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ハンダ付けって自分でも簡単にできるの?
ハンダ付けの仕事内容も知りたい!

2019/10/03(木) 配信

ハンダ付けって自分でも簡単にできるの?ハンダ付けの仕事内容も知りたい!

 ハンダ付けに挑戦してみたいと興味をもっている人は、簡単にできるような作業なのか気になるでしょう。しかし、普段はあまり目にすることのない電子機器の基盤部分であるため、仕組みがよくわからない人もいます。この記事ではハンダ付けの手順や、ハンダ付けの詳しい仕事内容、作業を行う際の注意点などについて紹介します。

ハンダ付けって何のこと?

ハンダ付けって何のこと?

 ハンダ付けは、金属のパーツ同士を溶接によって接合する技術のことです。ただパーツをつなぎ合わせればよい、ということではなく、正しく接合できなければ家庭で使用している冷蔵庫、エアコンなどの電子機器や自動車などが正しく動かないという問題が起こる可能性があります。また、ふだん利用している飛行機や橋などもハンダ付けの接合技術によるものです。スマホやパソコンなど、生活に欠かせない精密機器についても同様です。

 このように、ハンダ付けは生活をするうえでなくてはならない技術といえます。ハンダ付けはどのように行われているのか、正しい知識を知っておくために具体的な作業内容や特徴などについて詳しく見ていきましょう。



ハンダ付けの特徴

ハンダ付けの特徴
 ハンダ付けの接合技術によって、便利な日常生活がおくれます。しかし、実際にはどのような仕事なのかを身近に見ることはそれほど多くありません。なぜなら、ハンダ付けは工場内で行われるため、工場で仕事をしている人以外はあまり目にする機会がないからです。ハンダ付けは基盤に部品を接合していく仕事です。基本をしっかり学べば未経験からでも挑戦できる仕事なので、モノづくりに興味がある人は挑戦しがいがあるでしょう。

 基盤に部品を接合する仕事は単純作業のようにみえますが、正しく接合できなければ製品が正常に作動しません。そのため、モノづくりの土台を担う重要な仕事です。ハンダ付けされた基盤は、さまざまな電化製品や機械などの内部にあるので見えない部分ではありますが、製品の心臓部にあたる部分をつくるために欠かせない技術といえるでしょう。実際に基盤を裏返してみると、銀色をした金属がたくさんあります。これがハンダ付けをした跡です。



ハンダ付けの作業内容

ハンダ付けの作業内容
 ハンダ付けの作業手順は利き手にハンダゴテを持ち、反対の手でハンダを持ちます。ハンダはスズと鉛などからできている合金で針金のような形をしています。ハンダゴテは先端が熱くなる工具です。ハンダゴテの先端を部品と基盤の接合部分に当てて温めていきます。先端が十分に温まり、熱をもった後に接合に必要な量のハンダを溶かしていきます。ハンダが溶けて基盤と部品がなじむのを確認したあとで、ハンダゴテの先端をはなします。

 ハンダ付けの作業手順はどのような精密機械や電化製品などでも同じです。しかし、製品によって単純作業でできるものから、熟練の技術が必要になる作業まで多岐にわたります。特に精密機器の基盤は顕微鏡のような機器を使いながら慎重にハンダ付けをしなければならないものもあるでしょう。まずは比較的簡単なハンダ付けの仕事から始めてみて、技術や経験を積み重ねていけば複雑なハンダ付けの仕事に挑戦していくことも可能です。経験すればするほど、仕事の幅が広がっていく可能性がある仕事といえます。



ハンダ付けを行う際のポイント

ハンダ付けを行う際のポイント
 ハンダ付けを行う際には、しっかり基盤と部品を接合させなければなりません。接合がうまくいかないと製品に不具合が発生してしまいます。そのため、上手にハンダ付けを行うためにはポイントをおさえることが大切です。まず、大切なポイントのひとつとして温度と時間があげられます。部品の形状や素材によって多少異なりますが、一般的に適正な温度は約250℃で、接合する時間は約3秒間です。短い時間で集中して丁寧に作業する必要があるでしょう。ハンダ付けが未経験の場合、温度が正しくなかったり、接合に時間がかかりすぎたりして失敗の原因になることがほとんどです。しかし、経験を少しずつ積んでいけば、感覚で正しくハンダ付けができるようになります。

