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食品加工の仕事をしたい!
未経験なら向き不向きを見極めて働こう

2019/10/18(金) 配信

食品加工の仕事をしたい!未経験なら向き不向きを見極めて働こう

 食品加工の仕事に興味はあるけれども、「未経験だから分からない」とためらっている人も多いでしょう。この記事では、「食品加工とはどのような仕事なのか」「どのような人が向いているのか」について解説します。実際に働くことによって気付くこともあるため、まずは派遣社員として働いてみるのも選択肢の一つです。派遣社員がおすすめの理由についても、あわせて紹介していきます。

食品工場で行う食品加工の仕事とは

食品工場で行う食品加工の仕事とは

 食品加工とは、食材や食品に手を加えることです。食品の保存性や風味を高めたり、製品として運びやすくしたりするなどの加工をします。具体的な仕事内容としては、主に「形態の変更」「容器包装の変更」の2つが挙げられるでしょう。形態の変更とは、食品を切断、整形、選別、破砕、混合などの作業です。容器包装の変更とは、惣菜を盛り付けたり小分け包装したりすることを指しています。上記の2つ以外にも、加工食品に塩を加える加塩、骨取り、冷凍や解凍、カツオのたたきのように食品の表面をあぶるといった作業も、食品加工の仕事です。  

食品工場別の食品加工の仕事内容

食品工場別の食品加工の仕事内容

 食品加工の仕事内容は、扱う食品によって多岐にわたります。ここでは、3つの食品工場を例に挙げて、具体的にどのような仕事内容になるのか詳しく紹介します。

食肉工場での仕事内容
 食肉工場での食肉加工は、スーパーに並んでいるような肉の状態にすることが仕事です。肉の塊を指定のグラムごとに切り分ける作業が主になります。工場によっては、ハムやベーコン、ソーセージといった加工肉を製造する部門に分かれていることもあるようです。肉の切り分けでは、生肉を扱うこともありますが、冷凍肉を切る工程が多いため室温の低い環境での作業が多くなるでしょう。大きな食肉工場では、手切りよりもスライサーなどの機械で肉を切ることが多くなります。そのため、力のない女性であっても無理なくできるのが特徴です。

 手でカットする場合は、肩や腕などに力が入ってしまうこともありますが、慣れればあまり体力を使わなくてもできる仕事になります。ハムやベーコン、ソーセージなどを作っている食肉工場では、肉のスライスよりも工程数は多くなり複雑です。しかし、作業自体は料理に近いため簡単な料理経験があれば問題なく行えます。また、工場によっては惣菜を作っているケースもあります。



水産加工工場での仕事内容

水産加工工場での仕事内容
 水産加工工場での食品加工は、食肉加工と同様に指定の大きさに水産物をカットしていくのが主な仕事になります。指定の大きさに切り分けている食肉加工とは違い、魚の頭や内臓の除去といった処理を行うのが特徴です。さまざまな種類の魚を扱うことになるため、ある程度の経験や技術面の慣れが必要になる仕事といえます。同じ水産加工工場でも、まぐろフレークなどの缶詰、小魚や海苔などを使った佃煮類、魚のすり身を使ったかまぼこなどの練製品、昆布や干しわかめなどの乾物製品というように、扱っている製品はさまざまです。そのため、どの製品を取り扱うかによって作業工程は大きく異なります。

 水産加工工場では、傷みやすい生鮮食品を扱うので作業場の温度は1年を通じて低めに設定されており、海産物独特の生臭いにおいがあることも特徴です。低めの温度が苦手な人や魚などの生臭いにおいが苦手な人にとっては少しつらい職場環境になってしまうでしょう。



弁当工場での仕事内容

弁当工場での仕事内容
 弁当工場での食品加工は、原材料の処理と盛り付けが主な作業です。ただし、工場によっては、調理や冷却作業なども仕事内容に含まれるケースがあります。原材料の処理では、主に野菜や肉、魚のカットといった仕事を行います。基本的には、それぞれの部門で原材料の処理が行われるため、どこか一つの部門を担当することになるでしょう。調理をする場合もありますが、コンビニ弁当などを製造する大手の食品工場では、基本的な調理工程は機械を使用します。そのため、未経験であっても問題なく作業することが可能です。

