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危険物取扱者になりたい!
必要な資格や活躍できる職場とは?

2019/08/06(火) 配信

危険物取扱者になりたい!必要な資格や活躍できる職場とは?

 危険物を取り扱う職場とはなんでしょうか?。ガソリンスタンドや石油タンクローリー、ほとんどの研究所や化学工場などでも、何らかの危険物を扱っています。そのような危険物を取り扱うためには、危険物取扱者という国家資格が必要です。そこで、危険物取扱者とはどのような人なのか、資格の種類や特徴は何か、資格があるとどのような職場で活躍できるのか、などを紹介します

危険物取扱者の概要を紹介!

危険物取扱者の概要を紹介!

 危険物取扱者は、消防法で定められている国家資格を有する人のことを指します。消防法では「火災発生のリスクが高い」「火災が発生してしまった場合、拡大のリスクが高い」「火災が発生してしまった場合、消火が難しい」などの物を「危険物」として指定しています。これらの危険物を安全に貯蔵・取扱い・運搬するために、資格を持った危険物取扱者が必要です。
 危険物取扱者を必要とする施設は、一定数以上の危険物を貯蔵している施設などです。たとえば、化学プラントやガソリンスタンド、石油を貯蔵しているタンクや危険物を積んだタンクローリーなどがあります。これらの施設または運搬車などには、危険物取扱者を必ず配置しなければなりません。危険物の正しい扱い方を心得ている人がいることで、危険物を扱う施設などでの思わぬトラブルを回避する目的で配置されます。最終的には、火災の防止・国民の生命・身体及び財産を守るのが、危険物取扱者の仕事です。
 危険物取扱者の業務は取得する資格によって違います。危険物取扱者の資格には甲種・乙種・丙種の3種類があり、それぞれ就ける業務が異なります。後ほど詳しく説明するので概要を簡単に説明すると、甲種はすべての危険物を取り扱える資格です。乙種は1~6類のうち、資格を取得した危険物に対する業務ができます。丙種はガソリン、灯油・軽油・重油など、特定の危険物の取扱いや定期点検ができる資格です。
 日々、科学技術が進歩していくように、危険物にも新たな種類が加わることがあります。そのため、危険物取扱者には資格取得後も、新しい危険物の知識や取扱いの方法などを学ぶために、定期的な受講が必要です。この危険物取扱者の受講義務は、化学工場やガソリンスタンドなどで危険物を取り扱う仕事に従事している人が対象で、3年に1度、保安講習を受けるように定められています。
 危険物取扱者は危険物を取り扱う施設などで必要不可欠な存在です。そのため、危険物取扱者の資格を取得すれば、就職しやすいメリットがあります。また、資格取得手当を出している会社も多いため、年収をアップさせることも可能です。取得する資格によって、就ける仕事はさまざまですが、乙種4類は特に人気のある資格であり、受験者数が突出しています。これはガソリンや軽油・灯油などを取り扱うガソリンスタンドの仕事に就けるからです。
 工場の仕事に就きたいなら、選択肢の幅を広げるために、複数の乙種の資格を取得することが望ましいといえます。また、塗料や有機溶剤を扱う販売所にも危険物取扱者に対する求人があります。ビルのメンテナンス業界に就職するときも、危険物取扱者の資格を持っていると、能力をアピールすることが可能です。大型トラックの運転手と比べて一般的に年収の高いタンクローリー運転手にステップアップするために、危険物取扱者の資格を取得する人もいます。

危険物取扱者資格とは?

危険物取扱者資格とは?

