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梱包作業が魅力的!
メリット・デメリットや仕事内容を紹介!

2020/01/10(金) 配信

梱包作業が魅力的!メリット・デメリットや仕事内容を紹介!

 物流は現代社会において欠かせないものであり、それを成り立たせる重要な仕事として、梱包作業もいろいろな業界で不可欠となっています。日常生活で梱包をしたことがある人でも、業務としてどのように実施されているのかイメージできない場合もあるでしょう。この記事では、梱包作業の仕事内容を詳しく紹介し、メリットやデメリットなども解説していきます。

梱包作業の基礎知識

梱包作業の基礎知識

 梱包作業の具体的な進め方は業種や職場によって異なりますが、基本的な仕事内容は共通しています。雇用形態なども含めて、基礎知識として知っておいたほうが良いことを紹介するのでチェックしておきましょう。

梱包作業とは?
 製品をダンボールなどに詰めて配送可能な状態にすることを梱包といいます。作業する場所として一般的なのは、製品を造っている工場や保管している倉庫などです。単純に送り出せるようにするだけでなく、配送を安全に実施できる状態に仕上げなければなりません。一口に梱包といってもさまざまな対象製品があり、サイズや形状のバリエーションも豊富であるため、画一的な方法では対応しれきれない場合もあります。扱う製品が次々と変更されるなら、適した方法を適宜模索していくことも大事です。

 梱包自体は、日常生活の中でも行われる作業であり、特に難しいというわけではありません。家族や友人などに送る場合、見栄えなどは気にせずに済ませる人も多いでしょう。しかし、仕事として行う場合は、そのような気楽な取り組み方では不十分といえます。見た目や安全性など、さまざまな観点で不備のない梱包を求められるからです。詰め方などに工夫を要するケースも多く、適切にこなし続けるのは簡単ではないでしょう。届ける相手は取引先の企業や顧客なので、良い印象を与えるためにも、細心の注意を払って丁寧に取り組むことが重要です。また、ネットショッピングを利用する人が増えていることもあり、梱包作業のニーズは増加傾向にあります。



梱包作業の仕事内容

梱包作業の仕事内容
 梱包作業は、製品に合った梱包材を選択することから始まります。代表的な梱包材はダンボールであり、製品の大きさや数量を考慮して適切なサイズを選ぶことが大切です。製品を入れたら、衝撃や圧力による破損を防ぐため、エアパッキンなど弾力性のある緩衝材でしっかりと保護します。ただし、梱包材や緩衝材は製品保護性能が優れているほど、高価であるのが一般的なので注意が必要です。やみもくもに選んで使っていると、コストが跳ね上がってしまう恐れがあります。そのような事態を避けるには、製品の壊れやすさに応じて適切な保護性能のものを選ぶなど、無駄なコストが生じないようにする配慮が重要です。

 緩衝材を入れるときは、配送中に梱包材の中で製品が動かないように配置していきます。広い隙間が残るのは良くありませんが、無理に詰め過ぎると圧力が強くなりすぎるので要注意です。精密機器や陶器のような製品は破損につながる可能性があります。また、梱包材はガムテープで慎重に封をしなければなりません。特に底面に関しては製品の重量がかかるので、ガムテープがはがれて製品が抜け落ちることを防ぐ必要があります。したがって、製品の重量がどの程度であるのか確認したうえで、それに耐えうるように、ガムテープの貼り方などの工夫をすることが大事です。



梱包作業の雇用形態

梱包作業の雇用形態
 雇用形態が多岐にわたることも、梱包作業の特徴の一つです。正社員をはじめとして、派遣社員やパート、アルバイトなど、さまざまな雇用形態の従業員が従事しています。また、夜勤があるケースも見受けられるなど、仕事をする時間帯も職場やシフトによってさまざまです。給与に関しても柔軟であることが多く、一般的な月払いの他に、週払いや日払いを選択できるところも珍しくありません。このように、梱包作業は雇用に関してパターンが豊富であるため、ライフスタイルや経済事情などを考慮して、自分に適した働き方を選ぶことも可能です。