 盛り付けは、ライン作業で行います。おかずごとに担当が割り振られていて、ベルトコンベアを使い手作業で行うのが一般的です。自分がするべき作業がしっかりと決められているため難しくはありませんが、チームワークが求められる作業となっています。

食品加工の仕事に向いている人・向いていない人

食品加工の仕事に向いている人・向いていない人

 食品加工は担当が決まれば、基本的には同じ作業を毎日繰り返すことになります。そのため、難しい仕事ではありませんが、向き不向きがあります。どのような人なら向いていて、どのような人は向いていないのか、詳しく見ていきましょう。

食品加工の仕事に向いている人
 食品加工の仕事に向いている人の特徴としては、大きく分けて4つ挙げられます。まずは、「単調な作業でも苦にならない人」です。食品加工の仕事は、基本的には同じような作業の繰り返しです。覚えてしまえば決して難しい作業ではないのですが、仕事内容としては単調な一面があります。コツコツとした作業が苦にならない人や単純作業でも嫌にならない人は、食品加工の仕事向きです。

 「チームワークやコミュニケーションを取るのが苦ではない人」も、食品加工に向いています。食品加工と一口にいっても、作業内容はさまざまです。そのため、一人で黙々とこなすような作業もありますが、担当する役割ごとにチームで作業を行うこともあります。チームの仲間と同じような作業を行うことになるので、ある程度コミュニケーション能力があったほうがスムーズに仕事が進むでしょう。また、ライン作業ではチームワークが求められることもあるので、人とのコミュニケーションを円滑に取れる人のほうが適しています。

 「決まったスケジュールの中で作業を継続できる」ことも、食品加工に向いている人の特徴です。食品加工は、人の口に入るものを加工する仕事のため、同じような作業を同じクオリティで継続してできることが重要になります。スケジュールについてもしっかり決められているため、自分が任せられた作業を時間内でこなしていくことが求められるのです。スケジュール管理がしっかりとできたり、求められる一定のクオリティで作業を継続できたりする能力があれば、スムーズに食品加工の仕事を進められます。

 「衛生面への意識が高いこと」も重要です。食品を扱う仕事ですので、きちんとした身だしなみができていることが非常に大切といえます。「日ごろから整理整頓している」「清掃への意識が高い」「清潔感を大事にしている」という人には向いている仕事だといえるでしょう。



食品加工の仕事に向いていない人

食品加工の仕事に向いていない人
 食品加工の仕事に向いていない人の特徴は、主に3つあります。1つ目は、「長期的な休みが欲しい人」です。勤務先によって異なりますが、食品工場は基本的には土日祝日を問わず、365日稼働していることが多くなっています。そのため、お盆や正月などにまとまった休みを取りにくいケースも珍しくはありません。「土日はしっかりと休みたい」「長期的な休みが欲しい」と思っている人にとっては、あまり向いていない仕事だといえます。

 「小さな子どものいる女性」も働きにくい場合があります。食品工場では、24時間365日稼働していることも珍しくないため、夜勤のシフトがある職場も少なくありません。日勤として雇用されている場合でも、繁忙期には夜勤シフトに入らなければいけない場合もあるのです。小さな子どものいる女性の場合には、夜勤で家を空けるのが難しいこともあるでしょう。

 「体力に自信のない人」にとっても、向いていない仕事です。食品加工の仕事は、決して重労働ではありません。しかし、基本的には立ち仕事ですし肉体労働に分類されます。そのため、体力的に不安のある人にとっては難しい仕事でしょう。また、腰痛などの持病がある際にも、悪化させる恐れがあります。

食品加工は未経験なら派遣社員をおすすめする理由

食品加工は未経験なら派遣社員をおすすめする理由

 食品加工は、正社員だけでなくパートやアルバイト、派遣社員とさまざまな雇用形態で募集されています。実務経験があまりなかったり、食品加工が未経験であったりする場合には、派遣社員として働き始めてみるといいでしょう。なぜ、派遣社員がおすすめなのか、その理由について紹介します。