 ハンダゴテは接合するために重要な工具なので、こまめにコテ先を掃除しておくことも大切です。また、ハンダゴテのコテ先の形状はすべて同じではありません。部品の形や基盤の素材などによって使い分けをしていくことも大切なポイントといえるでしょう。適切に使い分けができるようになれば、ハンダ付けの上達につながり技術は向上します。また、ハンダゴテの先端は尖っているので、部品と基盤を接合するときに接する面積が少なく熱がうまく伝わらないことがあります。しっかり接合させるためには、ハンダゴテを少し寝かせて使うなど角度をつけることもポイントです。

 そのほかのポイントとしては、ハンダゴテを十分熱してから使用することです。コテが十分熱されていなければ正しく接合できない可能性が高まります。ハンダゴテが適温になるためには最低3〜5分は待ってから使うことを覚えておきましょう。また、ハンダゴテが十分熱されたあとは、ランドと呼ばれる基盤のハンダ付けをする銅色をした部分を5秒くらい時間をかけてコテ先で温めていきます。ランドと部品を接合する部分の温度が適切でなければ、うまく接合できないこともあります。もし、ランドを十分温めてもハンダが溶けない場合は、コテ先が汚れているかもしれません。コテ先が黒や茶色く変色しているときは、ゴミが付着している可能性が高いです。専用のクリーナーとスポンジを使って丁寧にコテ先を掃除してみましょう。それから、ランドを再度温めなおしてみます。

 コテ先に冷たい風があたると温度調節が適切にいかないこともあります。そのため、冷房の効いた場所で作業をするときは、コテ先を冷やさないように工夫することも大切なポイントです。

ハンダ付けの作業や仕事に向いている人

ハンダ付けの作業や仕事に向いている人

 ハンダ付けは細かくて地道な作業の積み重ねです。そのため、ハンダ付けの仕事をしたいと考えたとき、どのような人が向いているのか気になる人もいるでしょう。適性がある人の特徴のひとつとしては手先が器用な人です。なぜなら、ハンダ付けで扱う製品は細かな部品であることが多いからです。限られた時間内で適切に接合していかなければならない仕事なので、細かい作業が苦にならなかったり、むしろ集中力が発揮できて楽しいと感じられたりする人が向いている可能性が高いです。たとえば、プラモデル作りが趣味の人や、小さなアクセサリーを作ることが好きな人などは適性があるといえるでしょう。

 モノづくりをするためには、正確な作業をすることが欠かせません。作業が正確でなければ、製品の不具合や故障が発生しやすくなります。コツコツと目の前にある作業に地道に取り組める人が向いています。さらに、ある程度ハンダ付けの基礎技術が備わってきたら、より難しいものに挑戦したいと向上心がある人も向いているといえるでしょう。自分の技術力が向上していけば、さらに難易度の高い仕事に就ける可能性も高まります。常に技術を磨いていきたいという気持ちで仕事に取り組んでいく姿勢があれば、将来的には収入もアップできるようになるでしょう。

ハンダ付けを失敗しないためには?

ハンダ付けを失敗しないためには?

 確実にハンダ付けを行うためには、ハンダ付けを開始する前に行う処理が重要です。この段落では、ハンダ付けを失敗しないために気を付けておきたい行程のポイントについて紹介します。

ハンダ付けを失敗しないためのポイント
 ハンダ付けを失敗しないためには、前処理を怠らないようにすることが大切です。前処理がしっかりできていないとハンダ付けが正確にできません。重要な行程なので、ポイントをおさえましょう。まず、ハンダ付けが難しいステンレス鋼、アルミニウム合金などの母材にメッキ処理を施します。また、セラミックスなどの素材は直接ハンダ付けができません。そのため、メタライジング処理を行う必要があるでしょう。さらに、ソルダーレジストと呼ばれるハンダ流れ止め剤を塗布することも覚えておきましょう。このように直接ハンダ付けができなかったり、ハンダ付けが困難な母材は数多く存在しています。母材の素材にあわせて正しい前処理を行わなければなりません。

 母材の表面の洗浄を行わないと、ハンダ付けに失敗することがあります。洗浄をする理由は母材に付着した汚れや酸化膜を除去するためです。完全な洗浄ができていなければ、ハンダ付けの行程に欠陥が発生してしまうので注意しましょう。



