれません。ヘアカットからヘアカラー、スタイリングなど具体的な施術を通してお客様と接します。エステティシャンには国家資格はありませんが、お客様にうまく施術して望む結果を引き出すためには、経験や技術が必要です。施術の種類によっては免許も取得しなければなりません。

 美容師もエステティシャンも、施術前にはお客様の希望を聞いたり、施術中は問題がないか確認したりします。施術が終わるまで時間がかかるため、退屈せず心地よく過ごしてもらうために会話することも多いです。高いヒアリング力やコミュニケーション能力が求められる接客業といえます。



ブライダル

ブライダル
 ブライダルスタッフは、結婚式場で新郎新婦の結婚式をサポートするのが主な仕事です。受付や参列者の誘導をしたり、料理やドリンクの配膳を手伝ったりすることもあります。結婚式は一生に何度もない大きな晴れ舞台です。この日を待ち焦がれた新婦も多いでしょう。そのサポートをする仕事のため、ミスは許されません。また、新郎新婦をはじめ列席したゲストが気持ちよく過ごせるように、しっかりした対応やマナーが身についていることが求められます。ほかの接客業より厳しい面もあるものの、それだけに大きなやりがいを感じられる仕事でしょう。



企業受付

企業受付
 企業受付は、訪問したお客様に最初に対応し、アポがあるか確認したり案内したりするのが仕事です。受付の対応がどのようなものだったかで、企業のイメージにも影響します。素晴らしい対応ができれば企業イメージも向上し、お粗末な対応であれば下がってしまうでしょう。受付は、企業の顔ともいえる重要な仕事です。仕事をするにあたっては、自分の行動が会社のイメージに影響を与える可能性があることをしっかり意識する必要があるでしょう。

接客業の良いところ・悪いところ

接客業の良いところ・悪いところ

 接客業にも、良いところもあれば悪いところもあります。それぞれ、どのようなものがあるか見ていきましょう。

良いところ
 接客業の良いところとしてまず挙げられるのが、コミュニケーション能力が磨かれるという点です。コミュニケーション能力は鍛える機会がなければなかなか向上しません。接客業では、毎日お客様と接して常にどうすれば良いか考えながら対応します。最初はうまく対応できないことがあったとしても、経験を重ねるうちにうまくできるようになるものです。このような業務を通して培った高いコミュニケーション能力は、日常生活においても活かせるでしょう。友達や異性とスムーズに交流できるようになる可能性があります。

 臨機応変に対応できる力が身につくことも大きな魅力です。接客業では、毎日同じことの繰り返しはありません。さまざまなお客様と接し、意見や希望を聞いてどうすべきか考えて行動することで、判断力が磨かれ対応力が向上します。また、いろいろなお客様と触れ合えることも接客業の魅力の1つでしょう。デスクでパソコンに向かって黙々と仕事をしていては会えない数のお客様と、接客業では接することができます。



悪いところ

悪いところ
 悪いところとしては、まず、土日や祝日、一般的な長期休暇の時期などに休めないことが多い点が挙げられます。接客業にとっては休日や休暇シーズンが稼ぎ時となるため、世間が休んでいるときに働くことになります。家族や友人、恋人などと休みの日程が会わないこともよくあるでしょう。また、人を相手にするため、マニュアル通りにはいかなこともしばしば起こります。お客様から理不尽に怒られたり妙なクレームをつけられたりするときもあるでしょう。慣れないうちは、つらくてストレスを抱える可能性があります。

 ほかの職種と比較して給与が低い傾向にある点も、接客業の悪いところです。仕事がハードで給与が見合っていない、いわゆる「ブラック企業」も多く、離職率が高めです。そのうえ、一般企業と求められる能力が異なるために、ほかの職種に転職しようとしてもなかなか経験を活かせません。

接客業が向いている人は?

接客業が向いている人は?

 接客業は、人をもてなす仕事のため、向き・不向きがでやすい仕事です。ここでは、具体例を交えてどんな人が向いているかについて説明します。

人見知りしない
 接客業では、不特定多数のお客様と向き合い、関わることが大切な仕事です。顔見知りになるお客様もいますが、ほとんどが初対面となります。人見知りしてしまい積極的に話せないのでは仕事になりません。人を選ばず、明るく爽やかに話しかけられる人が向いています。このとき、自然な笑顔が作れるかどうかも大切です。これは、気持ちの良い笑顔で迎え入れられたら、お客様としても気分よく過ごせるからです。初対面の人でも自然ににっこり笑って話せる人なら適しているでしょう。



話すことが好き・得意

話すことが好き・得意
 話すことが好き、得意という点も欠かせない要素です。ただし、話すのが好きで一方的にしゃべっているのでは困ります。接客業においては、お客様の話をしっかりと聞いて気持ちよい返事をすることや言葉のキャッチボールができることが重要です。適切な相槌やうなずきなどを入れ、お客様の話をしっかり聞きだしましょう。相手の立場を考えて話せるかどうかが重要です。会話を盛り上げることが得意な人であれば、素質があるといえます。



気配りができる人

気配りができる人 
 接客業では、まずお客様に店舗に来てもらわなければ始まりません。お客様が来店しやすい店舗にするにはどうすればいいか、相手の気持ちに寄り添い、相手の目線で考えることが大切です。これは、来店したお客様に気持ちよく過ごしてもらうためにも必要なことです。つまり、お客様に対して細かく気配りできることが求められるのです。気配りできる人であれば、相手の望みを察してこちらから提案したりお客様目線で商品のレイアウトを替えてみたりもできるでしょう。お客様がほしいと思っているものを的確に見極め、提供できることが大切です。

外国人向けの研修がある企業も

外国人向けの研修がある企業も

 日本を訪れる外国人観光客は、年々増加し続けています。2013年からは6年連続して過去最高を更新しているほどです。しかし、外国人観光客を対象とした調査では、多くの人が施設や店舗のスタッフとのコミュニケーションで困ったと答えています。外国人観光客も大切なお客様です。満足してもらうためには何らかの対策を講じることが必要でしょう。そこで、外国人の接客に関してスタッフに研修を行っている企業も出てきています。全体で見ると外国人の接客に関して研修を行っている企業は、まだ半数程度ではあるものの、今後増えていく可能性があるでしょう。2020年の東京オリンピックでは多くの外国人が来訪することが見込まれ、重要になると予想されます。

自分に合った接客業を見つけて見よう

自分に合った接客業を見つけて見よう

 接客業といってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。たとえば、接客業のなかでもコンビニやスーパーのレジ打ちはおもてなし要素の少ない仕事です。ホテルのフロントは礼儀やマナーがきちんと身についていることが要求されます。業務を通じて習得できるものも違うでしょう。接客業を目指している人は、それぞれの職種の特徴をよく検討し自分に向いているものはどれかを考えて最適な仕事を選びましょう。

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