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介護職員として働く!
主な仕事内容は?

2019/04/16(火) 配信

介護職員として働く!主な仕事内容は?

 介護職員とは、実際に介護を必要としている人のためにさまざまなサポートを行なう仕事です。食事や入浴の介助、日常家事の手伝いなどその業務内容は多岐にわたります。ただ、実際のところ、介護が必要な人に対して身の回りの世話をする人というイメージで、この仕事を捉えてしまっている人も多いのではないでしょうか。
 このコラムでは、介護職員の仕事に興味があるという人に向けて、介護職員の具体的な仕事内容について解説します。

介護職員の仕事というと思い浮かぶのは?

介護職員の仕事というと思い浮かぶのは?

 介護職員の仕事に対して、多くの人はどのようなイメージを抱いているのでしょうか。全国の男女を対象にアンケート調査を実施しました。

 やはり?介護職員は身の回りのお世話をするイメージが多数!

・排泄や入浴、食事などの介助(41歳/女性/パート・アルバイト)
・寝たきりの方や体の不自由なお年寄りの生活を介助し、着替えや入浴、食事のお世話をしている姿をイメージします。(49歳/男性/正社員)
・入浴補助やリハビリ支援、送迎など、体力的・精神的に大変な仕事が思い浮かぶ。(28歳/女性/無職)
・患者様又は利用者様のADL(食事・整容・更衣・排泄・入浴)の介助に加え、IADL(買い物・掃除・洗濯等)の介助・援助が思い浮かびます。(31歳/女性/正社員)
・お年寄りの身の回りの世話です。着替え、食事、入浴、排泄が基本なイメージです。お散歩やレクリエーション、通院のお手伝いもあると思います。(40歳/女性/派遣社員)

 【質問】
 介護職員の仕事というと、どのようなものが思い浮かびますか?
 【回答結果】
 フリー回答

 調査地域:全国
 調査対象:年齢不問・男女
 調査期間:2018年09月28日~2018年10月05日
 有効回答数:100サンプル

 特に、介護が必要な人の身の回りの世話をする仕事をイメージする人が多いようです。しかし、実際には、介護職員の仕事はそれだけにとどまりません。利用者の心のケアや家族を精神的にサポートするといったことも、介護職員の仕事内容になってきます。
 以下、介護職員が担う主な仕事の内容について具体的に見ていくことにしましょう。

直接体に触れる身体介護

直接体に触れる身体介護

 介護のうち、利用者に対して直接働きかける介護のことを身体介護といいます。身体介護には、利用者の身体に触れたり、利用者のADL(日常生活動作)および意欲の向上を目的として利用者と一緒に行ったりするものが含まれます。また、たん吸引や経管栄養のように専門的な知識や技術を要する介護も身体介護にあたります。
 心身に障がいがある人の場合、そのレベルによっては日常生活に必要な動作を1人で行なうのが難しくなってきます。こうした人のために、時には利用者の身体に直接触れてサービスを提供し、利用者の自立支援をサポートするのが身体介護の仕事です。
 具体的な仕事内容としては、着替えや食事、入浴、排泄などの補助、ベッドからの起き上がりや歩行の補助などが挙げられます。
 身体介護では、介護の必要なレベルによって補助の仕方も変わってきます。たとえば、いつでも介助できる状態で行なう見守りも身体介護に含まれます。利用者を手助けしながら一緒に家事をすると同時に安全確認のための声かけを行なう、見守りや声かけが中心で必要なときだけ介助を行なうといった行為も身体介護にあたります。
 利用者の身体に直接働きかけることから、身体介護を行なう介護職には介護職員初任者研修などの資格が必要です。

