派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで
2019/04/19(金) 配信
男性でも女性でも、同じように転職を検討する機会はあります。しかし、男性と女性では転職の際に押さえておきたいポイントは異なるのです。そこで、女性の転職事情と女性のための転職準備のポイントを紹介します。心得ておくべきことや、転職を後悔しないための考え方などを見ていきましょう。また、転職を検討するのであれば、面接時のマナーについてもチェックしておくことが大切です。身だしなみについて、女性ならではの注意点も合わせて解説します。
女性の転職事情は、一昔前と現在とでは少々異なります。仕事をするうえでは、以前よりも女性が活躍しやすい社会になりつつあることが特徴です。結婚し、育児をしている女性でも仕事とのバランスがとれるような制度を導入するなど、工夫している会社も増えています。そのため、女性の転職は以前ほど厳しくはない状況だといえるでしょう。また、管理職などキャリアアップをして活躍する女性も非常に多くなり、女性がキャリアを積むことも十分可能になっています。つまり、「女性だから」という理由で、一概に転職しにくいとはいえません。自分の努力や考え方次第では、スムーズに転職できる可能性も高いのです。
女性の転職事情は、年代によって変わることが特徴です。例えば、20代はキャリアアップをしやすい年代になるため、転職は比較的スムーズに進む傾向が強いといえます。30代での転職は、転職する理由や子供の有無など、家庭の事情によっても転職活動の進み方は異なるでしょう。40代で転職したいと考えた場合、募集自体が減少してしまうため、職種によりますがスムーズに転職を成功させられる例は少なくなります。また、50代になると転職の募集がさらに少なくなり、特別なスキルや経験がなければ難しいのです。
女性の転職において、正社員だけが転職の道ではないとされることも多くなっています。一昔前までは、正社員として終身雇用されることが生活を安定させ、将来を保証されるなど大きなメリットだとされていました。しかし、現在では正社員でもリストラされる可能性は十分にあるため、「正社員雇用イコール安定した生活を得られる」というわけでもありません。派遣社員やパート・アルバイト、業務委託といった雇用形態のほうが、ライフスタイルに合わせて働けるなど、メリットが多いケースもあるのです。
女性が転職を考える場合、転職後のライフプランをある程度はっきりさせておくことが大切です。例えば、結婚や妊娠・出産を望むのか、望む場合や予定がある人は、時期なども念頭におきます。また、あらゆる面から希望する企業の転職の情報を集め、女性が働きやすい環境か否かを調べておくことも重要です。産休を取りやすいか、同じ女性の立場を理解してくれるスタッフは多いかなどを確認しましょう。
さらに、仕事とプライベートのバランスを自分のなかで明確にします。女性の転職では、採用する企業側も仕事とプライベートのバランスを意識するため、結婚、出産と仕事のバランスをどのようにするのか、自分なりの考えをもつことが重要です。仕事を重要視してキャリアを検討するか、プライベートとのバランスを取りたいか、出産と育児休暇を取得して勤務を続けるか、プライベートで起こるイベントについて考えてみましょう。
バランスを明確にしたあとは、働き方について自分の理想とするかたちを考えます。転職後、仕事に慣れたころにはどのような業務を担当しているか、現在と比較して自身に変化があるか、プライベートの生活スタイルはどのようになっているかです。転職後にどのような状態になっていたいのかを考え、そのなかから自分が大切にしたい部分をピックアップし、自分に合う働き方をイメージします。段階を踏んで、自分の将来の姿をプラスなイメージでとらえてみると、「自身が本当に望むこと」が見えてくるでしょう。
準備の1つとして大切なことは、自分自身で考える以外にも、積極的に外部とつながることではないでしょうか。日々、自然と収集できる情報量や、人と接する機会が減少すると、考え方にも偏りが生じることがあります。自分の考えが偏らないように意識しながら、さまざまな職業、年齢の人とコミュニケーションをとることがポイントです。もしも、身近に相談できる人がいない場合には、転職エージェントの無料カウンセリングを受けたり、実際に転職サービスを通してさまざまな意見を聞く方法もあります。
転職の面接で身だしなみのマナーを守れていなければ、履歴書や受け答えに問題がなかったとしても採用担当者によい印象を与えられません。まず、メイクはナチュラルに仕上げます。業界によって異なりますが、基本的にはファンデーションやアイブロウ、薄いアイライナーやリップを塗る程度にとどめることがマナーです。髪の毛については、前髪がお辞儀のたびに崩れないようにし、後ろ髪が肩にかかる長さであれば1つに結んでまとめます。
カラーリングも過度に明るいものや不自然な状態では、「清潔感があり常識の範囲内である」とはいえません。しかし、当人の印象に合っている場合、多少のカラーリングをしていたほうが華やかでよい印象を与えられることもあります。明るい髪色の場合、必ず真っ黒に染め直さなければならないというわけではなく、常識の範囲内であれば多少のカラーリングは問題ないといえるでしょう。大切なことは、転職する業界に適しているか、機能面で問題がなく、清潔感があるかという点です。
さらに、表情が確認できるように前髪はヘアピンでとめ、お辞儀のたびに髪を触ることのないように工夫します。髪の色よりも、髪型をまとめることを重要視すべきと言ってもよいでしょう。髪が短い人は、ワックスやヘアピンを使用し、動くたびに髪が落ちないようにすることがポイントです。
また、転職の面接では、リクルートスーツを着用すべきか悩む人も多いのではないでしょうか。面接時の服装に関して指定がない場合、転職の面接であってもビジネススーツを着用します。新卒ではないため、黒のスーツでなくても問題はありませんが、上下の色が同じ、落ち着きのあるものを選びましょう。企業によっては社員がスーツで勤務していない場合もあり、面接時にも私服や服装自由などと明記しているケースがあります。服装自由であればスーツで行く必要はなく、ジャケットを羽織ったり清潔感を意識したオフィスカジュアルでも問題はありません。
面接時の服装では、靴やバッグもチェックされています。靴はヒールの低いパンプスで、バッグも含め型崩れしておらず傷や汚れがないものを使用することが大切です。汚れたアイテムを使用していると、服装や髪型を整えていても、清潔感がなく悪い印象を与えてしまうことがあります。髪型や服装は、自宅で整えても、面接会場に向かうまでのあいだに崩れてしまうこともあるでしょう。手鏡や最低限のメイク道具は持参し、面接前に身だしなみを確認することも重要です。
女性は、妊娠や出産、子育てによってライフスタイルの変化も大きいことが特徴です。そのため、プライベートと仕事のバランスや両立の方法なども明確にしたうえで、転職を検討する必要があります。仕事内容やキャリアアップだけを見据えればよいわけではないため、転職を決断できない人も多いのではないでしょうか。しかし、正社員にこだわらなければ、転職先の幅が広がるということもあります。雇用形態も多様化しているため、自分のスタイルに応じた転職を目指しましょう。
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