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フォークリフトの仕事に就きたい!
仕事内容や必要な資格を紹介!

2019/08/06(火) 配信

フォークリフトの仕事に就きたい!仕事内容や必要な資格を紹介!

 フォークリフトはさまざまな現場で活躍するため、とてもニーズが高いです。そのため、フォークリフトを運転できれば、仕事の幅が広がる可能性は高いといえるでしょう。そこで、この記事では、フォークリフトの仕事における主な仕事内容や必要な資格について紹介します。フォークリフトの仕事を考えたことがなかった人でも、意外と「自分に合いそう」と感じるポイントが見つかるかもしれません。

フォークリフトを使う仕事とは?

フォークリフトを使う仕事とは?

 そもそも、フォークリフトとは、アームが2本ついた特殊自動車のことをいいます。特殊自動車とは、家庭などで使われる一般の自動車とは違い、ある特別な目的のために使われる特殊な形状をした自動車のことです。特殊自動車は、走ることや荷物を運ぶことよりも、車両に付けた作業機で「作業を行う」ことが目的となります。作業をするための操作台は、運転席と一緒になっているのが特徴です。特殊自動車の中には「大型」「小型」とありますが、扱うフォークリフトの大きさや最高速度によってどちらかに分類されると考えればいいでしょう。
 フォークリフトのメインとなる仕事は「荷物を運搬すること」で、人の手では運ぶことができない大きなものや重いものを運びます。2本のアームを操作しながら荷物を持ち上げて、指定された場所まで移動させる仕組みです。ほとんどの場合、パレットという台に荷物が載っているので、台と荷物の間にアームを差しこんで持ち上げれば運搬できるようになります。人の力は必要ないので、体力に自信のない人でもフォークリフトを使えば荷物を運ぶことが可能です。
 フォークリフトを使う具体的な仕事として、荷物を工場からトラックへ積み込む作業が考えられます。出荷するために保管されていた荷物を運び出す作業です。それとは逆に、入荷した荷物を運び入れる作業もあります。フォークリフトを使ってトラックから荷物を下ろし、工場などの保管場所まで運ぶのも重要な仕事です。その他にも、フォークリフトを操作し、リストを見ながら荷物を抜き取る「ピッキング」という仕事もあります。また、荷物を入出荷するときの検品や、仕分けといった作業もあり、フォークリフトの仕事の幅はとても広いといえるでしょう。フォークリフトを使う人には、どのようなときにも丁寧さが求められます。作業しているときに荷物を落としたり壊したりしないためにも、大切に扱うことが重要視されているといえるでしょう。
 フォークリフトが活躍する場には、倉庫や工場、物流センターをはじめ、イベント会場、貨物ターミナル、そして港などがあります。フォークリフトを使う人は、これらのどこかで仕事をすることになると考えておけばいいでしょう。フォークリフトは、取り扱う荷物の大きさ・量によって、さまざまな場面で活躍できます。そのため、こぢんまりとした作業所のようなところで仕事をすることもあれば、大規模な現場で仕事をすることも可能です。
 具体的には、家電製品や自動車の部品などを扱っている工場や、たくさんの量の荷物が置かれている倉庫などがあります。物流センターなどで働く場合には、配送業務が主な仕事となってくるでしょう。また、ライブやイベントなどを行う会場において、フォークリフトを使って設営をすることも考えられます。港や貨物ターミナルではフォークリフトでの仕事が安定的に必要とされているため、大きな活躍の場の1つといっていいでしょう。
 フォークリフトの仕事は、「座って運転するタイプ」と「立って運転するタイプ」で作業する環境が異なってきます。座って運転するものであれば、屋外での作業がメインとなることがほとんどです。逆に、立って運転するフォークリフトは屋内での作業が多くなる傾向にあります。これは、立って運転するタイプのほうがコンパクトな造りになっているため、狭い屋内でも作業ができるという利点があるからです。

仕事の勤務形態と給料目安を紹介!

仕事の勤務形態と給料目安を紹介!

