派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで
2019/10/18(金) 配信
今まで勤めていた職場を離れ、新しい環境へ転職すると、人間関係ががらりと変わり、普段とは違う挨拶が必要になります。まず、現職を退職するわけですから、そこでの挨拶をしなければいけません。そして、新しい職場に出社初日は、入社挨拶。入社後も、初対面の方々への挨拶がしばらくは続きます。それぞれの挨拶には、ポイントがあります。ポイントを押さえた挨拶で、しっかりと好印象を与えましょう。
転職をすると、これまで毎日顔を合わせていた職場の人と、会う機会は少なくなってしまいます。なかには、もう会うこともない人もいるでしょう。しかし、会うことがなくなるからといって、適当な挨拶で済ませてしまうのはよくありません。「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、これまでお世話になった感謝の気持ちを、しっかりと伝えることが大切です。転職先で気持ちのいいスタートをするためにも、現職の人たちにできるだけ好印象で送り出してもらいましょう。
退職の理由は、基本的に「一身上の都合」で問題はありません。やりたい職業に就くためや、夢をかなえるためなど、詳しい退職理由を説明するよりも、感謝の言葉をはっきり伝えることのほうが重要なのです。ただし、結婚や定年が退職の理由になる場合は、その旨を伝えるのもよいでしょう。間違っても、給料や待遇面が気に入らなかったなど、ネガティブな内容の話をしてはいけません。お世話になった人たちは、このあとも職場に残るのです。辞めていく人間が最後に会社の悪口を言うのは、社会人として最低のマナー違反になるので注意しましょう。
転職初日の挨拶は特に重要です。緊張するでしょうが、ここはしっかりと頑張りましょう。転職先の職場では、できるだけよい人間関係を築きたいものです。そのためには、相手に好印象を持ってもらう必要があります。新しい職場の人たちは、あなたのことをなにも知りません。これから一緒に仕事をする仲間として、あなたに興味を持っているのです。自分がどういう人間なのかを知ってもらうための、よい機会をもらったと考えましょう。
これまでの人生を思い返してみてください。第一印象で他人の人柄を決めつけてしまったことはないでしょうか。最初の印象がよければ、そのあともずっとよい印象を持って接してもらうことができます。転職先での最初の挨拶の印象が、あなたの第一印象となることも多いのです。挨拶の良し悪しが、その後の人間関係に影響する場合もあります。入社の挨拶こそ、転職先で行う初めての大仕事のつもりで取り組むべきなのです。
まずは、転職初日の挨拶での基本を押さえておきましょう。基本通りに挨拶ができれば、大きく失敗をすることはありません。ここで紹介する基本に沿って準備をしておけば、自信をもって臨むことができます。
転職初日の挨拶では、最初に自分の氏名を伝えます。そのあとに、前職の業種や職種も伝えるとよいでしょう。新しい職場と関係のない業種からの転職であれば、最初に伝えておくことでいろいろとアドバイスをもらえる可能性があります。そのうえで、1日も早く仕事を覚えて戦力になるつもりであると意気込みを伝えると好感を持ってもらえます。逆に、似たような業種からの転職の場合、頼もしさを感じてもらうことができます。ただし、会社によって仕事の進め方が違うことがあるので、謙虚さも忘れないようにしましょう。
転職での入社の場合、新入社員と違って年齢もさまざまです。もちろん、仕事に年齢は関係ありません。特に転職の場合は、年下の上司や先輩がいることも珍しくないでしょう。しかし、転職初日の挨拶の目的は、あなたのことを知ってもらい、好印象を持ってもらうことです。新しい職場の人たちも興味があるところなので、年齢ははっきりと伝えましょう。
出身地や趣味も、挨拶に盛り込んだほうがよい内容です。出身地が近いと、親近感を感じてもらいやすくなります。また、近くの出身地でなくても、会話のきっかけになりやすいというメリットがあります。その意味で、コミュニケーションが広がりそうな趣味があるなら、積極的にアピールするとよいでしょう。このような内容の話を短くまとめておき、わかりやすく、はっきりと話すことが大切です。
同期が何人も同じ日に入社するなら、挨拶の緊張も多少はほぐれるものです。しかし、転職の場合は、入社の挨拶をするのは自分1人だと考えておいたほうがよいでしょう。そのような場合、誰でも緊張するものです。しかし、緊張するのを怖がる必要はありません。むしろ、新しい環境に緊張している様子は、好感を持たれやすいものです。なるべく笑顔で、明るい雰囲気を演出するようにしましょう。無理して笑いを取ったり、受けを狙ったりする必要はありませんが、笑顔だけは忘れないようにしてください。
また、初日の挨拶はなるべく手短に話すようにします。長々と話すと、聞いている人が飽きてしまいます。前もって話す内容を決めておき、前日までに練習しておくとよいでしょう。そのときに、転職初日の挨拶にふさわしくない内容の話は避けるようにします。たとえば、前職での自慢話や、逆に愚痴なども、新しい職場の人にとっては聞いていて気持ちのよいものではありません。ギャンブルや性的な話題も、初日の挨拶にはふさわしくないので避けます。マニアックな趣味の話も、避けたほうがよいでしょう。
初日の挨拶では、話の内容や笑顔、はきはきとした話し方も大事ですが、身だしなみも大切です。無理をしておしゃれをする必要はありませんが、だらしない服装をしていたのでは、よい印象を持ってもらうことはできないので注意しましょう。身だしなみに気を配って初めて、好印象な挨拶が可能となるのです。
転職初日の服装は、ビジネススーツが基本です。ただし、勤務する職場によっては、ふさわしい服装が変わってくる場合があります。会社から指定された服装に従うようにしましょう。着ている服にシミやシワがあると、だらしない印象になってしまいます。職場にふさわしくない派手な服装もよくありません。香水やアクセサリーも控えましょう。シミやシワがなく、清潔な服装をしていれば問題ありません。
朝礼がある職場に転職をした場合、みんなの前で挨拶できることがあります。しかし、そうでない場合は、初対面の人には個別に挨拶をすることになります。また、朝礼で入社の挨拶をした場合も、すべての人が朝礼に顔を出していたとは限りません。そのため、入社してしばらくの間は、初対面の人に個別の挨拶をする必要があるのです。
入社したばかりだからといって、向こうから声をかけてくれるのを待っていてはいけません。挨拶は、こちらから積極的にするようにします。特に、新しい職場で人とすれ違う時には、必ず自分から挨拶をするように心がけましょう。そのときに、はっきりと明るく、自分の名前と部署を伝えるようにします。しっかりと目を合わせて丁寧に「よろしくお願いします」と伝えると、よい印象を持ってもらうことができます。
転職は、大きな転機です。そして、そこには挨拶という試練が必ずついてきます。挨拶が苦手な人も多いでしょう。新しい職場での挨拶は、誰でも緊張するものです。しかし、挨拶は新しいスタートを切るためには欠かせないステップです。ここをうまく乗り切ることができれば、職場の人たちに好印象で迎えてもらうことができるのです。そのためには、好印象となるポイントを押さえることが大切です。挨拶の力で職場に溶け込み、快適に仕事ができる環境にしましょう。
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