 危険物取扱者資格は、甲種・乙種・丙種の3つに分けられ、それぞれ取扱いができる危険物が違っています。甲種は全種類の危険物を取扱いができるとともに、無資格者が危険物を取り扱う場合の立会いができる資格です。3つの資格のなかで最もレベルが高く、甲種を取得していれば危険物のエキスパートと呼べる存在といえます。対応できる仕事も非常に広く、さまざまな業種の工場などから需要があります。なお、甲種での実務経験が6カ月以上あると、危険物保安監督者になることも可能です。
 乙種はさらに第1~6類に分類されていて、類ごとに取扱いが可能な危険物が異なります。第1類は酸化性固体(塩素酸塩類・過塩素酸塩類・無機過酸化物・亜塩素酸塩類・臭素酸塩類・硝酸塩類・よう素酸塩類・過マンガン酸塩類・重クロム酸塩類など)の取扱いが可能な資格です。第2類は可燃性固体(硫化りん・赤りん・硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウム・引火性固体など)の危険物の取扱いができる資格となっています。第3類は自然発火性物質と禁水性物質(カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルリチウム・黄りんなど)が取り扱える資格です。
 第4類は引火性液体(ガソリン・アルコール類・灯油・軽油・重油・動植物油類など)の危険物が取り扱えます。第5類は自己反応性物質(有機過酸化物・硝酸エステル類・ニトロ化合物・アゾ化合物・ヒドロキシルアミンなど)を取り扱える資格です。第6類は酸化性液体(過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など)の危険物を取り扱えます。資格を取得した類に限って無資格者が危険物を取扱う際の立会いもでき、6カ月以上の実務経験があれば危険物保安監督者を務めることも可能です。なお、甲種を取得するためには、乙種の1~6類すべてを取得後、2年以上の実務経験が必要です。したがって、甲種を目指すなら、乙種の資格取得から始めるのが一般的といえます。
 丙種はガソリン、灯油、軽油、重油など、特定の種類の危険物を取り扱える資格です。甲種や乙種に比べて、取り扱える危険物の種類が少ないのが特徴といえます。また、無資格者に対する立会い業務ができず、危険物保安監督者を務めることもできません。
 危険物取扱者になるには、各都道府県で行われる試験に合格して免状を取得し、有資格者となることが必要です。試験の流れは、まず一般財団法人消防試験研究センターに受験申請(願書申請)をして、次に指定された場所で受験します。その後、郵送で試験結果が送られてきます。合格していれば免状交付申請をしましょう。すると、免状交付が受けられます。
 受験資格は乙種・丙種の場合、年齢・学歴などの条件は特にありません。誰でも受験できます。甲種は乙種の資格を取得してから2年以上の実務経験があるなどの受験条件が必要です。大学で化学に関する学科を修めた場合、修士や博士の学位を取得している場合、なども受験資格を満たします。受験資格の詳細は一般財団法人消防試験研究センターのホームページなどで確認しましょう。
 他の国家試験と違って注意が必要なのは、危険物取扱者の試験日が、全国一律で統一されていないことです。試験日程は都道府県で違うため、よく確認しておきましょう。また、都合のよい試験日程の都道府県で、試験を受けることも可能です。たとえば、東京では月に3~4回ほど試験が実施されているので、タイミングを合わせやすいといえます。試験日は原則的に土日ですが、まれに平日に実施されることもあるようです。
 合格となるのは、試験科目ごとで正答率が60%以上の場合です。いずれの試験においても、禁止事項や取扱いルールなどをしっかり暗記していることが重要です。そのため、地道な勉強をしていれば、誰でも合格しやすいといわれています。もちろん、応用問題として計算問題などが出題されますが、全体の1~3割程度しか出題されません。
 一般財団法人消防試験研究センターの公表データによると、平成30年での甲種の合格率は39.8%、乙種は第4類を除くと66.1~68.3%となっています。第4類は受験者数が多いということもあって、例年合格率が低く、平成30年では39.0%でした。丙種は44.8%です。参考書や問題集を数冊購入すれば、独学で合格することが十分可能といわれています。

危険物取扱者ができる仕事とは?

危険物取扱者ができる仕事とは?