 フォークリフトを使う仕事に就く場合、正社員をはじめ契約社員、派遣社員、アルバイトでの勤務が可能となります。勤務形態は、平日の週5日間フルタイムで働くスタイルをはじめ、日雇いや短期間だけの募集をしているところも見つけられるでしょう。そのため、フォークリフトの仕事は自分に合った働きかたを選択しやすいです。また、フォークリフトはニーズのある仕事であるため、正社員登用を前提とした紹介予定派遣も多くあるように、持っていて損のない資格と言えるでしょう。安定的にしっかりとした収入を得ることができます。
 仕事をするときには、内容だけでなく給料についても知っておくことがとても重要です。自分がやっている仕事に対して正当な収入をもらうためには、給料の相場について知識を得ておきましょう。フォークリフトの仕事の年収相場は、だいたい200~350万円といわれています。金額の幅が広くなっているのは、地域やボーナスの有無によって差が出てくるためです。月給では、18~25万円くらいが相場と考えておけばいいでしょう。フォークリフトを操作する仕事の給料は、工場などで必要とされる他の仕事と比べても高い傾向にあるといえます。
 少しでも多くの収入を得たいのであれば、まず、給料相場の高い地域を選んで働くのがポイントといえます。平均時給を見てみると東京が最も高くなっているため、こうした賃金の高い地域を選ぶことが重要です。また、フォークリフトの仕事は、どの時間帯に働くかによっても給料に違いが出てきます。たとえば、仕事内容によっては夜勤が必要になるところもあるため、そうした時間帯に働くことで深夜手当などが付いて給料が高くなるというわけです。
 フォークリフトの仕事は、取り扱う荷物の重量が大きくなるほど給料も高くなる傾向にあります。これは、荷物の重量が大きいほどフォークリフトの操作が難しくなるため、高度な技術や経験が求められるからです。同じフォークリフトの仕事であっても、自分が扱える荷物の重さによって給料が変わってくることは覚えておくといいでしょう。

フォークリフトの運転に必要な資格とは?

フォークリフトの運転に必要な資格とは?

 フォークリフトを運転するためには、資格が必要になってきます。資格は、扱うフォークリフトの最大積載荷重によって異なるので注意しましょう。たとえば、最大積載荷重が1トン未満の場合には、「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」という講習を受ける必要があります。試験などはないので、この講習を受けるだけでフォークリフトが運転できるようになります。ただし、運転できるのは最大積載荷重1トン未満のフォークリフトだけであり、それ以上の大きさのものは運転できないので気を付けましょう。
 この講習は、車の運転免許証がない人でも18歳以上であれば誰でも受講できるのが特徴です。年齢以外は制限がないので、受講しやすいといえるでしょう。大手のフォークリフトメーカーをはじめいろいろな事業所が講習を開催しており、また、一般社団法人などの団体も講習を行っています。そのため、講習を受ける場所は比較的見つけやすいです。内容は、学科と実技が6時間ずつとなっているため、早ければ2日ほどで修了することもできます。
 扱うフォークリフトの最大積載荷重が1トン以上の場合は、「フォークリフト運転技能講習」という講習を受ける必要があります。さらに、運転技能講習の場合には、講習を受けたうえで実技を含む試験に合格しなければなりません。試験に受かると「フォークリフト運転技能講習修了証」というものがもらえます。最大積載荷重1トン未満の講習後にも「特別教育修了証」がもらえますが、名称は異なります。これは、管轄する省庁が違うからであり、こちらの場合は「国家資格」という扱いになるのが特徴です。
 運転技能講習も、18歳以上であれば誰でも受講できるようになっています。ただし、講習が受けられるのは、各都道府県で指定されている教習機関のみとなっているので注意しましょう。講習内容が学科と実技なのは特別教育と同じですが、学科には11時間、実技には24時間の講習が設定されています。実技では、実際にパレットなどを使ってより実践に近づけた環境で学んでいくのが特徴的です。特別教育の4倍の時間が設けられており、しっかりとスキルを身に付けられるようになっています。
 ただし、受講時に取得している免許によっては、科目が免除になることがあるのも運転技能講習の特徴です。自動車免許や大型特殊自動車免許などを持っていれば、その対象になってくるでしょう。また、免許の他にも、指定された期間以上の運転経験を事業主が証明できるものがあれば、それも講習科目免除の対象になります。そのため、一見長いように思える運転技能講習も、人によっては最短2日で受講を修了することが可能です。最長でも、5日あれば取得できると考えていいでしょう。
 費用については、受講時に取得している免許の種類によって違ってきますが、だいたい2~4万円になります。もし、何も免許を所持していない状態であれば、講習費用も高くなると考えましょう。ただし、運転技能講習は教育訓練給付制度の利用が可能であるため、申請すればかかった費用の最大20%(2019年7月時点)が給付されるようになっています。講習を受けるための費用について悩んでいる人は、こうした制度を利用することで自己負担を抑えられるでしょう。
 このように、フォークリフトを運転するためには講習を受けたり試験に合格する必要があります。ただし、最大積載荷重にかかわらず「普通運転免許」を持っていることは必須となるので注意しましょう。講習を受けるにあたって運転免許証は必須ではありませんが、実際に運転するとなると必ず取得する必要があります。

