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2019/07/19(金) 配信
面接において、自己紹介は最大のアピールの場です。面接官に自分を印象付ける重要な場面でもあります。極端にいえば、自己紹介で合否が決まるケースもあるでしょう。逆にいえば、面接で自己紹介がうまくできないと、採用において不利になってしまう可能性もあります。自己紹介の少ない持ち時間を最大限に活用するには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。今回は、面接における自己紹介を攻略する方法について解説します。
自己紹介には基本構成があります。自己紹介をするときは、基本構成に従って必要な要素を網羅するとよいでしょう。まず、挨拶は第一印象を決める要素となるため、とても大切です。明るさや礼儀正しさを意識しながら、自分の名前とともにはっきり伝えなければなりません。その次には、前職までの略歴を完結にまとめて話します。転職の面接においては、これまで何をしてきたのかという情報がとても重要です。合否にも大きく関わる部分であるため、できるだけアピールになる内容をかいつまんで説明します。さらに、自分の性格を伝え、強みやこだわりを説明しましょう。これも自己PRになるので、仕事に役立ちそうな特徴をあらかじめまとめておく必要があります。
また、自己紹介の最後では、入社に対する意欲を添えるのも忘れてはいけません。面接官に熱意が伝わるよう、自信をもって志望動機を話しましょう。志望動機は面接のなかで深掘りされる可能性が高いです。そのため、自己紹介の段階で特に伝えたいことに触れておくと、面接官からその内容について話題を振られやすくなります。自己紹介が一通り終わったら、「本日はよろしくお願いいたします」といった一言でまとめましょう。
自己紹介をするときは、いくつか押さえておきたいポイントがあります。自己紹介では、はっきり明瞭に話すのが基本です。面接は誰でも緊張する場面なので、どうしても声が小さくなり聞こえづらくなってしまいます。しっかり内容を準備して魅力的なことを言っていても、面接官に聞こえていなければ意味がありません。そのため、普段よりもゆっくり大きめの声で話すようにするとよいでしょう。さらに、自己紹介は自分の言葉で表現し、相手に「もっと聞きたい」と思わせるような内容にすることも大切です。面接官はたくさんの人を面接しているので、ありきたりな言い回しは聞き飽きています。そのため、自分にしかできないオリジナルの自己紹介ができれば、それだけでも面接官に興味をもってもらいやすいです。興味をもってもらえれば、評価も上がりやすくなります。
さらに、自己紹介の内容は企業に合わせて変えることも必要です。たとえば、自己紹介には企業や募集職種に関係のある内容を盛り込んだほうがよいでしょう。転職の面接は、限られた時間のなかで自分がその企業にどのように貢献できるのかアピールする場です。そのため、自己紹介においても、自然な流れでアピールにつながる情報を伝える必要があります。ただし、自己紹介は長過ぎると、くどい印象になってしまいます。そのため、自己紹介の長さは30秒から1分程度を目安にし、簡潔に自分のことを伝えられるように準備しておくとよいです。
自己紹介の内容は、採用の合否に影響を与える場合もあります。自己紹介によって判断されることは、まず自分自身をどれくらい理解しているかという点です。しっかりと自分のことを理解し、企業にとって役立つ強みをアピールできれば採用の可能性は高くなるでしょう。しかし、反対に自分のことをうまくアピールできず、面接官が採用後の双方の利益についてイメージできなければ不採用になります。
また、自己紹介では、前職の経験の説明も合否に影響する重要な要素です。面接官から「この人を採用すれば、前職の経験を活かして活躍してくれる」と判断されたなら、即戦力として期待されるかもしれません。前職と希望職種のつながりを意識するとよいでしょう。さらに、自己紹介はコミュニケーション能力の判断材料にもなります。何が言いたいのか明確にわかる自己紹介ができなければ、コミュニケーション能力が低いと判断されかねません。そうなれば、不採用になる恐れも出てきます。時間としてはわずかな自己紹介ですが、非常に重要であると心得てしっかり準備しておきましょう。
自己紹介に限らず面接で話すときは、態度や話し方に気を付けましょう。面接の場では誰でも余裕がなくなり、無意識のうちにマイナス評価となりえる言動をしているケースがあります。まず、話し方や表情が暗いとそれだけで印象が悪くなります。さらに、おどおどして自信がなさそうに見えるのも、逆に椅子にもたれかかったり歪んだ姿勢で対峙するのもよくありません。たとえ、話している内容が立派だとしても、話す姿がきちんとしていなければ評価は低くなってしまいます。
また、熱意が伝わらない話し方も評価が悪くなるでしょう。仮に丁寧な言葉づかいに慣れていない場合でも、努力して丁寧に話そうとしていればその誠意は面接官に伝わります。面接官はそういった態度も見ているため、できる限り細かい部分にも気を使うべきです。加えて、話がうまくまとまっていない場合も、評価はマイナスになりやすいです。話す内容をまとめて面接に挑む人が多いため、自己紹介のような基本の内容がうまくまとまっていないと準備不足であることがすぐに発覚してしまいます。なお、面接官の話を聞いていない場合も印象は悪くなります。面接官の質問を聞き逃さないよう、しっかりと相手の話を聞かなければなりません。
そして、ビジネスの場では基本ですが、面接でもマナーはとても重要です。マナーが悪ければ、会社では働くために必要不可欠な協調性がないと判断されてしまいます。そのため、マナーに注意を払わないと面接における評価は低くなります。面接中の態度や話し方はもちろん、入退室のマナーにも気を使いましょう。
自己紹介をするときは、自己PRとの違いをきちんと理解しておくことも大切です。まず、自己紹介は自分を知ってもらうのが目的です。そのため、自分についての基本的な情報を網羅して伝える必要があります。たとえば、これまで取り組んできたことや趣味特技などが自己紹介に含まれます。それに対して自己PRは、自分の強みを売り込むためのものです。単純に自分の特徴を伝えるのではなく、仕事に役立つ能力を示す必要があります。そのためには根拠や例を添えて、説得力のあるアピールをしなければなりません。
面接では自己紹介と自己PRを混同して話す人も少なくないため、注意したほうがよいでしょう。仮に、自己紹介の際に自己PRをメインに話してしまうと、面接官から改めて自己PR を聞かれたときに内容が重複してしまいます。面接でアピールできるチャンスは限られています。同じ話が続くと、面接官から準備不足と判断されてしまう場合もありますので、それぞれ適切な回答をしてチャンスをつかみましょう。
自己紹介は、初対面の面接官に自分のことを伝えるためのものです。第一印象を決める重要な部分でもあります。そのため、話す内容だけでなく、話すときの言い回しや態度にも注意する必要があります。自己紹介には必要な情報を適切に盛り込み、明るく簡潔に伝えられるようにするのがポイントです。それができれば、自己紹介の段階で面接官からの印象をアップさせられます。自己紹介が合否に影響を与えるケースもあるので、しっかり準備を整えて面接へ挑みましょう。
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