派遣・アルバイト・正社員の求人

　派遣社員として働くためには、まず派遣会社への登録が必要です。では、派遣登録する際には、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。当日会場に持参しなければならないものや、身だしなみの注意ポイントなど、知っておくべき点がいろいろあります。この記事では、派遣登録を考えている人を対象に、登録の際に必要なものや気をつけるべき身だしなみについて解説します。

　派遣登録の際、職種によってはほとんどの派遣会社でスキルチェックが行われます。一定水準以上のスキルがないと、派遣先の企業で仕事が成り立たないからです。スキルチェックは、仕事を紹介する目安として行われていることを考えると、よい仕事を紹介される率を高めようと思ったら、登録時のスキルチェックは重視しておいたほうがよいでしょう。ここでは、スキルチェックの内容やレベルと、対策の重要性について解説します。

　派遣会社の登録の際に、スキルチェックを受けるのは面倒だと感じたことがあるかもしれません。できればスキルチェックのない派遣会社がいいとさえ思う人もいるでしょう。しかし、スキルチェックを行っていないようなところでは、高いスキルレベルを求められるような稼げる仕事は紹介してもらえません。なぜなら、スキルチェックは、一定以上のスキルを持った人を派遣するためにはなくてはならないことだからです。一定水準以上のスキルを持った人に登録してもらうことで、派遣先にも高いスキルレベルの人を紹介できるようになります。つまり、レベルの高い仕事を紹介してもらうためには、スキルチェックを受けることは不可欠なのです。ですから、派遣会社によってスキルチェックの内容も難易度も異なります。難しいスキルチェックを行うところでは、それだけ高いスキルを必要とする案件もあると言えます。

　では、ここで、実際に派遣社員として働いたことがある方々に、スキルチェックの難易度について質問してみます。

　【質問】
　派遣登録時のスキルチェックは難しいと感じましたか？
　【回答結果】
　難しかった：35
　特に難しくなかった：123

　調査地域：全国
　調査対象：年齢不問・男女
　調査期間：2017年06月23日～2017年06月30日
　有効回答数：158サンプル

　スキルチェックは難しくないのが普通

・PCの基本操作やタッチタイピング、ワードエクセルの基本操作が使えれば特に難しくはないと思う。（20代/専業主婦（主夫）/女性）
・基本的な内容なので、特に難しくない。（40代/個人事業主・フリーランス/男性）
・特に難しくなかった、それは適性を見るだけのものなので。（30代/正社員/男性）

　難しくなかったと回答している人のコメントを見ると、スキルチェックがあるのは事務職の派遣の場合がほとんどで、実務で使用する簡単なパソコン操作や、一般常識のチェックだけのことが多いようです。実際に働くことができるかを確認するレベルなので、難しくないと感じた人が多いのもうなずけます。しかし、約2割の人は難しかったと回答しています。

・会社によって全く内容が違いました。一番難しかったと感じたのは、面接をすると言われたときに抜き打ちで英語を話されたときでした。（30代/正社員/男性）
・製造派遣の時は、1つの作業を何秒で出来るかを計測されたりもし、当初はスピードアップと正確な作業を求められ、大変だったのを思い出します。（40代/無職/男性）
・パソコンが大変難しかったです。重視する会社では、場合により登録ができないかもしれませんので、事前勉強が必要です。（30代/無職/女性）

　難しかったと回答した人のコメントでも、パソコンに関するスキルチェックに関するものが目立ちました。同じようなスキルチェックでも、個々の能力によって感じ方に個人差があるようです。

　派遣会社や派遣先の求めるレベルによって、スキルチェックに大きな差があることがアンケートから浮き彫りになりました。では、引き続き、具体的なスキルチェックの内容について見ていきましょう。

　登録時のスキルチェックでチェックされる内容は、どのような職種の派遣が対象になっているかによって違ってきますが、一般的なのは事務派遣のためのスキルチェックです。ですから、一般事務やデータ入力で必要なタイピングスピードや、ワードとエクセルの操作方法、電話応対、簡単な一般常識のテストが中心です。なかでも多いのがワードとエクセルの操作ができるかどうかのチェックです。派遣会社によって求められるレベルに差がありますが、基本的な操作はできるようにしてから臨んだほうが無難です。派遣社員は派遣先の会社から即戦力として期待されていることがほとんどです。ですから、それに見合うスキルを持っているかをチェックできるような内容のテストが行われます。派遣先に派遣されてからスキル不足を指摘されるようなことのないようにあらかじめチェックするのですから、そのつもりで事前練習をしておくとよいでしょう。

　登録の際にスキルチェックがあると聞くと、スキルチェック対策ばかり気になってしまうかもしれません。しかし、実際に働くうえではコミュニケーション能力が重要視されます。実は、かなり優れたスキルを持っている人でも、コミュニケーション能力に問題があるとなかなか派遣先が決まりません。ですから、スキルチェック対策ばかりに時間を割くのではなく、コミュニケーション能力をアップさせることも同時にしていくことが大事です。コミュニケーション能力は、接遇や電話応対、社内での他の社員とのやり取りなど、さまざまな場面で必要になります。言葉遣い、特に敬語の使い方や、ビジネス上の常識的な立ち居振る舞いなど、知っておかなければならないことがたくさんあります。コミュニケーション能力とは、相手の言葉や態度から的確に意図を捉えることができ、自分の意図も相手に確実に伝えられるという能力です。ですから、自分目線と相手目線を意識して物事を捉えられるようにすることが大事です。

　派遣登録の際のスキルチェックは、事前に対策しておいて損はありません。スキルチェックのないところよりも、あるところのほうがスキルを活かす機会はあります。わざわざ派遣社員を採用するようなところでは、それなりに高いレベルのスキルを最初から要求します。自分のスキルが仕事の役に立つことを証明する機会でもあります。会社から求められるレベルのスキルを持ち合わせているかをチェックするためにも、スキルチェック対策をして臨むようにしましょう。

　関連記事：「派遣登録時のスキルチェックとは？気になるスキルチェックまとめ」をご参照ください。

　グロップグループの求人情報サイト「GROP WORK STYLE」の求職登録はこちら。