TEL0120-700-700

派遣、アルバイト、転職の相談はグロップで

品質管理の業務内容って何?
品質管理検定を取得するためのポイントとは

2019/10/03(木) 配信

品質管理の業務内容って何?品質管理検定を取得するためのポイントとは

 仕事探しをするとき、これまで未経験の分野に挑戦することも選択肢の一つです。そのため、これから仕事を探そうと考えている人のなかには、品質管理業務に興味がある人もいるでしょう。入職後に仕事がしやすくなるためには、ある程度の知識を持っていたほうがよいかもしれません。この記事では、品質管理の業務内容について紹介していきます。

品質管理ってどんな仕事なの?

品質管理ってどんな仕事なの?

 品質管理という言葉を聞いたことがあっても、どんな仕事なのか具体的にイメージしにくい人もいるかもしれません。この段落では、品質管理の業務について紹介します。

品質管理とは
 「品質管理」とは文字通り品質の管理を行うことです。その場所として工場は代表的な存在です。工場でつくる「製品」は「商品」として世の中に出ていきます。そのためには、徹底した品質管理が不可欠です。また、満足のいく製品づくりに欠かせない活動を行っています。工場内の業務のなかでも、重要な役割を担っているといえるでしょう。

 また、品質管理は品質保証の一部という位置づけにあります。品質保証のほうも、その言葉が示す通り、品質を保証するという意味を持っています。品質保証の範囲は広く、製品企画段階から製造に至るまでだけでなく、顧客対応までを担当しています。つまり、お客様に製品(商品)の取扱い方を説明するほか、クレーム処理なども担うのが品質保証です。品質管理は製品づくりが対象ですが、品質保証のほうはそれだけに留まらないことを知っておきましょう。

 なお、品質管理の仕事内容は時代とともに変わってきています。古くは、不良品が市場に出ないように最終検査を行うのが主な役割でした。しかし、いまでは製造現場で不良を出さないために製造工程を管理、問題点の改善を行っています。つまり、製品づくりに対して、より積極的な姿勢で臨んでいるのです。ちなみに、品質管理を行う「品質管理部」は製品づくりを行う「製造部」のサポート的な役割を持っています。



品質管理の業務内容

品質管理の業務内容
 品質管理の業務内容は幅広く、多岐にわたります。品質管理のためには製品の検査は欠かせません。そのためには、検査機器の調整、原材料や製品の検査業務などが必要になってきます。もし、製造工程になんらかの異常が発生した場合は、その原因究明や対策も大事な仕事です。方針管理や工程改善、製造部などへの品質教育の実施も品質管理の業務対象になります。

 また、品質管理部では、QC工程表の作成、維持、管理をはじめ、標準書の作成・更新といった業務も行っています。その一つ、「QC工程表」とは「QC工程図」ともいい、製品づくりに関する全工程の流れを記載した表のことです。こちらの表は、作業工程内の問題点を把握できるなど、さまざまな目的を持っています。また、作業標準表作成時の基準として使用するのをはじめ、作業者への教育テキスト、不良発生時の原因究明などにも使われます。ちなみに「作業標準表」とは作業手順を定めた文書のことをいい、誰が作業をしても同じ製品ができるようにまとめられる点が大きな特徴です。

 ISOの事務局的仕事も品質管理部が行う業務の一つです。「ISO」(国際標準化機構)が重視される背景には、製品の取引などの国際化にともない世界共通の規格が必要になった背景があります。日本には「JIS」(日本工業規格)がありますが、国際的な取引に不便をきたすことも理由の一つです。品質管理部では、このような事務作業も行うことを把握しておきましょう。



品質管理に求められる能力

品質管理に求められる能力
 適材適所という言葉があるように、その部署に求められる能力もでてきます。品質管理を行う部署の場合も例外ではありません。品質管理の仕事に就くためには、必要な能力を把握しておきましょう。

 まず、必要なのは数字の知識です。品質管理の部署では、データを統計的に分析する業務が多々あります。そのため、数字を扱うのに苦手意識を感じる人は、品質管理の仕事は難しいかもしれません。また、統計的な手法について正確に理解できることも大切です。品質管理のために行う検査が有意であり、研究開発部門へのフィードバックにつなげるためにも欠かせない条件といえるでしょう。