契約期間が決まっている
 派遣社員として働くメリットとしては、契約期間が決まっていることがまず挙げられます。派遣社員は、正社員やアルバイト、パートとは違い、あらかじめ派遣契約期間が定められているのです。一般的な派遣社員の場合には、3カ月単位で雇用契約を更新していくことが多いでしょう。契約更新の前には意思確認が行われますが、勤務先から確認されるわけではありません。基本的には、派遣会社から契約更新をする意思があるかどうかの確認をされることになるので、自分の意志を伝えやすいでしょう。そのため、仕事が合わなかったり、勤務先の人間関係で問題があったりした場合でも、トラブルになることなく契約を終了することができます。

 また、次の仕事を探す際にも派遣会社に登録していると便利です。契約が終了した後にまた派遣として働きたいとしっかり伝えておけば、新しい派遣先を紹介してもらうことができます。空白期間が短くて済む可能性も高いので、できるだけ間を置かずに働きたい人にとってもいいでしょう。



時給が高い

時給が高い
 派遣社員として働くメリットには、アルバイトやパートよりも時給が高いことが挙げられます。食品加工の平均時給は、2019年9月時点では派遣社員が1050円前後、アルバイトやパートが940円前後です。このように、同じ仕事をしたとしても時給100円もの違いがあります。100円というとあまり変わらないと思う人もいるかもしれません。しかし、8時間働けば800円、それを20日続ければ16000円も派遣のほうが給料が高くなります。同じような仕事をするのなら少しでも時給は高いほうがいいでしょう。

 また、法律上22時~翌5時までは時給が25%アップとなります。そのため、夜勤シフトがある食品工場で働く場合には、給料が通常よりも高くなるのです。場合によっては、正社員の初任給とされる月給20万円程度と同等か、もしくはそれ以上の給料が期待できるでしょう。また、残業があった場合にもしっかりと残業代をもらうことが可能です。



派遣会社から福利厚生が受けられる

派遣会社から福利厚生が受けられる
 派遣会社から福利厚生が受けられることも、メリットになります。派遣社員として働けば、基本的には派遣会社からの福利厚生を受けることができるので、一定の勤務期間を超えると有給休暇が付与されるのです。そのため、比較的希望の休みが取りやすくなるでしょう。基本的には、派遣社員であっても正社員と同様に雇用されてから6カ月以上勤務し所定労働日数の8割以上を出勤していた場合には、有給休暇が付与されることになっています。

 また、社会保険への加入が可能になるケースもあります。派遣社員は派遣先企業で直接雇用されているわけではないので、社会保険に加入できるのか不安に思う人がいるかもしれません。しかし、派遣社員であっても、加入条件を満たしていれば派遣会社経由の社会保険に加入ができます。健康保険や厚生年金保険を含む社会保険に加入できるのは大きなメリットです。



正社員も目指しやすい

正社員も目指しやすい
 パートやアルバイトとして食品工場で働くよりも、派遣社員として働いたほうが正社員を目指しやすくなります。派遣社員の場合には、個人と勤務先との直接的な関係ではありません。派遣会社が間に入ってくれるため、正社員を目指している場合に後押しをしてもらいやすくなるのです。また、勤務先によっては、あらかじめ正社員としての雇用を前提としている場合もあります。これを、「紹介予定派遣」といいます。紹介予定派遣では、一定期間働いた後に双方の合意があれば正社員として雇用してもらうことができるのです。必ずしも雇用されるわけではありませんが、勤務先での仕事が認められれば、正社員として契約を結べる可能性も高いでしょう。

 職場が自分に合わないと思えば、直接雇用を結ばずに契約終了することもできるので、ミスマッチも少なくなります。また、派遣会社のスタッフに相談することもできます。キャリアアップのためのアドバイスなどを受けることも可能です。派遣会社によっては、必要な資格取得のための支援制度が用意されている場合もあります。自分のスキルを磨いていきたい、効率よく正社員を目指したいという人にとっては、派遣社員として働くのも良い方法の一つでしょう。

食品製造が未経験なら派遣社員としてスタートしよう!

食品製造が未経験なら派遣社員としてスタートしよう!

 食品加工の仕事が初めてであれば、まずは柔軟な働き方や待遇面がしっかりしている派遣社員として働いてみるのがおすすめです。派遣であれば、時給面や福利厚生面も充実していますし、正社員も目指しやすくなっています。派遣会社にも、職種によって強みや弱みがあります。食品加工の仕事をしたいのなら、製造系の職種を多く揃えているグロップでweb応募してみてはどうでしょうか。

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