TEL0120-700-700

派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで

介護の現場で働く!
どんな職種がある?

2019/04/16(火) 配信

介護の現場で働く!どんな職種がある?

 介護の仕事にはさまざまな職種があり、どの職種を選ぶかで実際の仕事内容も大きく変わってきます。介護職員のように介護の現場で実際に介護業務を担当する人もいれば、ケアプランの作成や介護保険関連の手続きを専門に行うケアマネジャーのような人もいるのです。また、職種によっては資格取得や実務経験も必須となるため、将来なりたい職種に合わせたキャリアプランを考える必要があります。
 ここでは、これから介護の仕事をしたいという人のために、介護関連の主な職種について解説します。

直接介護を行う「介護職員」

直接介護を行う「介護職員」

 介護職員は、介護の現場で要介護者と直接接する仕事です。かつての資格名からヘルパーと呼ばれることも多い職種です。介護職員は、心身の障がいが原因で日常生活が困難となった人に対し、食事や入浴、排泄といった身の回りの世話を行います。また、調理や洗濯、買い物といった日常の家事を代行する生活援助、利用者の話し相手になるといったメンタルケアも大切な仕事です。
 介護職員の場合、必ずしも資格は必要ではありません。介護補助・介護助手のように資格がなくてもできる介護の仕事もあります。しかし、利用者の身体に直接触れる身体介護を行うには資格が必要となります。介護の現場で身体介護を行うのに必要な資格としては、入門資格である介護職員初任者研修、その上位資格である実務者研修があります。また、さらにその上には国家資格である介護福祉士もあります。
 介護福祉士になると直接介護以外の業務も担当できるようになるため、介護職としての仕事の幅が広がります。現場で働く介護職のキャリアプランとしては、実務者研修を経て、最上位資格である介護福祉士を目指すという流れが一般的です。
 介護関連の資格のなかでも、入門的な位置づけの介護職員初任者研修なら最短1カ月で取得できます。介護専門職を目指すなら、まずは介護職員初任者研修の取得を目標にしてみましょう。

マネジメント業務を行う「ケアマネジャー」

マネジメント業務を行う「ケアマネジャー」

 ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険のスペシャリストとして介護を必要とする要介護者が適切な支援を受けられるようにサービス利用に関する調整役となる職種です。主な職務内容としては、介護保険サービスを利用するのに必要なケアプランの作成、サービスの利用で発生する介護給付費の管理があります。さらに、利用者とサービス事業者の橋渡し役としてあいだを取り持つのもケアマネジャーの持つ大切な役割のひとつです。
 デイケアや老人保健施設など、介護保険サービスの利用者を対象とした施設はたくさんありますが、知識のない要介護者本人やその家族が目的に合う施設を探すのは大変です。そこで、ケアマネジャーの役割が重要になってきます。ケアマネジャーは要介護者の身体状態などを考えながら、要介護者の目的に合う施設やサービスを探します。また、利用者本人に代わり、サービスに対するクレームや要望を事業者に伝えるといった仕事もします。そのほか、要介護者の家族の相談に乗る、生活困窮者に対しては生活保護の申請をサポートするなど、ケアマネジャーは要介護者やその家族のニーズに応じてさまざまな活動を行っていきます。
 ちなみに、ケアマネジャーになるためには資格要件があり、各都道府県で実施している介護支援専門員試験の合格および登録が必須です。

要介護者や家族からの相談に乗る「生活相談員」

要介護者や家族からの相談に乗る「生活相談員」

 生活相談員は、デイサービスや特別養護老人ホームといった介護施設において、窓口業務を担当する職種です。具体的には、要介護者がサービスを利用するのに必要な、面談、契約、各種手続きなどを担当しています。介護を受ける本人や家族にとっては、介護関連の相談に乗ったり、適切なアドバイスを行ってくれたり、と快適な介護生活をサポートしてくれる存在です。そのほか、管理職として施設の運営業務を担当したり、現場の介護業務を兼任していたりするケースもあります。
 生活指導員には資格要件があり、具体的には、社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格のうち、いずれかの資格を取得することが必要です。ただし、自治体によってはケアマネジャーなどほかの資格や経験で生活相談員になることが認められる場合もあります。自治体によって扱いが異なりますので、正確な資格要件などについては各自治体の情報をチェックしましょう。
 なお、各介護施設では最低1名以上の生活相談員を配置することが法律で義務付けられています。生活指導員として働くのに必要な資格要件を満たせば、介護業界での就職・転職を考える際に有利になると言えるでしょう。

介護の職種!選ぶ人が多いのはどれ?

