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2019/04/19(金) 配信
転職活動を行ううえで、避けて通れないのが面接試験です。場合によっては複数の面接官からさまざまな質問をされるなど転職活動で大きな試練となる面接。志望理由をきちんと伝えることはもちろん、面接官に好印象を与えて高い倍率を突破するためには、いくつかのポイントを押さえておくと有利です。この記事では、転職を希望しており面接に合格するためのコツが知りたいという人に向けて、知っておきたいマナーや準備しておくと良いことなどについて解説します。
まず気を付けたいのが、身だしなみのマナーです。面接では志望動機だけでなく、その人の雰囲気やエチケットなども確認されており、服装はその大きな判断材料となります。基本的に面接にはビジネススーツを着用しましょう。ビジネススーツの着用は、誠意をもって真面目にその面接に臨んでいるという気持ちを表します。高価なものである必要はありませんが、清潔感があるものを選びましょう。奇抜な形のジャケットや短い丈のスカートなど、個性が強すぎるものも避けるべきです。着用前にはスーツにシミやシワがないか確認し、必要に応じてクリーニングやアイロンがけを行うようにしましょう。
髪型も清潔感を意識し、男性の場合は長すぎないこと、女性の場合は長い場合は後ろで束ねるなどしてすっきりと見せることが大切です。ピアスやイヤリングといったアクセサリーは面接の場にはふさわしくありません。女性の場合は、濃いメイクは避けてナチュラルメイクにしましょう。高すぎるヒールや香水の強い香りなどもあまり良い印象にはつながりません。あくまで、ビジネスパーソンとして職場にふさわしい格好を心がけましょう。
面接では、明るく快活な印象を心がけましょう。名前を呼ばれたらドアを3回ノックして、中から返事があってから入室するのが基本です。最初の印象や雰囲気は重要です。入室したら自分のほうから明るく挨拶をしましょう。ただし、自分で勝手に椅子に座るのではなく、面接官に「どうぞ」などと促されてから着席するようにします。鞄やコートなどは椅子の横に置いて構いません。お辞儀には大きく分けて、「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3パターンがあります。それぞれを状況に応じて使い分けることで、常識のある社会人だという印象になります。たとえば、入室する際には挨拶をして30度の敬礼をすると自然です。面接終了時には45度の最敬礼を行うと丁寧に見えます。
面接中は、面接官の目を見て話をすることを意識しましょう。きちんと目を見て話すことで誠実さに加えて自分に自信がある印象になります。ただし、あまり凝視すると高圧的な印象になりかえって失礼になる場合があります。適度に相手の口元に視線をずらすなどして、やり過ぎには注意しましょう。適度に相槌などを打って、相手の話をきちんと聞いていることを表現するのも大切です。
質疑応答の際には、明瞭な話し方を意識するようにしましょう。だらだらと話すのではなく、質問に対して結論を述べたうえで自分の説明を補足すると相手に話の趣旨が伝わりやすくなります。適度に短い言葉で自分の言いたいことを明確に伝える能力は、職場でも求められます。面接先の企業でも活躍してもらえる可能性が高いと思ってもらえるでしょう。
面接の際には、避けるべきワードや発言があります。まずは、仕事内容について、「○○はしたくない」、「○○は苦手」といったネガティブな発言は控えましょう。一方で、「なんでも良い」という答え方も積極性がないと判断されてしまいます。転職を希望している会社にどういう部署があり、どんな仕事があるのかということはきちんと調べておきましょう。そのうえで、「仕事内容は○○を希望しています」というように、前向きに自分の意思を伝えるほうが面接の場では効果的です。
また、就労に関する条件についても、自分から「絶対に定時で帰宅したい」などと断言することは面接の場では不利です。どうしても帰宅時間が気になる場合は、「希望する部署では、月にどれくらいの残業が見込まれますか?」などと質問するようにしましょう。給与についての質問も、面接の段階では避けます。たとえば、「今より良い給料でしか働きません」というような発言は、仕事よりも給料を重視していると捉えられてしまい、面接官に良い印象を与えません。基本的に面接の場では給与については言及せず、質問された場合に希望給与を述べるのが無難です。
転職の場合は、前職の退職理由を尋ねられることが想定されます。その際、たとえ事実であっても前職を悪く言うことは望ましくありません。特に、「嫌になったから辞めた」という趣旨のネガティブな発言は避けるべきです。「前の仕事もやりがいがあり多くの経験を積めたが、○○のほうが自分の強みを活かせると考えている」とうように答えるほうが前向きな印象になります。転職先としてもその人を採用するメリットを感じられますし、この人となら一緒に働きたいと思ってもらいやすいでしょう。
誰でも面接の場は緊張するものです。緊張してパニックになってしまわないためには、きちんと準備しておくことが大切です。まず、面接先の企業については、企業概要や取り扱っている商品などについてきちんと調べておきましょう。また、自己紹介は必ずといって良いほど求められますので、すらすらと言えるように練習しておくことです。その際には、職務経歴も簡潔にまとめておきましょう。前職の退職理由と転職理由をわかりやすくまとめておくことも必要です。
さらに、できるだけ入社の熱意が伝わるような志望動機を用意しましょう。伝える際も、表情や伝え方を意識して、説得力が増すように気を付けることが大切です。今後のキャリアプランの大枠も定めておきましょう。たとえば、将来的にどんな部署で働きたいか、どんな仕事を経験してみたいかといったことはきちんと答えられなくてはいけません。また、マネジメントを目指す意志はあるか、あるいは特定分野のスペシャリストとして専門性を追求していきたいのかなど、希望する働き方もイメージしておきましょう。
面接で好印象を与えるためには、自分を誇張せずにありのままを伝えましょう。面接でありがちな失敗が、自分を良く見せようと話を盛ってしまうことです。特に嘘をついて内容を盛り上げようとするようなやり方は言語道断です。話に矛盾があれば面接官に追及されたり不信感を与えます。コンプライアンスに対する企業姿勢が問われる中、嘘をついてでも面接に受かろうとするような姿勢は企業人材としてはふさわしくないと判断されてしまいます。話は必ず事実のみにして、できるだけ独自性の高い経験をアピールすると良いでしょう。
また、自己紹介や志望動機以外でも、今までの仕事での成功体験や失敗談など、聞かれやすい質問を洗い出して、事前に準備しておくことも重要です。そして、準備した回答はしっかりと面接までに暗記しておくことです。何度も口に出して暗唱することで、すらすらと答えられるようになり、自分の考えがきちんとある人だという印象につなげられます。面接に慣れていない場合は、自宅で家族に面接官役になってもらうなどして、模擬面接を重ねておくと本番での緊張が和らぎます。
面接では、言葉遣いや話の内容、身だしなみなど、さまざまな部分が同時にチェックされています。これまで述べたようなポイントは最低限しっかりと押さえ、準備万端にして面接に臨みましょう。準備がきちんとできていれば面接でも自信が持てますし、より落ち着いて質問に答えられます。堂々としていて自分に自信がある人だという印象になれば、面接官としてもぜひ自分の会社で働いて欲しいと思うものです。せっかく面接にまで進んでいるのですから、しっかり備えて面接を有利に進めていきましょう。
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