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立ち仕事が痩せるって本当?デスクワーク
との比較や効果をアップさせる工夫

2019/12/06(金) 配信

立ち仕事が痩せるって本当?デスクワークとの比較や効果をアップさせる工夫

 日常生活を送る中で無理なく痩せることができれば、ダイエット目的で色々と行動を起こす必要もなく楽です。座り仕事と比べて立ち仕事は体力を多く使うため、痩せやすいといわれています。実際のところ、立ち仕事はダイエットにつながりやすいといえるのでしょうか。ここでは、立ち仕事はダイエットに効果があるのか、またダイエット効果を高めるにはどのような工夫をすればよいのかを紹介します。

立ち仕事は痩せる?

立ち仕事は痩せる?

 立ち仕事は座り仕事と比べて体力を必要とし、心拍数も多くなります。座っているときの心拍数と比べて立っているときの心拍数は1分間あたり10回ほど多いです。心拍数が増えれば消費するカロリーも多くなります。そのため、同じ時間を働くのであれば、座り仕事と比較して立ち仕事はダイエット効果が期待できるといえるでしょう。また、立ち仕事をしている人は座り仕事をしている人と比べて、食後の血糖値が元の状態に戻りやすいです。そのため、立ち仕事は健康面においてもメリットがあるといえます。しかし、立ち仕事をしている人には立ち仕事の人なりの悩みを抱えているケースも少なくありません。仕事内容によっては、座れるのは休憩のときだけという場合もあります。ずっと立ちっぱなしで仕事をすることにより、肉体的な疲労感や脚のむくみに慢性的に悩む人も多いです。さらに、下半身に筋肉がついてしまうことによって、痩せにくい体質になるといわれることもあります。

立ち仕事による消費カロリーは?

立ち仕事による消費カロリーは?

 立ち仕事をすると、どれくらいのカロリーを消費するのでしょうか。ここからは、立ち仕事と座り仕事を比較して詳しく見ていきます。

立ち仕事の消費カロリー
 消費カロリーは、年齢や性別、体重によって異なるため、ひとくくりにして多い少ないということはできません。体重50kgの人を例にした場合、作業を行わない状態でただ立っているだけで1時間あたり約70~80kcalを消費します。1日に8時間立ち仕事で働いたとすれば、約600kcalを消費する計算です。ただ立っていることを想定して計算しても約600kcalとなるため、工場などでの立ち仕事は消費カロリーが多いといえます。立ち仕事といっても、動き回る距離や頻度、身体にかかる負荷などはさまざまです。例えば、スーパーのレジ打ち業務のように同じ場所にとどまって仕事をする場合もありますが、接客業や重いものを持ち運ぶ仕事もあります。接客業で歩き回ることが多い場合や重いものを持ち運ぶ場合は、あまり動き回らない仕事と比べて消費カロリーはさらに多いです。



デスクワークとの比較

デスクワークとの比較
 立ち仕事の場合と同じ条件、体重50kgの人で想定して計算した場合、1時間デスクワークをしたときの消費カロリーは40~50kcalです。座っているだけでもカロリーはそれなりに消費します。立ち仕事とデスクワークの消費カロリーの差は、1時間あたり約30kcaです。1時間あたりの消費カロリーだけを考えるとそれほど差は大きくないように感じられるかもしれません。ですが、仕事は毎日継続的に行うため、日数や年数が積み重なれば大きな差になります。人が1kg痩せるためには、年齢や性別により一概にはいえないものの、約7000kcalを消費しなければなりません。仮にデスクワークだった人が立ち仕事に変えた場合、約233日働けば1kg痩せられると言われている約7000kcalを理論上では消費できることになります。

立ち仕事ダイエットのメリット

立ち仕事ダイエットのメリット

 デスクワークよりも消費カロリーの多い立ち仕事をすることでダイエット効果も期待できそうです。ここからは、立ち仕事ダイエットにはどのようなメリットがあるのかを紹介します。

無理なく痩せられる
 ダイエットを成功させるためには、一時的に痩せるために行動を起こすのではなく、痩せやすいとされる行動を継続して実践していくことがポイントです。一時的に急激に痩せるとリバウンドしたり健康を損ねたりするケースも少なくありません。その点、立ち仕事は毎日継続して行うため、自分でも気が付かないうちにカロリーを消費して自然と痩せやすくなります。ダイエットを意識して仕事とは別にそのためだけに何か行動を起こすのはなかなか大変です。