 未経験者が挑戦しやいことも梱包作業の大きな特徴となっています。募集の際に、経験や資格を必須の条件として挙げているところはほとんどありません。作業のマニュアルを提供するなど、たいていの場合は未経験者でもスムーズに働き始められるように配慮されています。また、時期によって仕事の量に波があることも覚えておきましょう。クリスマスやお歳暮、お中元など、贈り物をすることが多いシーズンは繁忙期になります。それらの少し前の時期に、アルバイトなどの募集を普段より盛んに行うところが多くなっています。

梱包作業に含まれることがある業務

梱包作業に含まれることがある業務

 梱包という言葉からイメージしにくい業務も、勤務先によっては梱包作業に含まれている場合があります。以下に紹介する3つの作業はその代表的なものです。

検品作業
 どれだけ配送における安全性を意識して梱包しても、入れた時点ですでに壊れていると意味がありません。封をした時点で不良品かどうか確認できなくなるため、事前に製品の状態をチェックしておくことが非常に重要です。すぐに分かるような破損だけでなく、小さな傷の有無なども調べるのが一般的となっています。これは「検品」と呼ばれる作業で、その作業内容は設備や製品の種類などによってさまざまです。たとえば、ベルトコンベアの前に立って不良品を仕分けたり、手作業で異物が混入していないか確認したりする検品作業があります。菓子類であれば割れや欠けをチェックしなければなりませんし、衣料品なら縫い針やゴミが混じっていないか確かめる必要があります。

 また、目視だけでは不良品かどうか判別できないケースも少なくありません。そのため、家電製品などを検品するときは実際に動作させてみることも多くなっています。指示書の手順どおりに操作した結果、指示書に記されているように動作すれば正常と見なします。さらに、発送する製品や数量に間違いがないか確認することも検品作業の一部です。伝票やリストと照らし合わせながら、記載どおりであることを梱包前に入念に調べなければなりません。



シール貼り作業や仕分け作業

シール貼り作業や仕分け作業
 シール貼りも梱包作業に含まれることが多く、製品を詰める前と後に行うパターンがあります。梱包の前に実施するパターンとしては、製品にパッケージ用のシールや成分表などを貼り付けるのが代表的です。値札やバーコードを貼ることも多いですし、メーカーや商品シリーズのロゴを貼るようなケースもよくあります。製品ごとの事情に合わせて訂正シールなどを貼っておくケースも珍しくありません。一方、梱包の後に行うのは梱包材への配送伝票の貼り付けなどです。印刷面が汚れていたり配送中にはがれたりすると届けられない可能性があるので、貼った後の配送伝票に問題がないか確認することも大事です。

 また、仕分け作業も同様で、梱包の前と後に実施するパターンがあります。梱包の前に行うのは、指定されたルールにもとづいて製品を分類していくというものです。大量のこまかなパーツを分ける場合もあるなど、素早さと確実性が重視される仕事となっています。ミスがあると後の工程に悪影響を及ぼすので、作業中は集中力を持続させなければなりません。梱包の後の仕分け作業もスムーズな発送に欠かせない重要なものです。配送伝票を貼り終った荷物を配送先ごとに分類していきます。



ピッキング作業

ピッキング作業
 梱包する際の準備として、対象となる製品を手元にそろえなければなりません。この作業はピッキングと呼ばれるものであり、梱包作業の担当者自身が行うケースもよくあります。倉庫内を歩いて、注文書に書かれている製品を棚から取ってくるのが一般的です。複数の製品を集める必要があることも多く、手際よく進めていくことがポイントになります。また、移動して取りにいくのではなく、ベルトコンベアを利用する方式になっているところも見受けられます。流れてきた製品のなかから、注文書に書かれているものをピックアップするのです。

 その他にも、屋内だけでなく屋外で行うこともあるなど、職場や扱う製品によっていろいろなケースがあります。同じ職場でも、製品の種類やサイズ、重量に応じて異なる手段で実施されることも多いです。たとえば、大きなインテリアの場合は台車を使ったり、冷凍食品の場合は防寒着を着て取りにいったりします。また、ピッキング作業そのものではなく、ピッキングされた製品が正しいかどうかチェックする作業を任される場合もあるでしょう。一方、1人でピッキングから梱包までの流れをすべて担当する方法を採用している職場もあります。