ハンダ付けをするときに必要な物品

ハンダ付けをするときに必要な物品
 ハンダ付けをするときに必要な物品を作業前にしっかり確認しておきましょう。もし、必要なものがひとつでも足りなければ作業効率に影響を与えますし、仕上がりも不完全になる可能性があります。ハンダゴテやハンダはもちろんですが、プリント基板や工具などを準備します。フラックスや手袋、マスクなどもそろえておきましょう。また、基盤によってはヤニ入りハンダを使うことがあるので、作業にあわせて必要な物品を用意します。



ハンダ付けをするときの注意点

ハンダ付けをするときの注意点
 ハンダ付けの作業のなかにはヤニ入りハンダを使うことがあります。ヤニ入りハンダを使用した作業は熱を伴い、薬品を扱う必要があり安全に作業を行うために室内の安全管理には十分注意しなければなりません。また、ヤニ入りハンダは作業工程で煙が発生します。そのため、作業をするときには作業場所の換気をしっかり行う必要があります。必要に応じて手袋やマスクを使うとよいでしょう。

 ハンダ付けの作業時には部品に熱を帯びることがあるため、うっかり手が触れてしまうとやけどすることもあるので注意が必要です。また、作業しているときに直接部品やプリント基板などを触ってしまうことがあります。その触った手で口を触り、薬品などが入ってしまうと体内に残留薬品が蓄積される可能性があり危険です。このように細心の注意を払って作業しなければならないことも覚えておきましょう。

いもハンダって何のこと?

いもハンダって何のこと?

 本来正しくハンダ付けができていれば、接合部分はゆるやかに山形のように盛り上がり、見た目もきれいに仕上がります。一方で、ハンダ付けに失敗してしまうと接合部分が丸い塊のようになってしまいます。その見た目が芋に似ていることから「いもハンダ」と呼ばれています。ハンダ付けは部品と基盤が正確に接合できていなければなりません。電子部品のリードやランドの母材がしっかり接合されていない状態は不良品であり「いもハンダ」はそのひとつの例です。もし接合に不具合があれば、少しの衝撃や引張りなどの力がかかることにより、接合部分が外れやすくなります。仮に接合部分が外れてしまうと、電気が流れなくなるため製品が機能しなくなってしまうでしょう。

 「いもハンダ」ができないようにするには、原因を知っておくことが大切です。原因のひとつとしてランド部分が十分に温まっていないタイミングでハンダ付けを行ってしまうことがあげられます。また、ハンダゴテで接合するときに時間が短すぎて接続が上手にできなかったことも原因として考えられるでしょう。ハンダゴテの使い方をしっかり練習して「いもハンダ」にならないように気を付けることも大切なポイントです。

ハンダ付けの資格

ハンダ付けの資格

 ハンダ付けは大型機械や精密機器、家電製品をはじめ生活に欠かせないものを動かすために必要な行程です。そのため、ハンダ付けの技術はモノづくりには不可欠といえるでしょう。ハンダ付けの技術を一般に広げるために、初心者向けにもさまざまな検定試験が実施されています。資格取得のために勉強をしておくと正しい行程を学ぶことが可能になるだけでなく、仕事を探すときにも有利に働く可能性もあるでしょう。また、一度身に付けた技術は自分の趣味にも生かせますし、将来の収入面で有利に働くことも十分考えられます。さらに、資格を取得することで希望していた仕事に就ける可能性が広がるため、仕事のやりがいにもつながるでしょう。

 ハンダ付けの資格にはハンダ付け検定、電子機器組立て技能士などがあります。また、日本溶接協会ではマイクロソルダリング技術資格が取得可能です。ハンダ付け検定は日本はんだ付け協会が実施している検定です。受験資格は特になく1級、2級、3級があります。電子機器組立て技能士は特級、1級、2級、3級があり国家資格が取得できます。マイクロソルダリング技術資格はパソコンやスマホなどに含まれる数ミリ単位の部品のハンダ付け技術を行うための資格です。

注意点を理解してハンダ付けの仕事を始めてみよう!

注意点を理解してハンダ付けの仕事を始めてみよう!

 ハンダ付けの仕事に興味があっても実際に目にする機会はそれほど多くないでしょう。また、地道な作業が含まれるため自分にもできるかよくわからないと感じる人もいるかもしれません。しかし、初心者でもハンダ付けは自分自身で練習することができます。作業をするうえで必要な注意点やポイントをしっかり理解してハンダ付けの仕事を始めてみましょう。

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