介護の職種!選ぶ人が多いのはどれ?

 介護の仕事にはさまざまな職種がありますが、実際にはどんな職種が人気なのでしょうか。全国の男女を対象にアンケート調査を実施しました。

 【質問】
 もしも自分が介護の仕事をするとしたらどの職種を選びますか?
 【回答結果】
 生活相談員 : 45
 ケアマネジャー : 28
 介護職員 : 27
もしも自分が介護の仕事をするとしたらどの職種を選びますか?
 調査地域:全国
 調査対象:年齢不問・男女
 調査期間:2018年09月28日~2018年10月05日
 有効回答数:100サンプル

 好みの職種は分かれる結果に

 調査の結果、生活相談員と答えた人の割合がやや多いものの、どの選択肢にも一定の支持が集まりました。まずは、生活相談員と答えた人の声を紹介しましょう。
・実際に介護の対応をしつつも、より幅広い相談に乗れそうな気がするので。(44歳/男性/正社員)
・体力に自信が無いことと、相手の話を聞くのが苦にならないことの2つの理由で選びました。(66歳/女性/個人事業主・フリーランス)

 デスクワークというイメージから、体力に自信がない人でも挑戦しやすいと考える人が多いようです。それでは、ケアマネジャーと答えた人についてはどうでしょうか。
・現在介護職員として務めています。夜勤業務も行っています。体力的な面や、健康面においてケアマネジャーとして居宅支援や地域包括センターでのデスクワークに転職したいと感じることが多々あります。(28歳/女性/正社員)
・介護サービス利用者が一番良い形で介護施設を選べるように、総合的な提案をして、その利用者の喜ぶ姿を見たいからです。(36歳/男性/個人事業主・フリーランス)

 仕事内容にやりがいがあると答えた人がいる一方、収入や仕事環境の面で恵まれているのがよいと答えた人も何人かいたのが印象的でした。さらに、介護職員と答えた人の声も見てみましょう。
・実際に介護を行って、人の役に立ちたいので。(27歳/男性/個人事業主・フリーランス)
・介護職員は、直接お年寄りと接するため、やりがいがありそうだから。(23歳/女性/学生)

 実際に介護の担い手になることで、直接人の役に立てる点に魅力を感じる人が多いようです。
 同じ介護の仕事でも、どの職種を選ぶかによって実際の業務内容は大きく異なります。それぞれにメリットや魅力がありますので、自分の適性などを考えながらキャリアプランを考えることが重要になってきそうです。

これからますます必要とされる職種

これからますます必要とされる職種

 超高齢化社会を受け、介護業界では人材の確保が急務となっています。介護関連の職種は、いずれもこれから先、ますます必要とされる仕事です。また、手に職をつけることができるため、一度資格やスキルを身に付ければどこに行っても働くことができます。一生使えるスキルを身に付けたいという人にはおすすめの仕事です。さらに、派遣社員として働くことでフルタイムにこだわらない働き方もできるというメリットもあるため、家庭の事情などに合わせて仕事をしたい人にも向いています。
 超高齢者や心身に障がいのある人を支える介護の仕事は社会的貢献度も高く、誰かの役に立つ大切な仕事です。人のためになる仕事がしたい、誰かの役に立ちたいという人であれば、やりがいを持って働くことができるでしょう。

 関連記事:「未経験から介護のプロに!介護職を派遣で働くための基礎知識」をご参照ください。

 グロップグループの求人情報サイト「GROP WORK STYLE」の求職登録はこちら。

 人材派遣会社:「グロップグループについては」こちら。