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2020/02/20(木) 配信
「レジ業務」というと、スーパーのレジ打ちなどの仕事をイメージするケースが多いでしょう。しかし、レジ業務にはさまざまな仕事内容があります。レジ業務の仕事内容について正しく把握しておき、仕事を選ぶうえでの参考にしてみましょう。この記事では、レジ業務の仕事内容や向いている人の特徴、将来性などについて詳しく解説していきます。
レジ業務とは、具体的にどのような業務内容を指しているのでしょうか。ここでは、レジ業務の内容について詳しく見ていきましょう。
レジ打ち
レジ打ちでは、バーコードリーダーやタッチパネルを用いることによって、商品の情報を読み取っていき、精算を行います。レジ打ちの場合は、顧客の支払いに対応するのが主な仕事内容です。ただし、近年では支払い方法も多様化しているという背景があります。買い物をしたときの支払いは現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーなどがあるので、店舗によってはこれらの支払い方法を取り入れていることも多く見られます。加えて、クーポンやポイントカードを導入している店舗の場合は、ポイント加算などの業務もレジ担当者が行う必要があるでしょう。また、店舗によっては、商品の情報の読み取りや精算だけでなく、袋詰めまでをレジ業務が行う場合もあるのです。そのため、レジ業務に従事する人には、正確であるのはもちろんのこと、丁寧で素早い作業が求められるといえます
レジ点検
レジ業務は、お金を扱う仕事です。そのため、「お金の出入りは正しく行われており、最終的な合計金額は合っているか」や「お金のやり取りで間違いがなかったか」など、レジ内の現金を点検する業務も含まれます。ただし、店舗によっては、レジ点検はレジ担当者が行わず、管理職のみが行っている場合もあります。さらに店舗によっては、点検した現金をレジ担当者が金庫まで責任を持って入金する場合もあるのです。
店内の環境調整
レジ業務の主な仕事は、会計業務や接客業務です。ただし、実際にレジ業務の仕事をしている人の多くが、会計や接客以外の仕事も行っています。店内に顧客が多いときには、レジ打ちの業務に専念するケースがほとんどです。しかし、客足が途絶えた時間帯には、レジまわりの掃除や、商品の袋詰めを行う場所であるサッカー台の清掃などを行う場合も多くあります。これらの箇所は使用頻度の高い場所であるだけでなく、視線がいきやすい特徴があるため、極力清潔にしておくことが欠かせません。
また、顧客が利用した買い物かごやカートの回収も、レジ業務の担当者が行うことが多くあります。店舗によってはサービス係を配置し、レジ以外の業務はサービス係が担当している場合もあります。店内の環境調整がレジ業務に含まれるかどうかは店舗によって変わってくるため、就業前に確認しておくとよいでしょう。
商品の陳列
レジ業務の担当者は、客足が途絶えた時間帯に、倉庫から商品を運んできて店内に陳列する業務を行う場合もあります。これは、「品出し」と呼ばれる業務です。ほかに、店内を見まわって、商品をきれいに整理整頓して、陳列する業務を担当することもあります。店内の棚に商品がバラバラに置かれていたり、間違った場所に置かれていたりすると、スムーズに買い物ができないだけでなく、乱雑な印象になり、顧客に対して清潔なイメージを与えるのが難しくなります。商品は指定の位置に陳列されているのはもちろんのこと、顧客が手に取りやすく、見栄えがよくなるように並べることが求められます。
レジ業務はお金を扱う以外にも、さまざまな仕事が含まれます。ただし、どのような業務を担当するのかは、店舗の形態によっても変わってくるのが実情です。ここでは、店舗によるレジ業務の違いについて紹介します。
大型店舗やホームセンター