 品質管理の仕事には、お客様からのクレーム対策も欠かせません。そのため、お客様への対応はもちろん、各部署との交渉を円滑に行うための交渉力も必要になります。また、受け身の姿勢ではなく、そういった業務に対してリーダーシップを発揮できる人が求められることを知っておきましょう。クレーム対策に留まるのではなく、品質改善・向上に対して積極的に動ける人が望まれます。そのうえで、ネットワーク技術や語学の習得も行いたいところです。IT技術の進化にともない、そういったスキルは必要不可欠ではないでしょうか。

品質管理を徹底するポイント

品質管理を徹底するポイント

 品質管理の業務に就くためには、徹底して行う姿勢が求められます。そのためには、品質管理を徹底するためのポイントを知っておきましょう。この段落では、PDCAサイクルの説明、品質管理に向いている人の特徴についても紹介します。

品質管理におけるPDCAサイクルとは
 品質管理の業務を行うときは、常に緊張して臨む必要があります。品質管理の仕事は製品づくり全般に関与するだけにその責任は重大です。また、品質管理を行う基準となるものの存在も欠かせません。そのためにも、品質管理におけるPDCAサイクルについて把握しておきましょう。

 「PDCAサイクル」は「Plan(計画)」「Do(実施)」「Check(評価)」「Action(対策)」から頭文字を取って名付けられたものです。品質管理の業務においては、これら4つを繰り返して行っています。また、そうすることで品質改善にもつながっていきます。なお、PDCAサイクルを構成する、それぞれの役割は次の通りです。

 ・Plan(計画)
 目標設定、業務計画作成の段階です。それらに必要な情報収集、解決策や計画を立てることも仕事になります。不良品や事故発生時の報告書などからの再発防止策策定、マニュアル作成を行うこともあります。

 ・Do(実施・実行)
 Planで立てた計画を実施する段階です。少しずつ試したうえで、その結果を記録することで次の段階に活用します。策定した再発防止策の実行、マニュアルがある場合は実施の徹底も対象になります。

 ・Check(評価)
 計画に沿って実行できたかを評価する段階です。Planの段階での予想と比較・分析を行い、解決策の有効性を評価します。そのためには、品質管理担当者が動くことが大切です。工場の巡回を日常的に行うことで、改善すべき点を探し出します。

 ・Action(対策・改善)
 実施結果の検討、業務の改善を行う段階です。問題点の改善、不良品発生時の調査なども行います。ミスの原因究明や報告書作成も大事な業務になります。

 なお、PDCAサイクルには終わりがなく、これらの業務を繰り返すことが大事なポイントです。また、工場での製品づくりだけでなく、いろいろなビジネスシーンやプライベートシーンでもPDCAサイクルが活用されています。



品質管理に向いているのはどんな人?

品質管理に向いているのはどんな人?
 品質管理を行うには、PDCAサイクルが重要な役目を持つことがわかりました。しかし、品質管理業務を遂行するためには、担当者の向き・不向きがあることも見逃せません。品質管理には次のような人が望ましいといえるでしょう。

 まず、リスクマネジメント能力に長けた人が求められます。一寸先は闇というように、いつ、どんなことが起きるかわかりません。もし、想定外のできごとが起きても大丈夫なように、入念な対策ができることが不可欠な条件です。そのうえで、常に経過のチェックを行い、問題点を見つけていける視点があることも重要です。

 品質管理担当者に必要なのは、前述したスキルだけではありません。人と接するためには、周囲への細やかな気配りができる人が求められます。また、チームでの作業が必要なことから、適切なリーダーシップがあることも大事なポイントです。製造部など、ほかの部署と良好な関係をつくることにより、業務がスムーズに行えることを知っておきましょう。

品質管理検定(QC検定)とは?

品質管理検定(QC検定)とは?

