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保育士の勤務時間は長い!?
現場の声から実態を検証

2019/04/18(木) 配信

保育士の勤務時間は長い!?現場の声から実態を検証

 保育士の仕事は過酷だと言われることがありますが、果たしてどのような点が過酷だと言われているのでしょうか。勤務時間が長いのか、勤務時間帯が不規則なのか、休憩や休暇が取りにくいのかということが気になります。また、同じ保育園に正規雇用と派遣の保育士がいる場合、勤務時間に差があるのでしょうか。保育園が子どもを預かる時間の長さを考えると、勤務時間の長さも勤務時間帯も、一般企業とはかなり異なるのかもしれません。現場の声を紹介しつつ保育士の勤務時間について説明します。

保育士の仕事内容

保育士の仕事内容

 預けられている子どもたちにとって保育園は生活の場です。そのため、保育士は子どもたちの身の回りの世話をしながら、食事や睡眠、着替えなど、日常的な生活習慣を身につける手助けをします。また、子どもたちが集団生活になじめるように、年齢に応じた社会性を養うことも保育士の役目です。遊びを通して心も体も健やかに育つようにサポートをする役割もあります。子どもたちが安全に生活できるように、心や体の小さな変化に目を配り、保護者と連携を取りながら成長を見守るのも保育士の仕事です。子どもたちが安全に生活できる環境を整え、維持する仕事もあります。
 日常的に一緒に過ごす子どもと信頼関係を築くだけでなく、保護者との信頼関係を築くことも大事です。連絡を密にして、保護者へのアドバイスやサポートなども行います。子どもと直接関わる以外の仕事も大切な保育士の業務です。教材作りや連絡ノートの確認作業などは、勤務時間内にできなければ、家に持ち帰って行うこともあります。仕事内容が多岐に渡るので、効率よく計画的に行わなければ、毎日やり残した仕事が溜まっていくことになりかねません。保育園に任せられる仕事内容に差があるので、保育士として働くなら、どこまで任されるのかを事前に確認しておく必要があるでしょう。

保育士の基本的な勤務時間

保育士の基本的な勤務時間

 保育士の勤務時間は、働いている保育施設により差がありますが、一般的な保育園での基本的な勤務時間はおよそ9時間(休憩含む)です。早番、中番、遅番でシフトが組まれるシフト制が取られていることが多く、出勤時間や帰宅時間は時間単位で前後します。たとえば、早番は7時~16時、中番は9時~18時、遅番は10時~19時などとなります。時間外保育がある保育園で働く場合は、早朝・深夜の勤務や夜勤が割り当てられる場合もあります。土日が完全に休みの園やシフト制で月8日休みとなる園など、休みの取り方は勤務先によってまちまちです。
 保育園は仕事をしている親が子どもを預けているケースが多いため、仕事の都合などで迎えの時間が遅れるということも起こり得ます。そうなると、保育士も臨機応変な対応が必要です。また、仕事内容によっては、子どもと接している時間以外でなければできないこともあり、場合によっては家に持ち帰って作業することにもなります。保育補助を導入している園や、仕事を細かく分業している園などはあらかじめ決められた時間内で勤務することも可能ですが、保育士1人当たりが受け持つ仕事のボリュームが多い園は、全体的に残業が多い傾向にあります。

保育士の1日のスケジュール

保育士の1日のスケジュール

 保育園によって勤務時間は異なりますが、およその流れはどの保育園も似ています。一般的な保育士がどのような1日を過ごすのか、流れを確認してみましょう。早番の保育士が出勤して園児を迎えるのがだいたい7時~9時のあいだです。保護者から子どもを預かったら、顔色や様子を見ながら健康状態の確認をします。園児をクラスごとに集めて朝の会を行うのが9時30分ごろです。朝の会が終わったら、子どもたちに自由遊びをさせます。11時30分ごろになったら、昼ごはんの準備を開始しますが、同時進行で子どもたちに手洗いをさせなければなりません。1人で食べられない子どもや食事に集中しない子どもの食事補助もこの時間帯の仕事です。
 昼の食事が終わったら、13時ごろから園児たちにお昼寝をさせて、その間に片付けや書類の作成などの事務を行います。子どもたちがお昼寝から覚める頃合いを見計らっておやつの準備をするのが15時ごろです。子どもたちに手洗いをさせ、おやつを食べさせたら、そのあとは自由遊びの時間になります。その後16時ごろから帰りの会をして、園児を送り出すというのが一般的な流れです。ただし、帰りの時間など詳細は園の保育時間によって異なります。

これが現場の声!保育士の勤務時間についての本音とは!

これが現場の声!保育士の勤務時間についての本音とは!

 では最後に、実際に保育士として働いたことがある人が勤務時間についてどう感じていたかを見てみましょう。

 保育園ごとに異なる勤務時間

・私の場合は午前中のみの契約で働きました。午後もやってくれないかと派遣会社を通して打診がありましたが、家庭内の事情でお断りしました。(50代/女性/個人事業主・フリーランス)
・早朝の場合は朝7時~夕方17時半まで勤務していた。通常の場合は朝9時~17時半まで。しかし、17時半ちょうどには帰れず、だいたい18時ぐらいまで全職員が勤務していた。(20代/女性/正社員)
・平日のみ、16時までの勤務など、勤務時間の設定が正社員に比べると柔軟で、ライフスタイルに合った勤務ができやすい。また基本的に残業がない。(30代/女性/正社員)
・私の勤務先では、早番、昼番、遅番がありました。既婚者も独身者も関係なく平等に振り分けられていたので子どもが小さいころは大変でしたが不満は出にくかったと思います。(30代/女性/パート・アルバイト)
・月~金は、拘束時間9時間で土曜日は5時間、または9時間を交代でしていました。日曜祝日も預かり保育をしていたので月に1度ほど交代で出勤し、9時間勤務でした。気を抜ける休憩時間というものはほとんどなく、子ども達が午睡の時に連絡ノートの記入や製作の準備をしつつ休んでいた?という感じでした。(30代/女性/パート・アルバイト)
・私は派遣なので、残業が出来ず作業が途中でも切り上げるように言われていました。決められた時間内でやるのは大変でした。(40代/女性/専業主婦(主夫))

 【質問】
 保育士として働いていた際の勤務時間について、意見を聞かせてください。
 【回答結果】
 フリー回答

 調査地域:全国
 調査対象:年齢不問・男女
 調査期間:2018年10月05日~2018年10月22日
 有効回答数:100サンプル

 アンケートの回答を見ると、保育園によって勤務時間にはかなりの差があるようです。なかには拘束時間が長く、まとまった休憩を取りにくい職場もあるようでした。派遣で働く場合も、勤務時間は職場により対応が大きく異なることがうかがえました。派遣で保育士の仕事を始める際には、派遣会社に勤務時間の希望をしっかり伝えておく必要がありそうです。

応募前に勤務時間をしっかり確認しよう

応募前に勤務時間をしっかり確認しよう

 保育士の勤務時間は、勤務先によって大きな差があります。勤務時間帯や休日は固定しているのか、シフト制で変動するのかということは、事前の確認が必要です。しかし、残業の頻度や持ち帰り作業の多さなど、実際に働いてみなければ分かりにくいこともあります。園ごとに異なる仕事内容や勤務時間などをしっかり確認したいのであれば、派遣の保育士として内部から見てみると良いでしょう。外からでは分かりにくいことも、直接確認できます。

 詳しくは、「派遣で保育士!働くなら快適な職場を選ぼう 」をご参照ください。

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