 また、痩せなければという気負いが心理的な負担になったり、努力をしても結果になかなかつながらなかったりするとストレスになる可能性があります。しかし、立ち仕事ダイエットなら仕事をすることでダイエットになるため、一石二鳥だといえるでしょう。仕事をしながらスリムなボディを目指せる「ながらダイエット」だともいえます。そのため、ダイエット目的で何かに取り組むのと比べて辛さを感じにくいです。ダイエットがストレスになりがちな人や気負ってしまう人には、このダイエット法は向いているといえるでしょう。



姿勢も意識しながら痩せられる

姿勢も意識しながら痩せられる
 立ち仕事は消費カロリーが多いからといって、無条件に痩せられるわけではありません。立ち仕事でダイエットを目指すなら、姿勢に気を付けることもポイントです。立っているときの姿勢が悪いと、腰や膝に負担がかかって痛みが出てくることがあったり、さまざまな病気の原因になったりすることがあります。また、姿勢の悪さはダイエットの妨げになる可能性もあるのです。立ち仕事でダイエット効果を期待するなら、背筋をピンと伸ばして、頭は天井に引っ張られるように伸ばし、胸を張ってあごを引いて立つことを意識すると良いでしょう。姿勢良く立つことで血液やリンパの流れもスムーズになり、代謝も良くなるため痩せやすい体質になることが期待できます。また、立ち姿がきれいだと年齢よりも若々しく見えることも嬉しいポイントの1つであるといえるでしょう。



工夫してさらに効果アップ

工夫してさらに効果アップ
 座っているときと比べて立っているだけでも消費カロリーは多くなるため、立ち仕事はダイエットをしたい人には魅力的であるといえるでしょう。そのうえ、さらに工夫をすることで、よりダイエット効果を高めることが期待できます。ダイエットを成功させるには、摂取カロリーよりも消費カロリーを増やすことがポイントです。立ち仕事をしているからといって好きなものを暴飲暴食していると、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多くなり痩せられません。何を食べればよいのかを考えたりダイエットに関する知識を増やして意識を高めたりすることは、ダイエットを成功させるポイントの1つです。次の段落では、立ち仕事のダイエット効果を上げるために行うとよい方法について解説します。

立ち仕事ダイエットの効果をアップさせる工夫

立ち仕事ダイエットの効果をアップさせる工夫

 ここでは、立ち仕事ダイエットの効果をさらに高めるにはどのような工夫をすればよいのかについて解説します。

ストッキングや靴を工夫する
 立ち仕事をする際に引き締め効果があるとされる下着を着用することでもダイエット効果の増進が期待できます。加圧ストッキングは、履くことによって脚のむくみを軽減し、ほっそりとした脚を目指すことが期待されているストッキングです。また、加圧下着は、一般的な下着と比べて身体へのフィット感が高く、姿勢矯正や体型の維持を目的として作られています。これらのストッキングや下着は洋服の下に着用するため、仕事を行ううえでも支障が出にくいです。また、仕事中に履く靴は普通の靴ではなく、シェイプアップサンダルやヒールの高い靴などを選ぶとよいでしょう。これらの靴を履くことにより脚に負荷がかかるため、筋肉も鍛えられて引き締まった脚になることが期待できます。



つま先立ちを取り入れる

つま先立ちを取り入れる
 仕事中にも簡単にできるエクササイズを取り入れることで、むくみ知らずのすっきりした脚を目指すことが期待できます。まずは、正しい姿勢で立つことがポイントです。猫背で立っていると骨盤がゆがんで内臓の位置もずれてしまうため、血行が悪くなり代謝も落ちてしまいます。代謝が落ちてしまうと同じ動きをしていても消費カロリーが少なくなるため、太りやすくなってしまうのです。正しい姿勢で立った状態からかかとを上げてつま先立ちになり、そのままの状態で30秒ほどキープしましょう。つま先立ちになることでふくらはぎや太ももの内側が鍛えられるため、お尻の筋肉も鍛えられてヒップアップ効果があります。また、血流も良くなるため新陳代謝も良くなり、むくみにくい脚を作ることが可能です。仕事の合間や休憩中など、思い立ったときに時々つま先立ちになってみるとよいでしょう。