フォークリフトの仕事に向いている人

フォークリフトの仕事に向いている人

 フォークリフトの仕事をするのに向いている人としては、まず、運転することや機械を操作することが好きな人が挙げられます。働く場所によっては、勤務時間中ずっと「フォークリフトに乗りっぱなし」というケースがあるでしょう。そのため、運転することが好きな人であれば、フォークリフトもどんどん上手になっていきます。また、フォークリフトはアームを細かく操作して作業を行うため、機械が好きな人にも向いている仕事です。フォークリフトの操作自体はそれほど難しくないので、機械が好きな人であればすぐにコツをつかんで夢中になれるでしょう。
 常に安全に配慮した行動ができ、落ち着いて丁寧な仕事ができる人もフォークリフトの仕事に向いています。フォークリフトは、大きい荷物や重い荷物など、扱うのに慎重さが求められるものを運ぶことが多いです。場合によっては、高いところにある荷物を扱うこともあるでしょう。また、荷物を運搬するときには周囲に障害物があることも多いため、気が抜けません。重量のあるものを取り扱っている分、ふとした不注意から事故になりかねないです。そのため、周りにしっかりと気を配りながら、丁寧で慎重な作業ができる人にはぴったりの仕事となります。
 正確さとスピード感を追及できることも、フォークリフトの仕事に求められるポイントです。とはいえ、慣れないうちはなかなか難しいかもしれません。しかし、経験を重ねていけばスムーズに作業ができるようになるでしょう。そのため、日頃の業務をこなしながら、「より正確な作業」「よりスピーディーな作業」を追及していけるかが重要となります。フォークリフトの仕事は、自分で工夫をしながら取り組んでいけるような人にはぴったりでしょう。
 フォークリフトに力仕事のイメージがあり、男性が向いていると思う人もいるかもしれません。しかし、フォークリフトは女性にも向いている仕事です。実は、フォークリフトの仕事では自分で荷物を運ぶことはほとんどないといえます。フォークリフトで運ぶためには、荷物をパレットに出す作業などがありますが、これらの作業を担当する人が別にいるケースが多いので、フォークリフトに乗る人が準備をすることはほとんどありません。フォークリフトの仕事で重要なのは、高いスキルや丁寧さ、安全に運転できることです。現場によっては女性を積極的に募集するところもありますので、女性も応募可能です。

資格を取って活躍の場を広げよう!

資格を取って活躍の場を広げよう!

 フォークリフトの仕事には、いろいろな活躍の場があります。フォークリフトを運転するためには講習を受けたり試験に合格したりする必要がありますが、比較的短期間で取得可能です。職場選びの幅を広げるためにも、資格取得を考えてみてはいかがでしょうか。「フォークリフトの仕事に向いている人」に当てはまる人は、男性、女性問わずぜひ派遣求人に応募し、チャレンジしてみてください。

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