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2017/12/07(木) 配信
会社で福利厚生の恩恵を受けられるのは正社員だけだとは思っていませんか?実は派遣社員でも福利厚生を受けられます。ただし 登録する派遣会社によって福利厚生の内容は異なります。 ここでは、派遣社員が受けることのできる福利厚生の内容や特徴について解説します。
まずは、派遣社員でも福利厚生を受けられることを知っている人がどれくらいいるか調べてみました。
【質問】
派遣社員でも福利厚生があることを知っていましたか?
【回答結果】
知っている:68名
知らなかった:32名
調査地域:全国
調査対象:【年齢】20-49歳
調査期間:2017年06月23日~2017年06月30日
有効回答数:100サンプル
福利厚生の認知度は意外と高い
今回のアンケートでは、福利厚生があることは知っていると答えた人が全体の7割弱を占めました。
・雇用契約の条件にもよりますが、厚生年金保険や雇用保険、労災保険といった社会保険や有給休暇、定期健康診断などがあります。(40代/正社員/男性)
・私のいた派遣会社はとても福利厚生が充実していて、スキルアップのための通信教育の代金を全額補助してくれました。私はそれで資格を1つ増やしました。(40代/個人事業主・フリーランス/女性)
・派遣元のガイド冊子を読めば書いてある。(30代/派遣社員/男性)
・福利厚生の有る無しが正社員と派遣社員の最大の差だと思っていました。(30代/正社員/女性)
・派遣社員は待遇が悪いイメージがあるので、あるとは知らなかった。(30代/パート・アルバイト/女性)
・派遣で働いたことがなく、知る機会もなかったから。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
今回のアンケートでは、派遣社員でも社会保険などの福利厚生を受けられることを知っている人が多いものの、条件や内容については詳しく知らない人も少なくないように感じられました。では、派遣社員が受けられる福利厚生の内容について詳しく見ていきましょう。
福利厚生は正社員のためにあるものと思っていた人がいるのは。たしかに以前はそうでした。給与面と福利厚生面における大きな差が 、正社員と派遣社員との壁になっていたからかもしれません。しかし、平成16年の労働法の改正で「派遣労働者の福利厚生等にかかる均衡配慮」という項目が新設され、 派遣社員も福利厚生を受けやすくなりました。かつては保険もなければ有給休暇もなくて当たり前と思われていた派遣社員ですが、 正社員よりも有給休暇を取りやすいとまで言われるほどになっています。
派遣社員も基本的には正社員と同じ社会保険に加入できます。保険料の半分を会社が負担してくれる点も同じです。違いを挙げるなら、 派遣社員は勤務日数や労働時間が人によって異なるため、加入できる人とできない人がいるという点くらいです。派遣社員は社会保険に加入する条件があり、 それを満たしている場合のみが社会保険の対象になります。具体的には2ヶ月が基準です。2ヶ月を超える契約の場合、契約の初日から社会保険に加入できます。 派遣社員は労働時間の面でも正社員とは異なります。フルタイムで働いていない場合は 、1ヶ月の所定労働日数の内4分の3以上勤務していること、および1週間の所定労働時間の4分の3以上勤務という条件を満たせば加入できます。
派遣社員も介護休業や育児休業を取得することができます。 ただし、取得するためには条件があります。育児休業も介護休業も、 同じ事業主に継続して1年以上雇用されていることを必須条件としています。 そのうえで、育児休業は子どもが1歳の誕生日を迎えた後も継続的に雇用される見込みがあること、2歳の誕生日の前々日までに契約の期間が満了し、 なおかつその後も契約更新の可能性があることを条件としています。一方、介護休業に関しては、介護休業の開始予定日から93日経過した翌日以降も継続的に雇用される見込みがあること、 93日経過した日から1年経過する日までのあいだに労働契約が満了を迎え、なおかつ、契約更新の可能性があることなどの条件があります。
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