 品質管理の業務に興味がある人は、その対象を「品質管理検定(QC検定)」にも広げましょう。こちらの資格を取得すると、品質管理や品質保証の仕事に生かすことができます。この段落では、品質管理検定の概要をはじめ、級分けや合格率に関する情報も紹介していきます。

品質管理検定(QC検定)の概要
 「品質管理検定」とは「QC検定」としてもおなじみで、品質管理に関する知識を問うところに大きな特徴があります。日本の企業のほとんどで品質管理が行われており、それを行うためには個人の資質や組織体制が必要になります。しかし、品質管理に関する知識が不可欠なのはいうまでもありません。

 こちらの検定試験は、一般社団法人日本品質管理学会の認定下で、一般社団法人日本規格協会と一般社団法人日本科学技術連盟が主催しています。また、試験の実施は年2回(3月と9月)です。



品質管理検定の級分け

品質管理検定の級分け
 品質管理検定は、1級~4級までに組分けされています。その背景には、企業が求める品質管理、改善を実施するレベルが異なることが関係しています。具体的な組分けは下記の通りです。

 ・1級
 企業内において品質管理部門や技術系部門など、品質管理の仕事をしている人

 ・2級
 品質管理の仕事を専門にしているわけではないが、自分の部署で品質に関わる問題を自ら解決する人

 ・3級
 品質管理の仕事を専門にしているわけではないが、品質管理の手法を理解している人や小規模企業で品質管理に携わっている人、大学生、高専生、工業高校生など

 ・4級
 人材派遣企業などに登録している派遣社員、未経験者、大学生、高専生、高校生など

 このように組分けはありますが、受験資格は各級とも制限がありません。また、どの級からでも受験することができます。ちなみに、試験は1級がマークシートと論述、2~4級はマークシートで実施されることも知っておきましょう。



品質管理検定の合格率

品質管理検定の合格率
 検定試験を受けるときは、どのくらいの人が合格するのか気になる人もいるでしょう。そのため、品質管理検定の受験を検討中のみなさんも、受かりやすいかどうかを確認しておくとよいかもしれません。こちらの検定試験について合格率や推移などには、次のような特徴がみられます。

 2017年9月に実施された品質管理検定(QC検定)の合格率は46.88%でした。第1回(2005年12月)の検定試験の合格率は86.59%のため、検定試験が始まって以来、合格率は下がり続けているようです。ただし、初級に値する4級の合格率は、検定開始以来80~90%前後と高い水準を推移しています。そのため、4級に関しては難易度が高くないことが考えられます。

 ちなみに、4級の組分けに「派遣社員」が含まれる点にも注目されます。働き方の多様化などにより、労働者を取り巻く環境も変化してきました。正社員だけでなく、パートやアルバイト、派遣社員として働く方法もあります。しかし、労働環境が変わっても、検定取得者が優遇されることは間違いありません。派遣社員としての働き方を検討中のみなさんも、これを機に品質管理検定に挑戦してはいかがでしょうか。

品質管理担当者はどこへ就職すれば良いの?

品質管理担当者はどこへ就職すれば良いの?

 品質管理の業務に興味や関心を持つ人は、その知識を深めるために品質管理検定を受ける方法があることがわかりました。品質管理業務の経験を問わず受験できるため、就職や転職に備えて受験しておくのも一案です。そのうえで、就職や転職活動に臨むとよいかもしれません。

 品質管理の業務に就きたいけれど、どのような就職先があるのか把握できない人もいるでしょう。品質管理の業務は多くの企業にありますが、なかでも注目されるのが製造業の工場です。また、自動車業界をはじめ、機械業界、鉄鋼業界、化学業界などでも需要があります。さらに、情報技術産業界や教育機関などで働く道が開けます。仕事探しに際しては、自分が就きたい業界を絞り込むことが大切です。そのうえで、より多くの情報収集を目指してはいかがでしょうか。

 なお、品質管理検定に合格すると「履歴書」に記載することができます。こちらは「品質管理検定○級 合格」と書きます。ちなみに、○の個所は合格した級(1~4級)が該当します。品質管理検定は多くの業界団体が協賛している関係上、評価が高いことが大きな特徴です。仕事探しを有利にするためにも記載することをおすすめします。

品質管理の資格を取得して仕事をしてみよう

品質管理の資格を取得して仕事をしてみよう

 品質管理の仕事に興味がある人は、品質管理検定を受けることでより多くの知識を得ることができます。品質管理の資格を取得する際には、まず向いている人の特徴を理解することが大切です。また、品質管理検定は級分けされているため、自身の実力や経歴などを考慮したうえで資格取得を目指すことが大事なポイントです。そのうえで、品質管理の仕事を始めましょう。

 グロップグループの求人情報サイトGROP WORK STYLEの「品質管理求人一覧」お仕事検索はこちら。