梱包作業のメリット・デメリット

梱包作業のメリット・デメリット

 応募を検討するにあたり、梱包作業の魅力を知りたいなら、具体的にどのようなメリットがあるのか把握することが大切です。また、事前にデメリットを理解しておけば、働きやすくするための対策を考えられるでしょう。ここでは梱包作業のメリットとデメリットを挙げていきます。

梱包作業のメリット
 特別な資格やスキルがなくても働き始められることが、梱包作業の大きなメリットです。スタート時のハードルが低いうえに、仕事内容を覚えやすいので、多くの場合は短期間で戦力として貢献できるようになります。作業の効率化や正確性の向上などを意識して取り組めば、自分が成長していくことも実感できるでしょう。基本的には個人で作業するため、他の従業員のペースに合わせなくて良いこともメリットの一つです。コミュニケーションが苦手な人でも黙々と作業を進められます。また、個人の成果が分かりやすいため、頑張って多くの作業をすれば、その分だけやりがいを感じられます。

 力仕事は少ないので、腕力や体力に自信がなくても取り組みやすいです。重い製品を梱包することもありますが、基本的にそのような機会は多くありません。小物ばかり担当する勤務先なら、体への負荷はとても小さくて済むでしょう。24時間体制で稼働している工場の倉庫などは、幅広い時間帯から勤務時間を選べるケースがよくあります。そのため、家事や勉強の合間に働くというように、空いた時間を有効活用したい人にもうってつけです。



梱包作業のデメリット

梱包作業のデメリット
 梱包作業の職場は、暑さや寒さが極端で過ごしにくいケースがあります。たとえば、冷蔵庫や冷凍庫がそばにあると、冬は強烈な寒さを感じるかもしれません。また、扱う製品が温度管理が必要な資材や食材などの場合、人間の都合によって空調の設定温度を変えられないこともあるのです。そのような環境の職場の場合は、作業着の下に着るインナーで調整するなどの工夫が必要になります。夏場はこまめに水分を摂取することも重要です。さらに、重い製品を扱ったり立ちっぱなしで作業したりする可能性があることも考慮しておきましょう。

 繁忙期など作業量が多くなる時期は、疲れてきてもなかなか休憩できない場合があります。そのため、帰宅後にゆっくり休んだり休日にリフレッシュしたりするなど、体調管理をしっかり行うことも大切です。また、検品作業をはじめとして、梱包以外の業務も担当しなければならない職場もあります。その場合は作業の種類が増えるので、仕事を覚えるのが苦手な人にとってはデメリットといえるでしょう。具体的な仕事内容を応募前に確認しておくことをおすすめします。

梱包作業をスムーズにこなすコツ

梱包作業をスムーズにこなすコツ

 仕事内容はシンプルであるため、経験を積むことで梱包作業のスキルは着実に向上していきます。そのため、スムーズに行えるようになるためには、できるだけ数をこなすことがポイントです。ただし、焦ると失敗しやすくなるので、落ち着いて丁寧に仕上げる意識も持たなければなりません。また、新人のうちは視野を広げてみることも成長につながります。手際よく梱包している先輩がいるなら、どのような方法で行っているのか観察しましょう。分からないことがあれば、積極的に質問してみるのも効果的です。見ているだけでは習得が難しい技術的なポイントを教えてもらえる可能性があります。

 さらに、職場以外で行う取り組みによる上達も可能です。たとえば、梱包の仕方を紹介している動画や書籍を参考にするという方法があります。イメージトレーニングも有効ですが、自宅にあるいろいろな形状のものを使って練習すると感覚をつかみやすいです。職場と自宅のどちらで梱包する場合でも、作業にかかる時間を測りながら実施することが大事です。どうすれば時間を短縮できるのか検討しながら、手早く終えるための工夫をしていきましょう。また、スキルアップの手段として、工業包装技能士や包装管理士のような梱包に関する資格を取得するという方法もあります。

梱包作業の仕事探しならグロップにお任せ!

梱包作業の仕事探しならグロップにお任せ!

 梱包作業に魅力を感じて応募した人でも、他の作業も命じられるケースは珍しくありません。想定外だったとしても、経験を広げるチャンスになるので、前向きに取り組むようにしましょう。とはいえ、自分の希望する条件にぴったりな仕事を探したいと思う人も多いです。そのように考えているなら、きめ細やかなフォローを期待できる派遣会社「グロップ」を利用すると良いでしょう。

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