大型店舗やホームセンターなどでは、レジ打ちの業務のみに専念しやすい傾向にあります。これらの形態の店舗では、客足が途絶える時間帯があまりない場合もあるでしょう。そのため、レジ業務を続けて行うケースもめずらしくありません。ただし、大型店舗などの場合でも、レジまわりなどの簡単な清掃などは任されることも多くあります。レジ打ちの業務に集中しながらも、レジまわりは常に清潔にしておき、顧客がいつでも気持ちよく買い物ができるような環境を積極的につくっていくことが大切です。
コンビニ
コンビニの場合は、「レジ業務」という名目で人材募集を行うケースはほとんどありません。それは、コンビニという形態をとっている店舗である以上、さまざまな業務を兼任する可能性が高く、レジ打ち以外の業務も多く発生するからです。たとえば、コンビニではレジ業務を担当している人でも、レジの点検や商品の品出し・陳列、店内の清掃、バックヤード業務などの業務に携わることになります。そのため、「レジ業務に専念したい」という希望を持ってコンビニに就職を決めてしまうと、働きはじめてから「思っていた業務内容と違う」というケースにつながる恐れもあります。
また、コンビニではフライなどの調理業務もレジ担当者が兼任して行うケースがほとんどです。コンビニはひとつの店舗を少人数で運営しているため、ひとりの従業員が行わなければならない業務も非常に多くなるのが一般的です。最初に覚えなければならない仕事量が多くなる場合もあるでしょう。
レジ業務にチャレンジしてみようか迷っているのであれば、レジ業務をするうえでのメリットと注意点を正しく把握しておきましょう。ここでは、レジ業務のメリットと注意点を見ていきましょう。
メリット
レジの仕事をはじめるためには、特別な資格は必要ありません。そのため、未経験者でも気軽にできる点は大きなメリットといえるでしょう。これまで一度もレジ業務を経験したことがない人でも、研修を受けてから店頭に立つので安心です。また、レジ業務に関しては、若年層から高年層まで求人が多いという特徴も見られます。実際、コンビニやスーパーなど、さまざまな店舗でレジ業務に携わっている人を見ていると、幅広い年齢層の人が働いていることに気付くでしょう。
さらに、レジ業務ではシフトの調整が細かく行われているので、希望通りのシフトになりやすいというメリットがあります。たとえば、「午前中のみ」や「短時間」など、それぞれの希望に合わせてシフトを組んでくれるケースがほとんどです。子育て中の人であっても、比較的働きやすい環境といえます。加えて、レジ業務は接客業なので、人とのコミュニケーションも取れます。仕事で顧客から「ありがとう」といった感謝の言葉をかけられることも多く、やりがいを感じやすいのもレジ業務のメリットです。
ほかに、レジ業務では接客や現金の扱い、臨機応変な対応を求められるシーンも多いため、レジ業務で経験したことを他業種でも生かしやすいという特徴があります。将来的に他業種に就くことを視野に入れている場合でも、一度レジ業務を経験しておくと、まったく異なる業種であっても培ってきたスキルが役立つ可能性があるのです。
注意点
レジ業務を行う場合には、さまざまな注意点があることを把握しておきましょう。まず、レジ業務はお金のやり取りを行うため、非常に責任が重い仕事です。たとえば、お釣りを渡し間違ってしまうと、店舗としての信用を失うことにもつながりかねません。次に、常に顧客のペースに合わせた仕事を行う必要があるという点です。品出している場合でも、顧客がレジに並んでいるようなら作業の手を止めてすぐにレジ打ち業務に戻るなど、柔軟な対応が求められます。
また、レジ業務は立ち仕事なので、疲れを感じやすい傾向にあります。腰痛持ちであったり、体力的に心配があったりする人の場合には、長時間に及ぶ立ち仕事は難しいこともあるでしょう。加えて、店舗によっては冷暖房が効きすぎたり、または逆に効かなさすぎたりといったケースもあり、体温調節が難しい場合があります。さらに、なかには頭髪規定や制服着用など、身だしなみに関する細かいルールを設けている場合も多いことから、頭髪や服装などの自由度は低いといえます。
レジ業務には、向いている人とあまり向いていない人がいます。ここでは、レジ業務に向いている人の特徴を紹介していきます。
責任感のある人