 危険物取扱者ができる仕事は「危険物の取扱い、取扱いの監督」「危険物の保安点検」「危険物を移動輸送する車の運転」の3つに分類できます。「危険物の取扱い、取扱いの監督」は、一定数量以上の危険物を貯蔵したり、取り扱ったりする工場などが主な仕事場です。最も身近なところではガソリンスタンドなどがあり、他にもさまざまな化学工場、石油貯蔵タンクなどで働けます。
 危険物取扱者の仕事には、保守点検や管理もあります。危険物を使用したり、出荷したりする時期まで、安全に保管をしておくことが求められるからです。また、2年以上の実務経験があれば、危険物保安監督者となることも可能です。このような仕事を希望するなら、専門的な分野の危険物の資格より、流通量や社会的な需要が多い危険物の資格を取得したほうがよいとされています。たとえば、ガソリン・灯油・軽油・重油やベンゼンやトルエンの有機溶剤などの危険物の取り扱いは、求人が多い仕事です。そのため、通称「乙4」といわれる乙種第4類、または難易度が高いと考える人の場合は丙種から順に資格取得する人の割合が多いといわれています。また、第3類も高校化学などで扱われるような汎用性の高い危険物が多いのが特徴です。
 「危険物を移動輸送する車の運転」において最も多い仕事は、移動式の貯蔵施設として扱われる石油タンクローリーなどです。石油タンクローリーなど危険物を運搬する場合には、危険物取扱者の配置が義務付けられています。この場合、タンクローリーのドライバーも兼任することも多いのが特徴です。したがって、この場合、危険物取扱者の資格の他に、大型トラック免許やけん引免許も必要となります。石油を運ぶ場合は乙種第4類、他の化学物質の場合は乙種第6類を取得していれば、ほとんどの仕事をカバーできるといわれています。

危険物取扱者が活躍する職場を見てみよう!

危険物取扱者が活躍する職場を見てみよう!

 ガソリンスタンドや化学工場などの危険物を取り扱う職場や、危険物を製造している職場、石油プラントなどの危険物を保管している職場などで活躍しているのが危険物取扱者です。どのような仕事内容なのか、具体的に紹介します。
 ガソリンスタンドは引火性液体についての資格を有する乙種第4類、または丙種の資格を持つ人たちが活躍しています。丙種の場合、立ち会いの資格はないので、実際にガソリンを取り扱う業務をすることになります。乙種第4類の資格を持っていれば、セルフスタンドでの仕事に就くことも可能です。セルフスタンドに危険物取扱者の姿が見えないこともありますが、これはスタンド内のモニター室で客の様子をチェックしているからです。比較的軽作業なので、長期間勤めることができるといえるでしょう。
 危険物取扱者はさまざまな工場においても活躍しています。化学工場には半導体工場、印刷工場、塗料工場、めっき工場、金属精錬工場などがあります。技術職や研究職の人は乙種を持っていることが多く、マネジメント職や工場の責任者などは甲種を取得しているのが一般的です。食品工場は危険物取扱者を必要としないと思うかもしれませんが、規模が大きい施設では、危険物取扱者が働いていることが多いといえます。食品工場は動物油や植物油を扱うことが多いため、乙種第4類の有資格者が求められるからです。また、科学研究所では有機溶媒(アセトン・トルエンなど)や硝酸など、危険物の取扱いが必要不可欠です。こうした研究所でも危険物取扱者が活躍しています。
 他にも、危険物第5類に分類されるニトログリセンを用いてダイナマイトを製造している工場なども、危険物取扱者が安全を守る必要がある施設です。ただし、以前は炭鉱などで爆発物の需要が高かったものの、現在はあまり使われなくなってきたといいます。それでも、爆発物を製造する企業はなくなることはなく、今後も一定の需要が期待できる業種です。石油精製工や石油コンビナートも、石油プラントなどの危険物を保管している工場も、危険物取扱者が働く代表的な職場といえます。
 最後に忘れてはならないのが、消防士という職業です。もっとも、消防士になるためには、危険物取扱者の資格は必要ありません。しかし、消防署員となると危険物乙種1~6類の取得が推奨されることもあるようです。高圧ガスや、毒物・劇物などの危険物による火災現場に向かわなくてはならないため、ある意味で当然ともいえるでしょう。

資格を取って活躍の場を見つけよう!

資格を取って活躍の場を見つけよう!

 危険物取扱者の資格があると、さまざまな職場で働くことができるようになります。幅広い分野の化学工場、研究室、石油貯蔵施設などで危険物取扱者がさまざまな業務をしています。国家資格のなかで危険物取扱者の資格は比較的難易度が低い、といわれているので、まずは丙種から取得を進めてみてはどうでしょうか。危険物取扱者の資格を取って活躍できる職場をぜひ派遣会社の求人サイトで探してみましょう。

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