日常生活の手助けをする生活援助

日常生活の手助けをする生活援助

 生活援助は、日常生活の家事を手助けするサービスです。心身に障がいがあると、日常生活を送るのに必要な家事をすることも難しくなります。また、家族が側にいないなどの理由から、家族に家事の手伝いを頼めないということもあるでしょう。
 生活援助では、こうした利用者のために、買い物や食事の準備、洗濯、利用者の生活スペースの掃除といった日常生活の家事を代行し、利用者の日常生活をサポートします。特に、在宅介護や訪問介護で働く介護職の場合、生活援助の割合が増える傾向があります。
 生活援助は、主に利用者の代わりに家事を行なうサービスですが、すべての家事が含まれるわけではありません。生活援助にあたるのは、利用者本人に対して行なわれるものだけです。同じ家事でも、利用者本人以外の人への家事やペットの世話は対象外になります。また、大掃除や草むしりのように日常生活の範囲を超えた内容の家事も生活援助の対象外です。

要介護者のメンタルケア

要介護者のメンタルケア

 介護職員は日常動作や家事をサポートするだけでなく、利用者への精神的な支援も行ないます。介護職員の仕事は、利用者がその人らしい生活を送れるように手助けを行なうことです。したがって、ただ身の回りの世話を行なうだけではなく、利用者がいきいきとした毎日を送れるようにメンタル面でのサポートも行っていく必要があるのです。たとえば、介護職員は利用者の不安に寄り添い、介護に関する相談に乗ったり、必要に応じてアドバイスをしたりします。
 また、利用者の話し相手になるのも立派なメンタルケアの1つです。特に、一人暮らしの高齢者などにとって、訪問介護で訪れる介護職員は数少ない話し相手の1人です。誰とも会話をせずに家に閉じこもっていると孤独感が募り、老人性うつなどの病気を引き起こすおそれもあります。また、人と会話をするということは、それだけで脳の活性化にも効果的です。利用者に健康的な毎日を送ってもらうためにも、話し相手の存在というのはとても重要なものなのです。
 さらに、利用者に社会とのつながりを持ってもらうために、レクリエーションへの参加を促したり、地域の社会活動の情報を提供したりといった社会活動支援も行っていきます。

要介護者の家族に対する支援も

要介護者の家族に対する支援も

 介護を受ける利用者本人に対してだけでなく、利用者の家族をサポートするのも介護職員の仕事です。利用者の家族は、さまざまな困難や不安を抱えています。これまで介護の経験が全くなく、介護に必要な知識も技術も不足しているケースも多いものです。特に、在宅で介護を行なう家族の負担は相当なものがあります。重い負担で心身ともに疲れ切った結果、日常生活に支障をきたしてしまったり、利用者との関係が悪化してしまったりするおそれもあります。
 こうした利用者の家族を支えるのも、介護職員の大切な役割の1つです。介護職員は、家族からの介護に関する相談に乗り、必要であればアドバイスもします。
 介護食の作り方や、実際の介助方法など、初めて介護をするときに戸惑ってしまうことは多いものです。介護職員は、介護のプロとして日常的な介護をする際に必要となる知識や技術を利用者の家族に伝えます。また、介護に必要な道具や福祉用具などについての情報も提供します。
 利用者の身体の状態や家族構成、家族の仕事の有無などにより、家族の負担は各家庭で違います。介護職員はこうした各家庭の事情に配慮しつつ、介護を担う家族の不安に寄り添います。利用者はもちろん、介護が必要な家族を持つ人にとっても欠かせない存在なのです。  

幅も奥行きもある介護職員の仕事

幅も奥行きもある介護職員の仕事

 介護職員の仕事は、利用者の身の回りの世話だけにとどまりません。介護を必要とする人の家族をサポートする、利用者の自立を助けるなど、さまざまな大切な役割を担っています。
 介護職員の仕事は、取り組み方によって幅も奥行きも無限に広がる可能性のある仕事です。その分だけ工夫のしがいもありますし、それがうまくいったときには達成感も得られます。また、直接人の役に立てるのも魅力です。社会の役に立ち、またやりがいのある仕事を探している人には、おすすめの仕事と言えるでしょう。

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