レジ業務はお金のやり取りをするのが主な業務であるため、責任感が求められます。お店の評判はレジ業務の質が大きく関係しています。一度利用した店舗を今後も利用するかどうかは、レジ担当者の接客が適切であったかどうかという点が大きく影響している可能性が高いのです。そのため、「自分が顧客に対してどのように対応するのかが、お店の評価に直結する」という意識を常に持って仕事を行うことがポイントです。また、レジ業務からステップアップして、後輩の育成指導などマネジメントに携わる場合もあります。
素早く動ける人
レジ業務には、素早く動ける人が向いています。特に、レジが混雑する時間帯には素早い作業が求められます。作業のスピードが遅く、レジが混雑してしまうと、クレームにつながってしまう恐れさえあるのです。また、レジが滞ってしまうと、顧客が購買をあきらめてしまうこともあります。混み合っているレジの様子を見て、顧客が買い物するのを断念してしまうと、店舗の売り上げにも影響してしまうでしょう。
体力に自信のある人
レジ業務は、基本的には立ち仕事です。就業中は立った状態のまま業務にあたる場合が多いので、体力に自信がある人には特に向いています。また、レジ打ち以外にも、商品を陳列したり、買い物かごを移動させたりするなど、重たいものを持ったりする場合もあります。加えて、立ったまま接客の声出しも行わなければなりません。これらのことから、レジ業務ではある程度の体力が求められるでしょう。
笑顔で対応できる人
レジ業務は接客業であるため、コミュニケーション能力が重要です。トラブルがあったときには笑顔で対応するなど、臨機応変な行動が求められます。レジ業務の担当者が笑顔で接客しているかどうかという問題は、店の評判にもかかわってくるといっても過言ではないでしょう。そのため、すべての顧客に対して笑顔で丁寧な対応を行える人は、レジ業務には特に向いています。
レジ業務の場合、スタートはパートやアルバイトの場合がほとんどです。パート・アルバイトとしてある程度の期間勤務を経験したら、シフトリーダーなどのまとめ役にキャリアアップできることもあります。シフトリーダーなどにキャリアアップしたときには、正社員へ登用される可能性もあるでしょう。また、店長やマネージャーなどの管理職になったり、スーパーなどの本社勤務になったりするなど、キャリアアップの可能性もゼロではありません。なかには、本社でレジ業務以外の職種にあたることもあるため、働く店舗によっては将来性が期待できる仕事といえます。
レジ業務の求人は比較的豊富であるため、求人を選ぶときのポイントを押さえておく必要があります。まず、自宅から近い店舗を選ぶと、自分は仕事が休みの日であっても仕事関係の人や顧客に会うこともあります。休みの日に顔見知りの人に会うのが嫌なのであれば、無理のない範囲で自宅から離れた場所にある店舗を選ぶようにしましょう。次に、同じ系列のスーパーであっても、勤務地や働く時間帯によっては時給が大きく変わる場合もあります。そのため、後悔することのないように、研修期間の時給や早朝・深夜・土日の手当てについても、しっかりと確認してから応募することが大切です。
また、大型で従業員が多い店舗に関しては、シフトの融通がききやすい傾向にあります。短時間勤務や午前中のみの勤務など、少ない勤務時間内で働けるスタッフを積極的に募集している店舗では、シフトの細かい相談に乗ってくれる可能性が高いといえます。ただし、このような店舗の場合、業務内容がマニュアル化されており、覚えることが多くなるケースもあるため注意が必要です。逆に、小型で従業員が少ない店舗になると、フレンドリーな雰囲気で働きやすい環境が整いやすい一方で、急な休みへの対応が難しくなることもあります。
レジ業務は初心者でも求人が多く、はじめやすい仕事のひとつです。また、最初は非正規雇用であっても、正社員に登用されるチャンスを持てるケースもあります。そのため、レジ業務が気になる人は、積極的にチャレンジしてみましょう。レジ業務なら希望に添った求人をマッチングしてくれるグロップを利用して、自分のライフスタイルや考え方に合った求人を探してみましょう。
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