腰ひねりストレッチをする

腰ひねりストレッチをする
 立ち仕事を長時間行っていると、疲れがたまってきて知らず知らずのうちに呼吸が浅くなってしまいがちです。そんなときは、意識的に深呼吸を行ってみましょう。深呼吸を行うことによって、体内に新しい酸素を多く取り入れることができます。緊張してカチカチに固まった筋肉もほぐすことができ、精神的にも開放されてリラックスすることが可能です。また、深呼吸を行うことにより血行が良くなり代謝もアップします。代謝がアップすれば同じ動きをしていても消費カロリーが多くなるため、痩せやすい身体になるのです。深呼吸は仕事をしている最中でも仕事の邪魔になることなく行うことができます。特別な道具や場所も必要としないため、いつでも気軽に行えることもメリットです。

立ち仕事ダイエットのポイント

立ち仕事ダイエットのポイント

 立ち仕事をしながらダイエットするにはいくつかのポイントがあります。ここでは、立ち仕事ダイエットをする際に気を付けたいことについて解説します。

マッサージやケアを忘れずに行う
 立ち仕事はデスクワークと比べてカロリー消費が多く、ダイエットしやすいといわれる反面、脚のむくみなどの悩みを抱える人も少なくありません。長時間にわたって立ちっぱなしで仕事をすることにより、脚の疲れを感じる人も多いです。脚の疲れやむくみを感じた場合、そのままにしておくのは良くありません。脚の疲れを感じたときは膝の裏を押すと効果的です。膝の裏にはリンパ節があるため、ここに刺激を与えることでリンパが流れやすくなり、たまった老廃物や水分を押し流すことが期待できます。また、ぬるめのお風呂に浸かることは血流を良くし、疲れを取るためにも効果的です。お風呂の中で脚をマッサージすると、リラックス効果もあります。それでも脚の疲れが取れない場合は、クッションやタオルなどを使って脚の位置を高くして寝てみましょう。



仕事に支障が出ない範囲で行う

仕事に支障が出ない範囲で行う
 立ち仕事ダイエットは、立ち仕事をしながらダイエットも目指せる「ながらダイエット」である点が魅力ですが、仕事に支障が出ないようにすることがポイントです。いくら場所を取らないとはいえ、つま先立ちや腰ひねりストレッチをあまり大っぴらに行ってしまうと、時と場合によっては周りからひんしゅくを買ってしまうこともあるでしょう。また、それらを行うことで自分自身が仕事に集中できなくては本末転倒です。なるべく休憩時間か空き時間などに行うようにして、仕事中は仕事に集中するなど、影響を及ぼさないようにする必要があります。



軽い運動を取り入れるのもアリ

軽い運動を取り入れるのもアリ
 立ち仕事は仕事内容にもよりますが、デスクワークなど座ってできる仕事と比べて脚の疲れを感じやすいです。立ちっぱなしの状態では血行も悪くなり、脚に大きな負担がかかります。特に一箇所に立ちっぱなしの仕事をする場合は、歩き回ることが多い仕事と比べて身体も固まりがちです。身体が固まると、脚だけでなく肩こりなども出てくる可能性があるため、軽い運動を取り入れてみると身体がほぐれて楽になります。通勤時に1駅分手前で降りて歩いてみたり、仕事が休みの日に軽くジョギングしたりする方法なら手軽です。運動することで血流も良くなりますし、消費カロリーも増えるため、ダイエット効果も期待できます。また、運動すると汗とともに老廃物も流れていくため身体がすっきりするだけでなく精神的なリフレッシュ効果もあるなど、メリットは多いです。

立ち仕事をうまく利用してダイエットを成功させよう!

立ち仕事をうまく利用してダイエットを成功させよう!

 立ち仕事はデスクワークなど座ってできる仕事と比べて体力を使うことが多いため、消費カロリーも多くダイエットに一定の効果を期待できます。また、普通に立ち仕事をするだけでなく今回紹介してきたさまざまな工夫を行うことで、より効果的なダイエットを目指すことが可能です。立ち仕事をしてみたいと考えているなら、web応募をしてみてはいかがでしょうか。

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